ここ最近の反動でひとりを味わいたくなって堪能
髪の黒いほうの靴屋のひとと話した
エレベータのほうに向かっていくのに追いついて
それから待っているあいだ彼女の同僚が通り過ぎて悪戯っぽい目配せをしていた
20秒足らずのあいだに何でもないことを話した

そのあとひとりになってぼんやりと
’恋人’を僕が知るようになるずっと前に
そのお店の近くのモスバーガーで黒髪の彼女と隣の席に座って
言葉を交わさないながらもお互いを意識したことがあったことを思い出していた
黒髪の彼女もそのことを覚えている気がする

時間は失われていくだけのものじゃないとして

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