2007年4月28日 日常
どっかいったはずの春が気紛れにやってきて
眼を瞑って頑なに閉じている僕を
骨が折れちゃうくらいぎゅっと強く抱きしめて
それでも瞼を降ろしたままの泣きそうな顔の僕の頭を
ガラスの糸に触れるように撫ぜてゆっくりと消えた

真っ暗だったけど不思議と僕が感じ取ったのは
彼は一生に一度も見れないような笑みをして霧になったこと

虹色の雨が瞼の間から流れ出して
暖かなそれを舐めた僕はゆっくりと眼を開いた

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