『Modern Bohemian 3』
マリナと話が盛り上がったところで、彼女の携帯にメールが届いて、彼女は振り向くと、そこにいたはずの、僕の連れの男と話をしていたはずのマリナの連れがいなくなって、僕の連れの男だけが残っていた。連れの男は普段mixiで釣った女の子と寝たりしてるからか、そこまで本気にならなかったのか、それとも単に眠かった(そこに来たときから寝かけていた)のか、ぼんやりとこっちを眺めていた。(「彼氏の話とか聞いて相談受けてた」とあとで彼はいった。)
マリナの作ったメールが一瞬見えて、そこには「そっちどう?」と書いてあった。僕は彼女に「こっちは最高。先に帰ってていいよ。って送りなよ。」って言いたくなったが、言わなかった。言っておけばよかったと今思っている。彼女はメールを返したあと、少し迷ってから僕に「友達探してくるね」と言って、僕は「ここにいるからまた来て。」と応えた。連絡先は交換しなかった。僕は馬鹿だ。でも、だからといって、そこで強引に次会う約束や連絡先の交換をしようとしても、うまくいかないのは目に見えていた。そういうのと同じような場面(1.可愛い女の子と良い雰囲気になる 2.連れの男のほうと話してる女の子が不満そうな顔をする 3.連れの女の子が僕と話してる女の子を連れてどっかにいってしまう 4.あとでなんとか交換できたメールアドレス宛てにメールを送っても返ってこない)にそれまで10回くらい遭遇して、全部うまくいかなかったからだ。
そのあと彼女には一度も会ってない。だから『Modern Bohemian 2』の最初に書いた、そのあとのデートは創作だ。
ともかく、彼女はいなくなった。チャンスが目の前を通り過ぎて、消えた。僕は連れの男とマリナの連れの女に何か文句を言いいたくなったけど、そんなことしたってしょうがない(「だいたいこういうところ来る女って、どっちかがノリノリで、残りがストッパーだって。」と彼はあまり申し訳なさそうに僕に言った)。僕が求めたのは大それたことじゃない。首尾よく綺麗な女の子(その女の子だって求めていたように)と一発やることだけだった。くそ。くそっれだ。

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