そういえば感想書いてなかったなって思ったんだけど、あえて、明らかに思いやりを捨てて書くなら、これ、あんまり面白くなかった。とはいっても、この作者のなかでは、ってだけで、世の中のほとんどの小説に比べればまだこっちのほうが軍配が上がるレベルの面白くなさ。
で、生産的なこと多少書いとくと、『虐殺器官』と比較すると、まず、無駄な文章が多い。それと殺陣が少ない。あと、作者の軍事オタクで裏打ちされてたのが前作だったけど、そういう小道具・大道具が少なかった気がする。話の進むペースも虐殺器官のほうが多少速かった。
死にかけてる人間が書いた小説として読むと、読んでいて作品の奥行きがずっと広がる。
あと、生きてたら書かれてた歴史改変SFのフランケンシュタインの小説読みたい。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=XAs41enoVrA
代わりに、俺が、死者の脳を再生して、思考を再生する装置のSFを書くか。

つか、伊藤計劃の十八番の、最後に世界をひっくり返す設定と、その世界を形作る哲学とその景色っていう手法は真似したい。

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