ハッピー ¥0

2006年9月18日 読書
買ったのは「欲望という名の電車」だけど
カバー表示させたかったから
青い斑点の場所が違うだけのこちらをチョーイス

ブックオフで50円割引券を使って55円
200冊買っても11000円ですよ奥さん
ラブホに一晩宿泊して異性との濃密な時間を過ごすか
濃密な擬似人生経験を豊富に摂取するか
価値観と選択はそれぞれで優劣なんて無いけど

ところで新潮文庫のカバーデザインはセンスが出鱈目に良い
(前にも同じこと書いた?)
表紙だけで55円払っていい

文学にのめり込む人間は幸せに決して辿り着かない
っていうのが持論で
人間は誰もが必ずしも自分の幸せを願うわけではない
っていうのも持論
人は自分に対して無意識に幸福の自己規制をして
良い方向に進みすぎるのを制限するらしい

昨日ライブハウスの前のベンチで
ポール・オースター「孤独の発明」(105円)を読むのを止めて
物事の価値について考えていた

ともあれ
あらゆる価格が全て0になったとき
人は何を求めるんだろうか
そして気付くんだろう
求める(買う)ことでは満足することができないことを
これは仮定(もしくは希望観測だけど)
与える(売る)ことで満たされるだろう

値段が付いているから欲しくなるのは
資本主義の見えない根本的な問題だと思う
禁止(価格)されていることをしたくなる
強制(労働)されていることはしたくない

もちろんこれは側面の片側だけでフェアじゃない
価格の付いた世界はとても便利で魅力的だ
それでも同時に上に書いた通り僕達は不自由だ
 
 
 
 
 
沢山楽しい遊びを発明しよう
それが価格を得た世界に対する最高の復讐だから

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