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yanaka ‏@yanaka 1h

そんな感傷的な気持ちも頭をローションまみれのディルドで殴られて終わった。「ちょっと!(笑)」俺ははディルド片手に全裸で滅茶苦茶笑ってるSに言った。「ごめんごめん!」そう言うSの後ろでAとBも笑ってる。「罰ゲームで」Sは笑ってた。 52
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yanaka ‏@yanaka 1h

20才そこそこの女の子3人が酔っ払って俺のベッドに座って待ってて彼らは打ち解けて許しあってただただ親密でいて、その3人のため俺は夜中にチャーハンを半裸で作っている。馬鹿げているが俺はたぶん死の直前にヘドロだらけの記憶の中からこの記憶を引き上げるだろう。 51
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yanaka ‏@yanaka 1h

その笑い声を聞いたその瞬間、何かデジャヴュのような、決定的な感情が俺の頭、胸、いや、全身を貫いた。懐かしいような悲しいような、だが決して不快ではない。だいぶ酔った夜中によく感じるあれだ。全ての物事が過ぎては戻らない。あの感覚だ。 50
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yanaka ‏@yanaka 1h

下着にパーカーを羽織ってた俺はその格好のままキッチンに行った。戻ってきたときにSが犯されたあとじゃなきゃいいが。冷凍してた米をレンジで解凍。平行してフライパンに油をひく。賞味期限が2日過ぎかけた卵を溶いて、ネギとキムチを刻む。笑い声が聞こえる。 49
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yanaka ‏@yanaka 1h

「生物学的興味についてのフィールドワーク」Aは誰となく言った。「フィールドワークしよ」Bは言った。「とりあえずみんなベッドに座りなよ。なんか作るよ」俺は3人に言った。俺も含めて全員だいぶ酔っていた。みんなどうなっても構わないって感じだった。 48
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yanaka ‏@yanaka 1h

俺はどうなんだって?AとBにこんな男だったら抱かれたいってその理想を言ったら、「そんな男わたしだって抱かれたいわ!」「馬鹿かよ」とAとBは俺に言った。気の強い女の子は本当に最高だ。 47
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yanaka ‏@yanaka 1h

本当に大したことじゃない。みんなが知らないだけで世の中には本当に沢山のゲイ、バイ、ホモ、レズがいる。彼らは彼らだけに通じる沢山の符合や文化を持っている。それに気づかないのはストレートの人たちだけだ。彼らは別に隠れているわけじゃない。気づかないだけだ。 46
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「それは生殖活動への生物学的興味?」俺はSに聞いた。Sは少し顔を赤くした。「飲みながら話さない?」俺はSに言いながらさっきまでの飲みかけのビールを渡した。「たいしたことじゃない」と俺は言った。 45
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「あなた達っていつもこんなことしてるの?」Sは聞いた。「こんなことって?」俺は聞いた。「3人で裸で遊ぶのとか」Sは身体を隠しながらAとBの身体をチラ見した。AとBはそれが何?って感じで酒をあおった。二人がSの身体を舐めるように見るのはわざとだろう。 44
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「あなたもバイセクシャルなの?」Sは俺に言った。それは後半について認めて言ったが、前半についてとやかく言うのは野暮だと思って肩をすくめた。「怒る気持ちはよく分かるよ」俺は言った。「ごめんね」「怒ってもいいよ」AとBが言った。 41
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「いや、ごめん、うそ、今日のこれは2人が俺に仕掛けた」俺は言い直した。「それともう一つ、君はさっき聞いたみたいに男の部屋に入るのは初めてってわけじゃない。そうでしょ?それにこの2人はバイセクシャルで色々遊び回ってる。正直に言うよ。俺だってそうだ」 40
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yanaka ‏@yanaka 1h

「だろ?」俺は2人に聞いた。2人は俺に向かって凶悪そうな表情をした。Aは中指を突き立てて、Bは親指を首元で横に引いた。車は燃えながら港に突っ込んで、なぜか俺だけが翌日の夜まで拘留された。ローンを組んだばかりの新車だった。 39
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yanaka ‏@yanaka 1h

「まず最初にはっきりさせたいことがある。これは俺が仕掛けたわけじゃない。2人が君に仕掛けた。でも悪意があるわけじゃない。この前なんて俺は2人に車を燃やされたりしたけど、幸い燃えたのは車で俺は燃えなかった。それだって2人に悪意があったってわけじゃない」 38
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yanaka ‏@yanaka 1h

俺の聞き間違いじゃなければその時Sは軽く舌打ちをした。気が強い女の子は大好きだ。「ちょっと弁解させて」俺はSに言った。Sは腕を組んだ。その仕草が可愛いと思ったがSには伝えなかった。 37
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「この2人は?」俺が紹介する前にSが聞いた。気が強い女の子は好みだ。「この2人は、女友達」俺は言った。「じゃああれは?!」Sは俺に聞いた。「あれは、ディルド」Aが言った。Bと俺は笑ったがSは笑わなかった。そういう冗談が好きじゃないんだろう。 36
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「確かにそれはそうだけど、今日はあのこがゲスト」俺は2人に言った。巣から出てきたって感じで2人はクローゼットを抜け出した。2人とも完全に裸で完全に酔ってた。「このこはS」俺は2人に紹介した。Sは服を着ながら会釈をした。いかなる場合も礼儀正しい。いい子だと思った。 35
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「ちょっとあのこ可愛くない?」BはAに聞いた。「可愛い」Aの目は獰猛に光った。「紹介してよ」Bは俺に言って「邪魔してごめんね」とAが継いだ。「まず出てきなよ」「2人がこっちに入ればいいじゃない。4人ならもっと楽しい」Aは言った。4人ならもっと楽しい。もっともだ。 34
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「えっち!」Aは言った。「きゃー」BはAに抱きついた。「この怖いひとだれ?」BはAに聞いた。Aは答えた「あれは、ディルド」2人はげらげら笑った。俺も笑った。振り返ったがSは全く笑ってなかった。そういう冗談が好きではないのだ。 33
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俺は立ち上がって服を羽織ってクローゼットを開けた。AとBがワイン飲みながら裸でそこに収まって笑ってた。はっきり言って2人はすごく可愛い。同い年の女の子をランダムに千人集めても誰も彼らには太刀打ちできないだろう。それが問題だった。開けた瞬間俺は2人を許した。 32
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その時クローゼットから女の子ふたりの笑い声が聞こえた。Sは一瞬パニックになったようで、「ひっ」と声を出した。「あの中誰かいる」Sは言った。「気のせいじゃないでしょ」怯えていた。知らない誰かの笑い声が家の中で聞こえて、天井にディルドが生えていたら俺だって怖い。 31
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どれを選ぶか迷ったがどう見ても完璧にディルドだった。「あれは、ディルド」「ディルド?え?え?ディルド?ディルドってあのディルド?」ほかにどのディルドがあるんだ。「あのディルド」 29
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「あれ、なに?」不安そうにBは俺に聞いた。あれはディルドだ。その瞬間、俺はいくつかの言い訳を考えた。1.「あれはフィリピン旅行で買ってきた魔除けのお守り」2.「あれはここに越してきた時からあった謎の棒」3.「あー、あれ。あれはディルド」 28
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Sのヘソのあたりを舐めながら、下着のホックを外して、次にどこを舐めるか考えていたらSが「あれ...」と行って天井を指差した。「あー、ごめん、電気消すね」「いや、あれ......」俺は指指すほうを振り向いた。天井から真っ黒なディルドが伸びていた。 27
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キスをして、髪をなでて、唇から喉元へ、身体を撫でながら、服を脱がしたり脱いだり。下着を脱がせるときにSが「ここでするの?」と聞いた。俺はSの背中と膝の裏に腕を通して、彼女の身体を持ち上げてベッドに運んだ。彼女は驚いていたが別に嫌ではないようだった。 26
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Sは笑っていて、その音には気付かなかった。停止、CD入れ替え、再生。ソファに戻って、隣に座って、キスをした。2人が悪ふざけをするなら構わない。俺はさっさとファックをする。幸い、音楽は僅かな濁りもないほど素晴らしかった。 25
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yanaka ‏@yanaka 6h

スピーカーの電源を入れながら、セックスするためにこんな 馬鹿げて気取った手続きを、と、ふと興醒めしたが。それも一瞬だった。再生。緊張感のあるウッドベースの調べ、ではなく超絶技巧のホーミーの歌声。なんでやねん。クローゼットの中から物音がした気がした。 24
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隣に座って彼女の目を見た。「スピーカー、鳴らしてみてよ」Sは言った。「その言葉なんかセクシーだね」「そう?」「音楽において言葉は意味ではなくその音楽により意図が変わる」「誰の言葉?」「俺が今思いついた」そう言いながら立ち上がってスピーカーに向かった。 23
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「白いダンベル?」「そう。真っ白なふわふわしたファーが沢山生えてるやつ。それが部屋に40個ある」Sは笑った。「汗まみれのゲイの男たちがそれで筋力トレしてるってわけ?」「さっき処分したから新しい汗まみれのゲイの男たちが必要になる」Sに缶ビールを開けて渡した。 22
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「なんか部屋真っ白だね。女の子の部屋みたい」「男の子っぽい部屋って?ダンベルとかが転がってるとか?」「なんか、もっと散らかってて」「男の部屋に行ったことがないわけではないって感じだね」「その方がよかった?」「いや、別に。今度はダンベルを用意しとくよ」 21
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ぬるぬるのディルドをモニターから剥がすのは大変だったし、それを拭くのも大変だった。ベッドのシーツやカバーを変えて、髪の毛や何か女性の痕跡は全部掃除した。玄関のドアを開けて「ごめんお待たせ」と言ったら「ゲイの人達は?」と聞かれて「全員処分した」と答えた。 20
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玄関に出て「ごめん10分待っててくれる?」と言った。「だいじょうぶ?」「汗まみれの太ったゲイの男が20人が部屋にみっちり詰まってるんだ」彼女は笑わなかった。あまりそういう冗談は好きじゃないんだろう。「待っててあげる」「ありがとう」 19
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ディルドとディスプレイはローションでどろどろになっていた。どうやったらこうなるのか想像もつかなかったが、楽しかったんだろう。 17
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AとBはバイセクシャルのカップルで元々俺はAと知り合いだった。昨晩AとBと夜中まで飲んでドン・キホーテでその吸盤で張り付いてるディルドを買って帰って、結局それを使わずに3人でして、夕方に起きて、夜に女を連れ込むからと言い残して二人を部屋に残して家を出たらこれだ。 16
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キッチンのドアを開けるとPCのディスプレイからペニスを模したディルドが生えていた。完璧に現代アートだ。 15
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笹塚でタクシーを降りた。タクシー代はSが払った。いい子だと思った。マンションの10階の玄関前でSを待たせる。部屋に先に入って部屋を片付ける3分で済むだろう。一度女がいないはずの部屋に別の女を入れて酷いことになったことがある。朝までに帰ってくれと言ってたのに。 14
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yanaka ‏@yanaka 6h

もちろんそれは嘘だが、その時そう感じたのは嘘ではない。そういう仕草を愛おしいと思えないなら、その男はどんなことをしても女の子からの愛情を得ることはできないだろう。「それともヘヴィメタルの激しいやつがいい?」と聞くとSは笑った。つまらない冗談で笑う。良い兆候だ。 13
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yanaka ‏@yanaka 6h

「部屋の4方に大きなスピーカーがあって、床にも1台ウーファーがある。最近フランスのジャズのピアノトリオがあってよく聴いてる。聴きたくなるでしょ?」Sは首を縦に動かして俺の目をじっと見た。こんなインチキみたいなやり方すべてが、この仕草だけのためでも構わないと思う。 12
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yanaka ‏@yanaka 6h

タクシーの中で待ってたSの隣に座って手を繋いで、「笹塚まで」と俺は行き先を告げた。彼女が自分の家の最寄り駅を言い出さないことは分かりきってたが、念のためキスをして、彼女の頭を自分の肩に預けさせてこう付け足した。 11
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yanaka ‏@yanaka 6h

店員の雰囲気が「それヤバい薬っしょ?」って感じたから「ただのバイアグラだから気にしないで。これだけ飲むと勃たなくなるから」と言ったら店員は気を効かせたのか冗談かジョッキを見せながら「水飲みます?」と言った。片手で、また、の挨拶をしてふらつきながら階段を上がった。 10
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6杯目で今度は彼女から舌を絡めて頃合いだと思って店を出た。「会計してるから外でタクシー停めて待ってて」俺は言って店内に残った俺は店員にジョッキで水を持ってこさせて、青い錠剤と一緒に飲み干した。酒に弱いのは女を口説くうえで短所だ。 9
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「見て、緊張して手が震えてる」って言いながら肩に回してないほうの手を大げさに震わせた。Sは笑った。面白くない冗談で笑う。良い兆候だ。「でも緊張してるのは本当だよ」できる限りナイーブなトーンで俺は言った。もちろん嘘だ。でもきっと悪い嘘ではないだろう。 8
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yanaka ‏@yanaka 6h

出来る限り甘口で出来る限りアルコール度数の高いカクテルをいくつも頼んで(「奢るからメニューは任せて」と言った)3杯目で手を繋いで、4杯目で肩に手を回して、5杯目でキスをした。「Yさんってこういうの慣れてるでしょ」Sは俺に言ったが気にしなかった。 7
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yanaka ‏@yanaka 6h

相手の専門ではないながらある程度興味を持てるテーマでなおかつ”教養”っぽいことを話す。我ながら馬鹿みたいだが相手は興味を持っていた。興味を持ったように見せていただけかもしれない。それなら彼女も共犯というわけだ。 6
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yanaka ‏@yanaka 6h

「そのポーリングって技法は初めてポロックがピカソの追従ではなかった技法で、当時の新聞とか著名人とかメディアへの配慮も怠らなかった。それで有名になった」「どこでそんなこと勉強したの?」「本に全部書いてる」俺は笑顔を作った。馬鹿みたいだ。安いトレンディドラマもどき。 5
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yanaka ‏@yanaka 6h

思いつきでそこに行って目についたそこそこ可愛い女の子と5分くらい会話して、連絡先を交換する、という作業を5回くらい繰り返して帰って、1週間後の今この雰囲気の良いカフェバーみたいな渋谷の店にいる。彼女の爪は可愛くデコレーションされていた。悪くない。いい兆候だ。 3
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yanaka ‏@yanaka 6h

東大の学祭でナンパした女の子と飯を食うのは初めてで、学歴社会で自分の学歴が気にならないかといえば嘘になるが、高学歴で不幸な社会人を多く見てきて別に気にすることではないと気づいた。週5回別の女の子と寝る生活をしていれば大抵のコンプレックスを気にする暇は無くなる。 2
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yanaka ‏@yanaka 6h

真実と虚実を混ぜ合わせることを許して欲しい。創作は現実を元にするが、真実を隠すために虚実を混ぜ合わせることさえあるだろう。 1

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