Fine Romace Draft 3
2009年10月3日 コミューンと記録メモと書くこと作文。練習。ウォーミングアップ。
文章を書く。書く。
小説のなかで沢山の情報を書く。
SFを読んでいる。『アッチェレランド』
近未来。情報のインターフェースの進化。神経領域への介入。
文章を読んでいると知らない固有名詞が沢山出てくる。
難しい文章を解読しようとする感覚は、5年くらいまえに『マネーマスターズ列伝』という投資の専門書籍を読んだときと同じだ。
理解できないにも関わらず、断片から理解できる情報が、理解を求めるモチベーションに僕をつなげる。
SF小説はは他の小説を読む時とは頭を使う部分が違う。それは、例えば、ストーリーで人を引き込んでいくときの、映像が簡単に頭に浮かんで、ぐいぐい夢中になるのとは違う。
まず、言葉への理解があって、それから、キャラクタや世界をすこしずつ理解させることができる。
それこそが、僕の書くSF(ほかのSFとは違うだろう)との違いだ。単語をわざわざ説明せず、既存の専門用語をちりばめる。
これは、オタク的だ。
理解できるひとには理解できる。そして理解できるひとにとっては、理解は容易で、映像は澄み渡る。反対に、その用語を理解できないひとにとっては、SFは不鮮明で雑音(のように聞こえる)だらけの文章になる。
それがSFだ。
文章を理解できるのは単語が理解できるからだ。もしくは、推測が可能だからだ。
ひとつひとつの言葉を辞書を引くことによって、どうにかすれば(とても手間をかけて)未知の言葉を理解できる。
記憶を思い出せた。
僕は小説の材料を書かずにしていたせいで、失っていたけれど、やっと思い出すことができた。
思い出した場所は、青山ファイで、僕と女の子は踊っていた。
最初から、彼女が僕を目当てにしていたのは分かった。彼女は僕に笑いかけた。なんども手が当たって、ぴりぴりと感電したみたいだった。
彼女が僕に笑いかける。そして僕は彼女に微笑み返す。何度も何度も彼女と目線と、手のふれあいだけで気持ちを通わせようとした。
そのときに、僕はふと小説のアイディアを思い付いた。
それについて、このあと書く。アイディアを思い付くのはできたのは久しぶりだった。なぜなら、僕は小説を書くことに少し飽きていたからだ。
『Fine Romance Complex』とでも言えばいいだろうか。意識している時も、無意識の時も、僕は小説のことばかりを考えている、という時期ではなくなっていた。
ほかのことに没頭すれば、小説を書く意欲は戻ってくるのは分かっていたけれど、誰かからの要求(もしくは自分が勝手に作り出した要求)のせいで、あと10回分に対して焦っていた。
なにしろ、2年間もこの小説に取り組んでいるのだ。そろそろ、20代の2年間を費やした小説が、完成されるまでに、それが完成すれば、もっと前へ進めるのに、失われていくチャンスが僕を焦らせるのだ。
ともあれ、この小説はまだ完成していない。
complex
精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象の複合と定義され、抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。
文章を書く。書く。
小説のなかで沢山の情報を書く。
SFを読んでいる。『アッチェレランド』
近未来。情報のインターフェースの進化。神経領域への介入。
文章を読んでいると知らない固有名詞が沢山出てくる。
難しい文章を解読しようとする感覚は、5年くらいまえに『マネーマスターズ列伝』という投資の専門書籍を読んだときと同じだ。
理解できないにも関わらず、断片から理解できる情報が、理解を求めるモチベーションに僕をつなげる。
SF小説はは他の小説を読む時とは頭を使う部分が違う。それは、例えば、ストーリーで人を引き込んでいくときの、映像が簡単に頭に浮かんで、ぐいぐい夢中になるのとは違う。
まず、言葉への理解があって、それから、キャラクタや世界をすこしずつ理解させることができる。
それこそが、僕の書くSF(ほかのSFとは違うだろう)との違いだ。単語をわざわざ説明せず、既存の専門用語をちりばめる。
これは、オタク的だ。
理解できるひとには理解できる。そして理解できるひとにとっては、理解は容易で、映像は澄み渡る。反対に、その用語を理解できないひとにとっては、SFは不鮮明で雑音(のように聞こえる)だらけの文章になる。
それがSFだ。
文章を理解できるのは単語が理解できるからだ。もしくは、推測が可能だからだ。
ひとつひとつの言葉を辞書を引くことによって、どうにかすれば(とても手間をかけて)未知の言葉を理解できる。
記憶を思い出せた。
僕は小説の材料を書かずにしていたせいで、失っていたけれど、やっと思い出すことができた。
思い出した場所は、青山ファイで、僕と女の子は踊っていた。
最初から、彼女が僕を目当てにしていたのは分かった。彼女は僕に笑いかけた。なんども手が当たって、ぴりぴりと感電したみたいだった。
彼女が僕に笑いかける。そして僕は彼女に微笑み返す。何度も何度も彼女と目線と、手のふれあいだけで気持ちを通わせようとした。
そのときに、僕はふと小説のアイディアを思い付いた。
それについて、このあと書く。アイディアを思い付くのはできたのは久しぶりだった。なぜなら、僕は小説を書くことに少し飽きていたからだ。
『Fine Romance Complex』とでも言えばいいだろうか。意識している時も、無意識の時も、僕は小説のことばかりを考えている、という時期ではなくなっていた。
ほかのことに没頭すれば、小説を書く意欲は戻ってくるのは分かっていたけれど、誰かからの要求(もしくは自分が勝手に作り出した要求)のせいで、あと10回分に対して焦っていた。
なにしろ、2年間もこの小説に取り組んでいるのだ。そろそろ、20代の2年間を費やした小説が、完成されるまでに、それが完成すれば、もっと前へ進めるのに、失われていくチャンスが僕を焦らせるのだ。
ともあれ、この小説はまだ完成していない。
complex
精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象の複合と定義され、抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。
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