これ読んでる
相変わらず専門用語が全然わかんないけど、なんとなくのイメージはつかめるって感じ。それでもそれなりに面白い。やっぱり言葉を検索しながら読めばもっと楽しめるのか。
既刊の4巻まで読了

超面白い

あえて難所をあげるとしたら、単行本で読まないとキャラとか話のつながりとか設定とかが読めないから、雑誌だと面白さがわからないかも。ぜひ単行本で、って感じ。

短篇集

2010年5月6日 読書
円城塔の小説(twitterの小説除き)初めて読んだ。
『祖母の記録』を渋谷リブロで立ち読み読了。

真面目な文体に切れのあるユーモアが乗っかってて、理論立てて、対象を真面目にふざけて比喩表現してる。
『ライ麦畑でつかまえて』を再表現したみたいな作品があるらしいから、そういう比喩-翻訳的な作品を作ってるみたいだけど、今読んでる『Self-Reference ENGINE』(文庫出てたから。つか『ハーモニー』はさっさと文庫版出てくれないと俺が読めない。)は100年後に発生した新種の大喜利みたいだって感じながら読んでる。
読了。

発想とか登場するキャラクタとか設定とか、そういう面でのメタルギアソリッドは大好きなんだけど、なにぶんゲーム自体クリアしてないからなんともいえないし、MGSは、えぇと、こいつだれだっけ?ってことになりやすい。結局ナオミ・ハンターも何がしたかったのかよくわかんなかった。

これを読むと逆に『虐殺器官』がどれだけコンパクトな形状で無駄が削がれた鋭い小説だったかが分かる。

つか、『虐殺器官』は何かの間違いみたいに1000万部くらい売れてほしい(作者が早死にして本人がこれ以上どこかに出て自分で宣伝できないっていうのもあるけど)し、それだけの価値のある小説だと(作者が早死したとか全然関係なく)思う。
なんかの適当な小説が、それより圧倒的に優れた物より沢山のひとに読まれているっていうのがやたらと違和感あるし純粋にムカつく。
読むほどじゃない、って感じかなぁ。

基本的にあんまり面白くなかったものはコメントしないんだけど、割と評判の良いマンガみたいだったから、あえて。
最近これ読んでる。

なんか、周りのごく一部の人達の間で「スパイ」って言われているらしい。
本質的には汚い仕事だけど、よくよく考えれば綺麗な仕事なんてあるだろうか。

ある種のケース・オフィサーだとして、最近、実在の人物の伝記ばかり読んでいる。
そして、僕がある種のスパイだとして、経験を文章に換えている。
面白かった
あとマンガ喫茶の店員が可愛かった

特に感想なし
このひとはBASARAのときから面白かったし暇だったら読むべし
ブックオフで100円で購入。読了。
面白い。629ページの分厚さを感じないほど読み進めさせる濃い話。
人物伝記の面白さはその対象に律速するとして、アリストテレス本人が言うように「とてつもない物語」だった。

これを読めばざっくりとした概略は分かる。
http://loan.money.jp.msn.com/special_fugo.php?num=20081112

アリの「考える力を持ったときが取引きを始めるときだ」の一言にシビれた。

それと、この文章は、本人とその家族の検閲が入っていないのが何よりも優れている点だと思う。
読了

本の感想を書くとき、感想が多すぎて、どこから手をつけていいのかわからなくて、どうしてもこれだけはっていう部分だけ書こうと思ってるんだけど、ひとつ。
もともとランス・アームストロングが癌に打ち勝ってそのあと競技に戻るつもりで治療に入っていたところ(治療が成功するかどうかは別として)が、そのほうが面白いからっていう理由で「俺はもう自転車に乗れない」ばりのことが書いてあった。復帰後の試合で心折れた、みたいな部分もそういう点で、実際はもっと違う事情があって地元に戻ったんじゃないかと勘ぐった。

話としては凄い面白かった。

あと、もうひとつ。
読み終えてから、この男は結婚しても長続きしないタイプだろうな、って予想したんだけど、いまwikipediaを眺めていたら、この本の刊行後に実際に離婚してて予想が当たっていた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
超面白い!!!!!!!!!!!

ここ1,2年で読んだ沢山の本のなかでいちばん面白い。

内容についてとやかく書くのは野暮なのでやめるけど、まず、発想がヤバい。知識も、そのセンスもヤバい。戦闘描写って書くのが難しいんだけど、それも何気なく的確に書ききってる文章力もある。
ほんと凄い作家。

つか、これだけ明晰で邪悪で、何よりも正気の小説を書いた人間が、早死したってていうのが惜しすぎる。ほんとうにもったいない。

それと、虐殺器官の発想(≠で、微妙に違うけど、ほとんど僕が書こうとしたものを書いてる)を先を越されてて悔しい。

超野暮で申し訳ないけど、『ティッピングポイント』と併せて読むと妄想が一気に加速する。
元々、映画をコミック化したものだと思って手を出してなかったんだけど、マンガをスケールダウンさせたのが映画だと知って、マンガを読んだんだけど、凄い。

俺が生まれた年に発売されたこの本が、物語としてスケール、緻密さ、豊かさ、エネルギー、どれをとっても格別なことを考えると、もっときちんと物を作らなきゃと思える。
けっこう面白い。

科学的な検証を推理小説に持ち込んだような感じ。

ただ、SF読むの初めての人、っていうか、小説読み慣れてないひとにはオススメできないかも。なんでかっていうと、わからない専門用語とかダルい箇所は流し読みしたり、とか、そういう技術を身につけてからじゃないと、そこで手が止まる。
やっぱり朝ジョギングしないと肌がガサガサになるし、どういう原理なんだこれ。

『第三の脳』で、ストレス性の物質を皮下注射したラットがアトピーになった、っていう実験結果があるけど、ストレスが原因だとして、対処の仕方はストレスを感じないようにするか、ストレス解消するか、なんだろうけど、たぶん、いちにち朝走らないだけで肌が元に戻るって、たぶん走ってストレスを解消してるんじゃなくて、ストレス汁みたいなのを汗として流してるだけっぽい。
汗が流れればいいだけなら、熱い風呂とかサウナでも問題ないのかな。どうなんだろう。
下巻未読。
専門用語多すぎ文章クドい。だけど、話に熱意(チャンドラー『むだのない殺しの美学』で書いていたように)があるし、ぐいぐい読み進めさせる力のある文章を書いてる。

略歴面白い
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%BA
文章がうまいんだけど、娯楽としてはいまいち。
男女関係がだらだら続く小説ってあれなんだけど終わり方はけっこうよかった。

つか、表紙かっこいい。
『コトラーのマーケティング・マネジメント』を借りようとして、館内専用になってて代わりに借りたのがこれ。
『ローマ人の物語』でお世話になった塩野七生。

調査に時間かけないと分からないような細かい部分が文章に活きてるっていうのと、時間かけてもわからないところを想像で補ってて、その両輪で作られている。
友達と『1Q84』上巻と交換して読了

自分が本を読み直さない人間なので、ミステリが繋がってるのは分かるんだけど、具体的にどう繋がってるのかを頭で中で再構築するのができない。で、読み直したりはしない。

それと、最近レイモンド・チャンドラーの作品を短編3冊と『プレイバック』を読んだんだけど、繋がってるのは分かるんだけど、あれ?どうだったっけ?まぁいいや。みたいな感じになるので、あまり好みじゃないんですねー。(チャンドラーも含めた推理小説が。だいたい『プレイバック』のトリックは無理がありすぎる。っていうか、推理小説のトリックってみんなあんなもんなのか。)
もっと直線的な物語のほうがいいんだろうなー、っていう。


で、伊坂幸太郎をいまいち好きになれない理由なんだけど、たぶん(その芸術がなぜ良いのかを特定するのは難しい。料理を食べるだけで調理方法や材料を推定するようなことだ。)、まず、登場人物の単純過ぎるからだと思った。

強い立場の悪いやつが悪いことをして、善良(と登場本人と読者は思い込んでいる)だけど弱い正義の立ち位置にいる人間が苦難のすえに悪いやつに勝つ。そんな小説は犬にでも食わせておけばいいと思う。
いや、そんな小説を読んで満たされる人間が犬に食われればいいのだ。別に小説家に罪はない。ミステリ小説を書いた小説家が、僕みたいなミステリが苦手な(小説を読むのに頭を使うのが苦手な)読者に責任を持たないでいいのと同じだ。彼は喉の乾いた人達に水を売っただけだ。
"コトラー"っていうブランドがなければ、手に取らなかったんだけど、
『コトラーのマーケティング・マネジメント』が館内専用で図書館で借りられないから、代わりに借りてきた。

8/10章まで読み終えた。

新商品(サービス含め)の具体的な開発方法の本。

ポーターの『競争の戦略』といい、文章の書き方がきちんと箇条書きされて整理されて、なおかつ要約と具体的な例があって良い。読みやすい。読者に優しい(これは最近小説を格上での指標にすることにした)。

商品開発の本なんだけど、元々探していたのは、この本に書かれてる水平の商品開発じゃなくて、垂直の商品開発だったから、次はそっちを学ぶ。

で、読者に優しい。の件は、
・引っ張り込むストーリー展開(これを推敲のときに力入れようと思ってるけどいちばん悩む(楽しいから良い意味で))
・読者に頭を使わせない(表面的には)
・難しい言葉遣いをなくす
・分かるひとにしか分からない内容をなくす
・情景描写より人物描写
・技巧のための技巧ではなく効果のために技巧を使う
・共感と感情を引き出す
が思い浮かんだ。

・こまめな段落
はどうするか検討中。読書にのめり込むのに段落つけすぎると読み辛い。引き込むだけのストーリー展開と練りこまれた文章がかければ、小説をまったく手にとる習慣がないひとでも引っ張っていけると思うんだけど。

あと
・本を作る段階で別の物語として分割する
っていうのも検討してる

このさい優しさを極限まで発揮して、絵とか図を挿入しまくって、登場人物の絵とか書いて、キャラクタに吹き出しをつけて、マンガっぽい小説、っていうかマンガにすればいいのか!!!!

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