友達と『1Q84』上巻と交換して読了

自分が本を読み直さない人間なので、ミステリが繋がってるのは分かるんだけど、具体的にどう繋がってるのかを頭で中で再構築するのができない。で、読み直したりはしない。

それと、最近レイモンド・チャンドラーの作品を短編3冊と『プレイバック』を読んだんだけど、繋がってるのは分かるんだけど、あれ?どうだったっけ?まぁいいや。みたいな感じになるので、あまり好みじゃないんですねー。(チャンドラーも含めた推理小説が。だいたい『プレイバック』のトリックは無理がありすぎる。っていうか、推理小説のトリックってみんなあんなもんなのか。)
もっと直線的な物語のほうがいいんだろうなー、っていう。


で、伊坂幸太郎をいまいち好きになれない理由なんだけど、たぶん(その芸術がなぜ良いのかを特定するのは難しい。料理を食べるだけで調理方法や材料を推定するようなことだ。)、まず、登場人物の単純過ぎるからだと思った。

強い立場の悪いやつが悪いことをして、善良(と登場本人と読者は思い込んでいる)だけど弱い正義の立ち位置にいる人間が苦難のすえに悪いやつに勝つ。そんな小説は犬にでも食わせておけばいいと思う。
いや、そんな小説を読んで満たされる人間が犬に食われればいいのだ。別に小説家に罪はない。ミステリ小説を書いた小説家が、僕みたいなミステリが苦手な(小説を読むのに頭を使うのが苦手な)読者に責任を持たないでいいのと同じだ。彼は喉の乾いた人達に水を売っただけだ。

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