想像力をオフにして
ゆっくり眼を閉じる

ベロベロに酔っ払ってカスみたいな男と流れで寝る女の気持ちが分かった
分かったというか自分が違わないという発見は大きかった
ただそのカスみたいな女と違う点は
男の嫉妬で
千葉に住んでる人が横浜までわざわざ3人目として「付き添い」してきたことだった
ちょうどいいくらいの安さが足らないって大変だ
寛大にならなきゃやってられない

けっきょく性欲を満たさず帰還
インテリでも美人でも高値ぶっていくら取り繕おうが誰でもみんなアニマルだったって話

世界は狂ってるんじゃない
現実とのギャップは何もかもに正しさという幻想を認知しようとする歪みだ

デチューンすれば幸せになるんじゃないかと思った
少なくとも女と簡単に寝ることはできる

歪む
抱きしめてほしい
涙が出ちゃうよ
これいじょう嫌味になったらみんなのせいだ

2007年4月28日 日常
どっかいったはずの春が気紛れにやってきて
眼を瞑って頑なに閉じている僕を
骨が折れちゃうくらいぎゅっと強く抱きしめて
それでも瞼を降ろしたままの泣きそうな顔の僕の頭を
ガラスの糸に触れるように撫ぜてゆっくりと消えた

真っ暗だったけど不思議と僕が感じ取ったのは
彼は一生に一度も見れないような笑みをして霧になったこと

虹色の雨が瞼の間から流れ出して
暖かなそれを舐めた僕はゆっくりと眼を開いた

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