お菓子と麦酒

2010年1月17日 読書
三谷幸喜的な、言葉で説明のつく可笑しみ(not狂った感じのない)とか、そういうのを観るたびに、あぁうまいなぁ、って思うんだけど、モームの小説もそれがあって、勉強になる、なんて有り難がりつつも引っ張られて物語に引き込まれた。
『月と六ペンス』といい、この作家はたぶん芸術家(自分を理解してもらうために創作する)ではなくて、作家的な作家(しかも商業的な(侮蔑的なニュアンスは全く無い。むしろその逆。))だし、見習うことが多すぎる。なるほど、そうやればいいのか、ってなる。

物語の快楽を分かってる作家。

(たぶんそれは舞台を沢山観てきて培ったものだろう。僕には残念ながら今まで縁がなかった。)

と、思いきや、この小説の途中で感情に振りきれた文章(しかもその作家の個人的な)を書いていて、そんな小説を書くことはないって思い込んでたんだけど、それを狙って書いたのか、それとも感覚的に作ったのかが気になった。

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