じっぱひとからげより
2009年3月7日 日常 コメント (2)1
ジーザス・サン読んで(ダーティ・ウェディングまで読んだ)いるんだけど、世の中には1億冊のつまらない小説全部より、一冊の小説のほうが素晴らしくて、素晴らしいことだと思った。
(この例えを別のことにも適用できるけれど、高慢に思われるだろうし、不愉快だろうからやめておく。)
あとがきで訳者がレイモンド・カーヴァーを引き合いに出していたけど、僕は違う。テネシー・ウィリアムズみたいだ。文章と書かれるその対象の美しさと激しさが、T・ウィリアムズの極限状態の情景描写の文章の価値と等しく感じた。
(そして、もちろん、あらゆる作者がそうだっていうように、そういう風に引き合いに出されて誰かの文章に似ているなんてことを言われることを作者は好まないだろうと思う。いちど『音楽的水準』という言葉を読んだことがあるけれど、そういうインチキっぽさが、あとがきというものにも、批評というものにもついてまわる。ただ、素晴らしいものを発見したら、それを誰彼構わず共有したくなるものでしょ?)
高温で溶けた鉄のような文章を書きたい。
2
ここ2年くらい、美大生とか音大生だとかと、軽くツルんでみたけど、
才能はあっても、野心のある人間は一人も見当たらなかった。
餓えてない。
いつものように、そういうのは善し悪しじゃない。
彼らは彼ら、僕は僕だ。
ジーザス・サン読んで(ダーティ・ウェディングまで読んだ)いるんだけど、世の中には1億冊のつまらない小説全部より、一冊の小説のほうが素晴らしくて、素晴らしいことだと思った。
(この例えを別のことにも適用できるけれど、高慢に思われるだろうし、不愉快だろうからやめておく。)
あとがきで訳者がレイモンド・カーヴァーを引き合いに出していたけど、僕は違う。テネシー・ウィリアムズみたいだ。文章と書かれるその対象の美しさと激しさが、T・ウィリアムズの極限状態の情景描写の文章の価値と等しく感じた。
(そして、もちろん、あらゆる作者がそうだっていうように、そういう風に引き合いに出されて誰かの文章に似ているなんてことを言われることを作者は好まないだろうと思う。いちど『音楽的水準』という言葉を読んだことがあるけれど、そういうインチキっぽさが、あとがきというものにも、批評というものにもついてまわる。ただ、素晴らしいものを発見したら、それを誰彼構わず共有したくなるものでしょ?)
高温で溶けた鉄のような文章を書きたい。
2
ここ2年くらい、美大生とか音大生だとかと、軽くツルんでみたけど、
才能はあっても、野心のある人間は一人も見当たらなかった。
餓えてない。
いつものように、そういうのは善し悪しじゃない。
彼らは彼ら、僕は僕だ。
Young Folks
2009年3月6日 音楽
Live版 http://www.youtube.com/watch?v=9JlifkCmUOk
PV版 http://www.youtube.com/watch?v=WA2WKT7BBL0
PV超Cawaiiなぁ
なんとなくanimal collective(http://www.youtube.com/watch?v=UTbd0Ncsyus)とかを思い出す。あんまり詳しくないけどSimon and Garfunke(http://tinyurl.com/ac8ybx)とか好きで影響されたのかな。そういう系への入門にしておこうと思う。
PV版 http://www.youtube.com/watch?v=WA2WKT7BBL0
PV超Cawaiiなぁ
なんとなくanimal collective(http://www.youtube.com/watch?v=UTbd0Ncsyus)とかを思い出す。あんまり詳しくないけどSimon and Garfunke(http://tinyurl.com/ac8ybx)とか好きで影響されたのかな。そういう系への入門にしておこうと思う。
ATTACK FROM THE FAR EAST [DVD]
2009年3月4日 音楽
http://www.youtube.com/watch?v=YXvcEGuMQbQ
この曲は元々ファーストアルバムに入ってて音質が悪過ぎたのを、もう一度撮り直して、このDVDだけに入ってるんだけど(たぶん)、知る人ぞ知る的な理由からじゃなくて、好き。こういうの聴くとロックバンドだぁ、と思う。感動してしまうのだ。
この曲は元々ファーストアルバムに入ってて音質が悪過ぎたのを、もう一度撮り直して、このDVDだけに入ってるんだけど(たぶん)、知る人ぞ知る的な理由からじゃなくて、好き。こういうの聴くとロックバンドだぁ、と思う。感動してしまうのだ。
TOKI ASAKO REMIXIES WEEKENDSHUFFLE
2009年3月3日 音楽タイトル決まったんだけど、全部のタイトルをいちいち変更するのが面倒で、変えてない。
つか、実在の人物の名前をそのまま使うのはやっぱりヤバいと思った。
世の中、茶気がないひとだっているのだ。
登場人物の二人に一人は現実の知り合いの名前だし。
(意図的に名前を読み方を変えているひともいる。会ったことないけどね。)
つか、実在の人物の名前をそのまま使うのはやっぱりヤバいと思った。
世の中、茶気がないひとだっているのだ。
登場人物の二人に一人は現実の知り合いの名前だし。
(意図的に名前を読み方を変えているひともいる。会ったことないけどね。)
書くことについて(仮) 51/100
2009年3月2日 コミューンと記録メモと書くことユキがflapperにログインして、昨日の続きを書き始めた。例えば、「私がインターネット知り合った女の子の話で、」改行「去年の暮れ頃にチャットを徘徊していると、」改行「30代OLのカテゴリーで知り合ったひとで、彼女は大学二年の美大生で、恋愛の話をしていて、彼女が生まれて初めてナンパされたのは18才のときで、ツナギを着た彼女は引退する部活の先輩を見送るためにスイカを抱えて八王子の駅のホームで電車を待っていたんだけど、挙動不審の男の子が近づいてきて「千葉に行くにはどうすればいいですか?」って訊いてきたらしんだけど、とにかく、彼女は乗り換え方とか、どの電車に乗ればいいのかをその男の子に教えてあげたんだって。彼が乗る電車がやってきて、しばらく電車が駅で止まっている間に、彼女に「連絡先を教えてください」って言ってきて同い年のその男の子と連絡先を交換したんだけど、ともかくそれが二人の出会いで、それからなんやかんやあって、初めてセックスした相手がその男の子で、ささやかながらも、仲良く大学一年の最後の頃までは付き合っていたの。でも、その恋は結局、どんな恋とも同じように壊れてしまうんだけど、それが壮絶。その男の子と同じ大学のビッチな女の子が、その男の子のことを大して好きでもないのに、「◎◎くんは優しくてなんちゃら」みたいなメールをして、可愛い女の子に相手のされたことのない彼は彼女を振って、その女の子にひょいひょい着いていっちゃったわけ。可哀想な美大生の女の子。とにかく負けず嫌いの彼女は少しぽっちゃりしていてメガネをかけていて、明らかに冴えない自分の見た目の改造をするわけ。で、もちろん、彼女は華麗な変身を遂げて、それはもう綺麗な女の子になったんだけど(というような内容の話だったから、実際にどれだけ可愛いのか分からないけど、とにかく後で聞いた僅かな期間での数々のリアルな恋愛遍歴を聞くと真実味がある。)、男の子は、そのときには、そのビッチに捨てられて、落ち込んでたところだったから、すっかり変わってしまった彼女が目の前に現れると複雑な気持ちになったんだけど、そこで変身して、今やミス多摩美術大学となった彼女が何をしたかっていうと、復讐。でも、それほど彼のことを好きだった。その男の子の大学の文化祭に偶然現れたふりをして、全然昔のことなんて気にしてないなんてフリをして再開を果たして旧交(というより新しい関係かもしれない)を暖めて、とにかく、その晩二人は夜の学校で手を繋いでキスをして彼女の家にタクシーで向かうんだけど、途中で彼女は急に思い出したように「私の部屋、凄く汚いから、掃除するから、そこのコンビニで30分待ってて。30分経ったら、うちに来て。」って彼をまず、いったん置いていく(彼が持っている文化祭の出し物に使った荷物が入ったカバン(その鞄には彼の携帯電話や財布や全てのものが入っていた。彼女は元カレが荷物は全てバッグにしまうことを覚えていた。))と、次に彼女は電話をした。電話先は元カレと同じ大学の男で、彼が自分の部屋で待っていることを確認した。(今日のために彼氏にしていた。そして、彼女に十分に惚れ込んでいることも彼女には分かっていた。)で、その先輩を自分の家に向かわせて、彼女も自分の家に帰る。先輩が家で出迎えてくれるんだけど、その瞬間、ちゃんと家のドアを半開きにして置いた。(余談だけど彼女は家のチャイムが鳴らないように呼び鈴の線を切っていた。徹底的にやるタイプなのだ。)30分後、元カレはアパートに向かう。その子の家には何度も行ったことがあるからアパートの場所も部屋番号も覚えている。先輩と二人キリになった彼女は酔っぱらったフリをして(大学で何杯か酒を飲んでたから実際は酔ってはいたんだけど、緊張感のほうがずっと強かった。)洋服を脱ぐ。で、その脱ぐのと同時にアパートのそばの一本道から元カレの姿を100m先に確認して、それからカーテンを閉めるフリをする。彼女の仕事は手早くて、元カレがアパートに着く前には先輩は何も身に付けていなかったし、アパートの階段を上り始めたときには彼女は先輩の上に登っていた。明かりの着いた部屋のなかで、彼女は携帯電話をベッドの横にある携帯電話で、自分とその男がセックスしている姿を写真に撮る。(見慣れない携帯電話のことを問われると、新しく買ったものだからと言い訳をした。)それから、元カレは何度も呼び鈴を強く押すんだけど、もちろん反応はない。ドアは空いてる。可愛い(可愛くなり過ぎた)彼女が部屋で待っていて、戸口が半開きならもちろん開ける(何度も開けたドアだ)。そして元カレは立ち会うわけ。彼女が動物みたいに悲鳴をあげて、綺麗な身体を、髭面の知らない男に捩らせている。元カレは、彼女と目が合うと、部屋から逃げ出すみたいに混乱して出て行って、残ったのは二人の男女。先輩は凄く怒るし、それこそ修羅場のはずで、彼女は表面的にはしおらしく、先輩が酷く取り乱すのを前にしていたけれど、彼女は頭の中では笑っていた(きっといびつな笑い方だろうけれど)。そして、翌朝、元カレの携帯電話で、メールをする。メールの送信先は昨日セックスして別れた男のもう一人の恋人で、それは、彼女の元カレ(いまや元々カレだが)を振った例のビッチで、そのビッチの心底から好いていたのは、画像に写っているその男だ。なんで彼女がそんなことを知っているかといえば、彼女はそのために、わざわざ自分の彼氏を寝取った女と仲良くしていた。(彼女は自分を騙すことが他の女の子の100倍くらい巧かった。)文面には「やばいだろ、これ。昨日先輩に誘われて、学祭で知り合った女と3Pした!」と書いた。そのあと、すこし時間をあけて、さっきのメールが送り間違いだったという取り乱しながら詫びている内容のメールを送る。
ユキは、このチャットした女の子と意気投合することになって彼女と二人で会うことになった。
マリコは、インターネットで知り合ったひとに会うことが初めてだったし、そんなことをしていいのかどうかも分からなかった。(結局マネージャーには報告しなかった。)原宿の竹下通りの出口の隣のスターバックスに待ち合わせで、性別も見た目も知らない相手と待ち合わせをするというのは斬新だと思った。壁に向かって座っている形で、店内が見渡せる場所に座らなかったのは失敗だと思った。相手には自分の目印が、虹色の傘を持っていると伝えた。隣に座った小学生くらいの女の子は落ち着きなく、本を読んだり(本の題名は『ウォーターメソッドマン』と書かれていた)携帯電話をいじったり(携帯電話の待ち受けゴールデンレトリバーだった)、忙しなく目を動かしていた。待ち合わせまでにはあと10分くらいある。文字のやりとりだけで信頼できる相手。いままで、色々な男の子と(女の子とも)付き合ってきたけれど、出会い方はたいがい、お互いの顔も名前も知っているところから始まっていた。男の子だとしたらきっと、優しくて大らかな人だろうと思った。女の子だとしたら、自分には似ていないだろうと思った。カロリーメイツのメンバーとは、最近遊んでないけれど、彼らは気を許せるほうの友達で、お互いの利害が噛み合ったりしないからうまくいってきた。けれど、彼/彼女が女の子だとしたら、もしかしたら、自分と仲良くなれないんじゃないかと思った。言葉の端々に自信が満ちていた。自分が好かれる女の子だってことを確信しているような言い方を平気でするのだ。待ち合わせの時間ちょうどになった。隣の女の子は正面のガラスを凝視している。店内にはカップルが二組とその小さな女の子と私だけだった正面のガラスの向こうには靴と鞄の店があった。ふと、賢そうな顔をしたその小さな女の子が鏡に写った自分の顔を覗き込んでいることに気付いた。鏡越しに彼女が私に笑いかけた。人なつこい、裏表のない4月の霧がかかった朝にみたいに、どこか現実離れした目だった。私もにっこりと笑うと、彼女は「こんにちは」と言った。
僕はサイボーグ忍者が「マジテンションあがる↑」とか「カロリーメイツのチアヤに似ているでござる」とか「軽く濡れた」とか、画面上を流れていくのを眺めながら、なんとなく、雨の降る外を眺めていると、自分の年が勢いで気が狂って職場の女の子の名前を出して意味なくネット上で告白とかしたりしないから、やっぱり年をとったように感じた。今日は僕の誕生日だ。
ユキは、このチャットした女の子と意気投合することになって彼女と二人で会うことになった。
マリコは、インターネットで知り合ったひとに会うことが初めてだったし、そんなことをしていいのかどうかも分からなかった。(結局マネージャーには報告しなかった。)原宿の竹下通りの出口の隣のスターバックスに待ち合わせで、性別も見た目も知らない相手と待ち合わせをするというのは斬新だと思った。壁に向かって座っている形で、店内が見渡せる場所に座らなかったのは失敗だと思った。相手には自分の目印が、虹色の傘を持っていると伝えた。隣に座った小学生くらいの女の子は落ち着きなく、本を読んだり(本の題名は『ウォーターメソッドマン』と書かれていた)携帯電話をいじったり(携帯電話の待ち受けゴールデンレトリバーだった)、忙しなく目を動かしていた。待ち合わせまでにはあと10分くらいある。文字のやりとりだけで信頼できる相手。いままで、色々な男の子と(女の子とも)付き合ってきたけれど、出会い方はたいがい、お互いの顔も名前も知っているところから始まっていた。男の子だとしたらきっと、優しくて大らかな人だろうと思った。女の子だとしたら、自分には似ていないだろうと思った。カロリーメイツのメンバーとは、最近遊んでないけれど、彼らは気を許せるほうの友達で、お互いの利害が噛み合ったりしないからうまくいってきた。けれど、彼/彼女が女の子だとしたら、もしかしたら、自分と仲良くなれないんじゃないかと思った。言葉の端々に自信が満ちていた。自分が好かれる女の子だってことを確信しているような言い方を平気でするのだ。待ち合わせの時間ちょうどになった。隣の女の子は正面のガラスを凝視している。店内にはカップルが二組とその小さな女の子と私だけだった正面のガラスの向こうには靴と鞄の店があった。ふと、賢そうな顔をしたその小さな女の子が鏡に写った自分の顔を覗き込んでいることに気付いた。鏡越しに彼女が私に笑いかけた。人なつこい、裏表のない4月の霧がかかった朝にみたいに、どこか現実離れした目だった。私もにっこりと笑うと、彼女は「こんにちは」と言った。
僕はサイボーグ忍者が「マジテンションあがる↑」とか「カロリーメイツのチアヤに似ているでござる」とか「軽く濡れた」とか、画面上を流れていくのを眺めながら、なんとなく、雨の降る外を眺めていると、自分の年が勢いで気が狂って職場の女の子の名前を出して意味なくネット上で告白とかしたりしないから、やっぱり年をとったように感じた。今日は僕の誕生日だ。
(恋はともかく)
退屈
つまらない
つまらない連中ばっかり
いや、生活の楽しさを外に求めるのが間違いなのかも。
楽しさは、部屋で音楽作ったり、小説書いてるときで、
人と遊ぶことは、それに飽きたときの気晴らしだと思えばいいのか。
「とりあえず一発やろーぜー(笑)」みたいな、そういう、そういうことがさぁー!!
とにかく、クソ。退屈だ。
シンプルに説明するなら、ひとりで乗るジェットコースターが全然楽しくないのと同じだ。
退屈してることに気付いてても、周りの連中は、大人しく何事もなく、可もなく不可もなく、毒にも薬にもならない、、、でしょ?(ジョージ朝倉の『ハッピーエンド』を久しぶりに読んでそういう思いが強くなった)
ご飯にマーブルチョコ入れて炊いて食っても一人じゃなんにも面白くないし、部屋で裸で側転してもひとりじゃ意味なんてないし、○○を●●しながら◎◎でもさぁー。
単独で面白いなんて嫌なのだ。
BGM:kid606 - the illness(ヘッドフォンで爆音で聴いてる)
http://www.youtube.com/watch?v=frFtCDpWl5g
退屈
つまらない
つまらない連中ばっかり
いや、生活の楽しさを外に求めるのが間違いなのかも。
楽しさは、部屋で音楽作ったり、小説書いてるときで、
人と遊ぶことは、それに飽きたときの気晴らしだと思えばいいのか。
「とりあえず一発やろーぜー(笑)」みたいな、そういう、そういうことがさぁー!!
とにかく、クソ。退屈だ。
シンプルに説明するなら、ひとりで乗るジェットコースターが全然楽しくないのと同じだ。
退屈してることに気付いてても、周りの連中は、大人しく何事もなく、可もなく不可もなく、毒にも薬にもならない、、、でしょ?(ジョージ朝倉の『ハッピーエンド』を久しぶりに読んでそういう思いが強くなった)
ご飯にマーブルチョコ入れて炊いて食っても一人じゃなんにも面白くないし、部屋で裸で側転してもひとりじゃ意味なんてないし、○○を●●しながら◎◎でもさぁー。
単独で面白いなんて嫌なのだ。
BGM:kid606 - the illness(ヘッドフォンで爆音で聴いてる)
http://www.youtube.com/watch?v=frFtCDpWl5g
ある文章を読んでいて思ったんだけど、
今まで何度か書いたことだけど、
このブログのタイトルに意味はあるけど、
宗教的な意味はないし、
(それどころかとても現実的で逃げ出しようのないものだ)
僕には信心のかけらもない。宗教とか嫌いだし。
宗教を嫌うっていうことがどういうことなのかよくわからないけど、
とにかく、僕が信仰しているもののは、僕を確実に幸せにするもので、
それは音楽や小説や、そういうもの。
そういうものたちは僕を絶対に傷つけないし、
僕が孤独なときも傷ついたときも暇なときも、ひたすら僕のそばにずっと寄り添って、ただ与えてくれる存在だった。
いままでそうだったし、これからもそうだ。
今まで何度か書いたことだけど、
このブログのタイトルに意味はあるけど、
宗教的な意味はないし、
(それどころかとても現実的で逃げ出しようのないものだ)
僕には信心のかけらもない。宗教とか嫌いだし。
宗教を嫌うっていうことがどういうことなのかよくわからないけど、
とにかく、僕が信仰しているもののは、僕を確実に幸せにするもので、
それは音楽や小説や、そういうもの。
そういうものたちは僕を絶対に傷つけないし、
僕が孤独なときも傷ついたときも暇なときも、ひたすら僕のそばにずっと寄り添って、ただ与えてくれる存在だった。
いままでそうだったし、これからもそうだ。
時間の使い方が下手っていうか、まとめて何かに時間を使うように雑務を一日に集中させるとか、そういう風にしないと、創作(と、それに付随する練習とか)に時間を充てられない。
again to F
2009年2月22日 日常Fに会った
1年か2年かそれくらい久しぶりに会った
彼氏が一年くらい前に変わったらしい
Fの彼氏の歴史の4人目だ
あいかわらず不実な女の子だったけれど、
(僕の立場だからそう思うのかもしれない)
それが弱さの表れだと思えたのはきっと僕が成長したからで、
痛みを引き受けることができるようになって、
もう少しだけ彼女に優しくできるなら、
自分が鈍い人間であっても構わないと思う。
1年か2年かそれくらい久しぶりに会った
彼氏が一年くらい前に変わったらしい
Fの彼氏の歴史の4人目だ
あいかわらず不実な女の子だったけれど、
(僕の立場だからそう思うのかもしれない)
それが弱さの表れだと思えたのはきっと僕が成長したからで、
痛みを引き受けることができるようになって、
もう少しだけ彼女に優しくできるなら、
自分が鈍い人間であっても構わないと思う。
どうも、何か甘い味するかもれしれない、もうすぐ22才こと+です。
久しぶりに自己紹介から入った。
なんだか、やりたいこととやるべきことが混在してぐちゃぐちゃになっている。
バランス感覚!!!!※
※字面が良い
久しぶりに自己紹介から入った。
なんだか、やりたいこととやるべきことが混在してぐちゃぐちゃになっている。
バランス感覚!!!!※
※字面が良い
ねっとふっっきいいいいいいやああああああ
2009年2月20日 日常 コメント (4)人に優しくする(その相手が優しくされたと感じるようにする)方法は心の冷たい人間から学んだ
心の暖かさは泣きたくなるくらい不器用な人達から受け取った
前者に関しては今でもうまくできない
うまくできないし
これからもうまくできそうにもない
*********************
二度目の一人暮らし
あのときみたいに心が剥き出しにならないで寂しくてどうにかなりそうになっていないのは、きっと、鈍感になったからだと思う。これから唐突に他人を傷つけることも少なくなっていくし、無茶苦茶なことをやらかすこともなくなっていくと思う。けど、それは成長ってこととは違うと思う。
誰かの表現を借りるなら、裸足で歩かなくなっただけ。
*********************
こんなに長く更新止めてたの初めてだから、どうやって埋めようか。
むむ。
*********************
ポジティブに考え直したら、’適応’したってことか。
*********************
ネットが復旧しても、もちろん孤独感が癒えるわけでもなく。
*********************
意外と一人暮らし楽しい!
通勤のストレスも家族(嫌な)との同居のストレスもないし。
解放されている。
もっと解放されたい。
なんやかんやから解放されたいのだ!
心の暖かさは泣きたくなるくらい不器用な人達から受け取った
前者に関しては今でもうまくできない
うまくできないし
これからもうまくできそうにもない
*********************
二度目の一人暮らし
あのときみたいに心が剥き出しにならないで寂しくてどうにかなりそうになっていないのは、きっと、鈍感になったからだと思う。これから唐突に他人を傷つけることも少なくなっていくし、無茶苦茶なことをやらかすこともなくなっていくと思う。けど、それは成長ってこととは違うと思う。
誰かの表現を借りるなら、裸足で歩かなくなっただけ。
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こんなに長く更新止めてたの初めてだから、どうやって埋めようか。
むむ。
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ポジティブに考え直したら、’適応’したってことか。
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ネットが復旧しても、もちろん孤独感が癒えるわけでもなく。
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意外と一人暮らし楽しい!
通勤のストレスも家族(嫌な)との同居のストレスもないし。
解放されている。
もっと解放されたい。
なんやかんやから解放されたいのだ!
書くことについて(仮) 50/100
2009年2月15日 コミューンと記録メモと書くこと朝起きると気分だった。うまれて初めて二日酔いになった。頭が痛い。7時間前、0時半、池袋の甘太郎を出て、ビール10杯分のふらつきを押さえながら、池袋東口をあてもなくふらついていると、急に女性が欲しくなった’僕’は、とりあえず、目についたマクドナルドに入った。二階は打ち捨てられた雰囲気の大人、これから性風俗の店に出勤する(もしくは、したあとの)女性か、酔っぱらったサラリーマン、仕事に疲れた人たち、行く当てがなくて、家で孤独でいることができなくて、とりあえず、人がいるところに来てそして本を読んだり、まどろんだりする人たちがいた。率直に一言で表すなら、祝日の前日の池袋東口のマクドナルドには汚れた人たちが集まっていた。そしてそういった人たちのカテゴリーに僕も含めることができるだろう。荷物をとりあえず二階の座席に置いて、ズボンからはみ出ていたYシャツを仕舞いながら階段を降りて、100円の熱いレモンティーを買った。なぜかレモンティーといっても、ただのお湯が入った紙カップとインスタントの紅茶のパック、スティック状の砂糖とレモンシロップ。席に戻り、衝動的な気分になっていた僕は連絡したいと思える女の子全員に片っ端から電話をかけて、そして、全員につながらなかった。いつもの通りだ。隣の作業着を来た左官業っぽい男はただ何もせず、テーブルに肘をつきスポーツ新聞を眺めていた。おじさんがおじさんっぽく、おじさんぽい小道具や、生き方や習慣を身につけるのはなぜだろう。彼らは自分の社会上の役割を無意識に演じているのかもしれない。僕はといえば、21才のサラリーマンが酔っぱらった場合の役割というものが、想像がつかなくて、とりあえず、紙パックとレモンシロップと砂糖をお湯に入れた。高度な社会というものは、異常に酔っぱらうとき、たいがいは滅茶苦茶な行動を取る物だけど、その状態のほんの一瞬、やたらと理性的になることがあって、高度に発達した社会は、この、ただのお湯と紙パックの紅茶とレモンシロップと砂糖がそれぞれ別々になっていて、セットで販売することで、レモンティー(¥100)になる、そういった社会なのかと考えていた。あらゆるトレンドは数値化され、アメリカの片田舎のウォルマートでは、愛国者の典型的な大規模農家を経営する白人の男が、東南アジアの10才くらいの男の子が作ったアディダスの靴を買っているような、飛躍的な思考を繰り返していると、自分が座った席の前にある階段をあがってきた綺麗な女性と目があった。女性は不思議なもので、たとえば、目が会っただけで、その相手の男が自分が持つ何を求めているのかを嗅ぎ分けてしまう。そして、彼女が僕の二つ隣の席(間の席は空席)に座ってトイレに立った。彼女の頬の淡い赤い色で、彼女が酔っていることが分かった。そして、トイレが開くのを待っているときに、こちらを振り返って目があったとき、壁に添えた手の指先が落ち着きなく波のように動くのを見て、僕と同じように、彼女も’僕’を意識していることが分かった。
ひどく酔っていた’僕’は、自分がなんでもできる気分になっていた。まず、僕のパーテーションを区切った向こう側の彼女が取った席の隣に席を取るのだ!と勢い込んで彼女の隣の席に僕のバッグとコートを置こうとするために荷物を片手にまとめて、空いた手でトレーにレモンティーを載せて席を立つと、ふらついた。床が揺れている。もちろん、周りからふらついているように見えるのに、自分では完璧に理性を保てているつもりになっている僕が移動を始めたところで、彼女はトイレから出てきたところだった。これではわざわざ彼女に近づくために席を移動していると思われてしまう!と思って急ぎ足で歩こうとするとお湯が満杯になっている紙のパックが洗濯機の中身みたいに遠心力を全開で作用させている。席に座った彼女と僕の目が合った直後に傾いたトレーが床に落ちていった。床で弾んだホットレモンティーになる前のお湯が彼女と僕にかかった。僕は取り乱して、30回くらい彼女に謝って、ポケットの中からハンカチを取り出して彼女に渡したけれど、実際は彼女には迷惑はかかってなくて、むしろ、僕一人が自分で自分に空回りをしていたみたいだった。ともかく、なかば無理矢理ハンカチを渡せばあとで会話が続くと思ったけれど受け取ってくれなくて、逆に気まずさが増した。彼女は急に立ち上がって階段を降りて行った。どうしよう!通報される!と、焦りまくった。これはやばいと思った。何がやばいのかすらわかんないくらいヤバヤバな状況だった。事態の収拾をつけようとそこに突っ立っていたのはたぶん20秒くらいだったと思う。その惨劇のなか取り残されて何が起こるのか分からない気まずい沈黙のなかで僕が立ち尽くしていると、とりあえず、ポケットティッシュを取り出してびしょ濡れのスーツを拭いていた。周りからは相当間抜けなやつに見えていただろうし、とりあえず、僕の隣に座っていた作業着の男は、僕がトイレ待ちの彼女に一緒になって見とれていたし、急に僕が席を移動していた一部始終を眺めていたから理由を察しているに違いない。とにかく、まず逮捕されないためにそこから立ち去ろう荷物をまとめようとしていたけれど、酔っていて荷物をまとめるのは、酔っていないときにちゃんとしたサラダを作るのと同じくらい難しい。あたふたしているうちに、階段を店員が上ってきて、あとから彼女が着いてきた。21才にもなってマクドナルドの店員に叱られてしまう!僕は謝る口上を考えていると、ここです、と指差した彼女。そうすると、店員が僕にトレーを差し出してそこにはホットレモンティーが載っていて、しかもレモンシロップと一緒にミルクティー用のミルクまで一緒だ。ミルクかレモンか、いや、両方いれてミルクレモンティーか?と悩んでいるひまはなくて、謝っているのか有り難がっているのかわからない何かを彼女に言い続けていると、超謙虚に「いえいえ大丈夫ですよ。」とか「気にしないでくださいとか。」とか、よく覚えてないけれど、むしろここは会話を広げるチャンスという見込みと、本当に嬉しい気持ちが混ざり合って、ちょっと(かなり?)挙動不審になって店のなかで目立ちまくっていた。とにかく、滅茶苦茶な状態の収拾がついたとき、僕は彼女の隣ではなく、元のパーテーションを区切った向かいに戻っていた。パーテーションは半透明のガラスになっていて、ぼやけた彼女は携帯電話を二台持っていて、両手を使って別々の相手にメールしているようだった。まわりをやたらと気にしているようだった。酔っている様子はなかったけれど、自分が酔っていたせいで、そのひとまで酔っているように見えた。いや、酔っていたのかもしれない。僕が彼女の半透明の動作を眺めているあいまに、彼女は隣の席の男に火を借りて煙草を吸っていた。男を求めているように見えたのに、僕がハンカチを差し出したときの謙虚さは、礼儀から来ているのか、それとも、代わりの飲み物を用意してくれたのは、彼女の職業的な何かしらの男性への万全の配慮から来るんだろうか。少なくとも、午前1時に池袋西口のマクドナルドのうらぶれた雰囲気のなかでメールを両手する打ちするだけの必要がある環境なんだろうと、いま思えばそういう俯瞰になる。ともかく僕は酔っていたし、タバコの火を借りたり、飲み物を補給してくれたりしてくれる彼女が男好きに違いないと踏んで、ここはとにかくお礼(デートの誘い(「これから飲みに行きませんか?」))をさせてもらおうと、席を悠然と立ち上がり、物凄い自信があると思いきや、もごもごした物言いで(女性の前では自信がなくなってしまうのだ)「お、おお、お礼させてください!」と言うと、感じが良い&あっさりと「これから予定があるんで。」とにっこり断られた。危うくもう一度レモンティーをぶちまけそうになったけれど、どうにか持ちこたえて、席を立って、僕は家に帰った。
さて、昨日のことを思い出すと、色々な意味で酷かったと反省して、熱い風呂に入って、バスタブに浸かりながら、野菜ジュースとフルーツジュースと飲むヨーグルトを混ぜ合わせた淡いオレンジ色の飲み物を飲んでいた。頭が痛い。
昼になる前に家を出ると、空が少し灰色がかっていて、電車に乗って渋谷に向かった。電車のなかで、『叶えられた祈り』を読みながら、もし’僕’が書いた文章が沢山の人に読まれなかったら、そういった現代の都会の間の抜けた冒険譚も無かったことのようになってしまうんだろうか。なんとなく原宿の近くで電車を降りて、街を歩くことにした。何かがまた起これば、という期待感が尾を引いていたのかもしれない。
死んでしまった生き物は人も人以外の動物も、重さが変わるように感じるのはなぜだろうか。彼女は彼が死んだあと、2日間部屋に閉じこもったままベッドにに抱かれていた、何も食べず、たまにトイレに行く時にだけ亡霊のように廊下を通り、そして部屋に戻って行った。リビングで僕たち夫婦は、無理にでも食事を取らせようという結論に達した直後に、部屋から抜け出して僕たちに向かってこう言った。「犬買って。」とだけ言うと、冷蔵庫からシリアルと牛乳を取り出してテーブルの上に置いて、何も言わずに食器棚からボールとスプーンを取り出して、そしてまたテーブルに置き、椅子に座り、こう言った。「まえと同じやつ。」。何か言おうとする、のどかを制するように、「別にそういう意図じゃないから誤解しないで。それとも、もう動物は飼わないほうがいい?」と、チョコクリスピーの箱を開けながら尋ねた。「誰かや、何かが、代わりになるなんてことは無いんだ。」と、誰にでもなく言った途端、僕は混乱した。泡立たない湖で息を吸おうと水面に上がる鯉のように、口を空けたまま言葉を吐き出せないのどかのためにも、そして、いま真剣に何かを問いかけようとするユキの二人にとって、重要な言葉を探したけれど、どこにもなかったし、これからそれは見つからないように思えた。「ねぇ、なんで、なんでお母さんは、私は、私は死んだの女の子と同じ名前なの?」
のどかは何も答えず、黙り、石像のように無表情になったが、それでもユキはやめようとせずに、問いかけようとしたが、その先にどういった答えが用意されているかが彼女には分かっていたせいで、彼女も同じように黙ってしまった。ユキには自分が誰かの代わりになろうとすることが難しいことを感じていた。のどかは、誰かが自分の娘の代わりにならないことは最初から分かっていた。僕が父親の代わりになれなかった。僕の血が流れているユキは、死んでしまった僕の腹違いの妹のユキの代わりにはなれなかった。僕はあらゆる質問を拒否して、ユキを抱き上げて強く抱きしめると彼女は泣くこともせず、僕が与えることのできないものを、僕に求めようとした。
ひどく酔っていた’僕’は、自分がなんでもできる気分になっていた。まず、僕のパーテーションを区切った向こう側の彼女が取った席の隣に席を取るのだ!と勢い込んで彼女の隣の席に僕のバッグとコートを置こうとするために荷物を片手にまとめて、空いた手でトレーにレモンティーを載せて席を立つと、ふらついた。床が揺れている。もちろん、周りからふらついているように見えるのに、自分では完璧に理性を保てているつもりになっている僕が移動を始めたところで、彼女はトイレから出てきたところだった。これではわざわざ彼女に近づくために席を移動していると思われてしまう!と思って急ぎ足で歩こうとするとお湯が満杯になっている紙のパックが洗濯機の中身みたいに遠心力を全開で作用させている。席に座った彼女と僕の目が合った直後に傾いたトレーが床に落ちていった。床で弾んだホットレモンティーになる前のお湯が彼女と僕にかかった。僕は取り乱して、30回くらい彼女に謝って、ポケットの中からハンカチを取り出して彼女に渡したけれど、実際は彼女には迷惑はかかってなくて、むしろ、僕一人が自分で自分に空回りをしていたみたいだった。ともかく、なかば無理矢理ハンカチを渡せばあとで会話が続くと思ったけれど受け取ってくれなくて、逆に気まずさが増した。彼女は急に立ち上がって階段を降りて行った。どうしよう!通報される!と、焦りまくった。これはやばいと思った。何がやばいのかすらわかんないくらいヤバヤバな状況だった。事態の収拾をつけようとそこに突っ立っていたのはたぶん20秒くらいだったと思う。その惨劇のなか取り残されて何が起こるのか分からない気まずい沈黙のなかで僕が立ち尽くしていると、とりあえず、ポケットティッシュを取り出してびしょ濡れのスーツを拭いていた。周りからは相当間抜けなやつに見えていただろうし、とりあえず、僕の隣に座っていた作業着の男は、僕がトイレ待ちの彼女に一緒になって見とれていたし、急に僕が席を移動していた一部始終を眺めていたから理由を察しているに違いない。とにかく、まず逮捕されないためにそこから立ち去ろう荷物をまとめようとしていたけれど、酔っていて荷物をまとめるのは、酔っていないときにちゃんとしたサラダを作るのと同じくらい難しい。あたふたしているうちに、階段を店員が上ってきて、あとから彼女が着いてきた。21才にもなってマクドナルドの店員に叱られてしまう!僕は謝る口上を考えていると、ここです、と指差した彼女。そうすると、店員が僕にトレーを差し出してそこにはホットレモンティーが載っていて、しかもレモンシロップと一緒にミルクティー用のミルクまで一緒だ。ミルクかレモンか、いや、両方いれてミルクレモンティーか?と悩んでいるひまはなくて、謝っているのか有り難がっているのかわからない何かを彼女に言い続けていると、超謙虚に「いえいえ大丈夫ですよ。」とか「気にしないでくださいとか。」とか、よく覚えてないけれど、むしろここは会話を広げるチャンスという見込みと、本当に嬉しい気持ちが混ざり合って、ちょっと(かなり?)挙動不審になって店のなかで目立ちまくっていた。とにかく、滅茶苦茶な状態の収拾がついたとき、僕は彼女の隣ではなく、元のパーテーションを区切った向かいに戻っていた。パーテーションは半透明のガラスになっていて、ぼやけた彼女は携帯電話を二台持っていて、両手を使って別々の相手にメールしているようだった。まわりをやたらと気にしているようだった。酔っている様子はなかったけれど、自分が酔っていたせいで、そのひとまで酔っているように見えた。いや、酔っていたのかもしれない。僕が彼女の半透明の動作を眺めているあいまに、彼女は隣の席の男に火を借りて煙草を吸っていた。男を求めているように見えたのに、僕がハンカチを差し出したときの謙虚さは、礼儀から来ているのか、それとも、代わりの飲み物を用意してくれたのは、彼女の職業的な何かしらの男性への万全の配慮から来るんだろうか。少なくとも、午前1時に池袋西口のマクドナルドのうらぶれた雰囲気のなかでメールを両手する打ちするだけの必要がある環境なんだろうと、いま思えばそういう俯瞰になる。ともかく僕は酔っていたし、タバコの火を借りたり、飲み物を補給してくれたりしてくれる彼女が男好きに違いないと踏んで、ここはとにかくお礼(デートの誘い(「これから飲みに行きませんか?」))をさせてもらおうと、席を悠然と立ち上がり、物凄い自信があると思いきや、もごもごした物言いで(女性の前では自信がなくなってしまうのだ)「お、おお、お礼させてください!」と言うと、感じが良い&あっさりと「これから予定があるんで。」とにっこり断られた。危うくもう一度レモンティーをぶちまけそうになったけれど、どうにか持ちこたえて、席を立って、僕は家に帰った。
さて、昨日のことを思い出すと、色々な意味で酷かったと反省して、熱い風呂に入って、バスタブに浸かりながら、野菜ジュースとフルーツジュースと飲むヨーグルトを混ぜ合わせた淡いオレンジ色の飲み物を飲んでいた。頭が痛い。
昼になる前に家を出ると、空が少し灰色がかっていて、電車に乗って渋谷に向かった。電車のなかで、『叶えられた祈り』を読みながら、もし’僕’が書いた文章が沢山の人に読まれなかったら、そういった現代の都会の間の抜けた冒険譚も無かったことのようになってしまうんだろうか。なんとなく原宿の近くで電車を降りて、街を歩くことにした。何かがまた起これば、という期待感が尾を引いていたのかもしれない。
死んでしまった生き物は人も人以外の動物も、重さが変わるように感じるのはなぜだろうか。彼女は彼が死んだあと、2日間部屋に閉じこもったままベッドにに抱かれていた、何も食べず、たまにトイレに行く時にだけ亡霊のように廊下を通り、そして部屋に戻って行った。リビングで僕たち夫婦は、無理にでも食事を取らせようという結論に達した直後に、部屋から抜け出して僕たちに向かってこう言った。「犬買って。」とだけ言うと、冷蔵庫からシリアルと牛乳を取り出してテーブルの上に置いて、何も言わずに食器棚からボールとスプーンを取り出して、そしてまたテーブルに置き、椅子に座り、こう言った。「まえと同じやつ。」。何か言おうとする、のどかを制するように、「別にそういう意図じゃないから誤解しないで。それとも、もう動物は飼わないほうがいい?」と、チョコクリスピーの箱を開けながら尋ねた。「誰かや、何かが、代わりになるなんてことは無いんだ。」と、誰にでもなく言った途端、僕は混乱した。泡立たない湖で息を吸おうと水面に上がる鯉のように、口を空けたまま言葉を吐き出せないのどかのためにも、そして、いま真剣に何かを問いかけようとするユキの二人にとって、重要な言葉を探したけれど、どこにもなかったし、これからそれは見つからないように思えた。「ねぇ、なんで、なんでお母さんは、私は、私は死んだの女の子と同じ名前なの?」
のどかは何も答えず、黙り、石像のように無表情になったが、それでもユキはやめようとせずに、問いかけようとしたが、その先にどういった答えが用意されているかが彼女には分かっていたせいで、彼女も同じように黙ってしまった。ユキには自分が誰かの代わりになろうとすることが難しいことを感じていた。のどかは、誰かが自分の娘の代わりにならないことは最初から分かっていた。僕が父親の代わりになれなかった。僕の血が流れているユキは、死んでしまった僕の腹違いの妹のユキの代わりにはなれなかった。僕はあらゆる質問を拒否して、ユキを抱き上げて強く抱きしめると彼女は泣くこともせず、僕が与えることのできないものを、僕に求めようとした。
Eminen - Loose Yourself
2009年2月9日 日常http://www.youtube.com/watch?v=97wFqZPmYn8
デビューと同時(だったっけ?)自伝的な映画!とか作られたスター感が全開なんだけど、ともかく、最近ヒップホップとかヒップホップ的なものにすら、全然触れていなかったので新鮮。
デビューと同時(だったっけ?)自伝的な映画!とか作られたスター感が全開なんだけど、ともかく、最近ヒップホップとかヒップホップ的なものにすら、全然触れていなかったので新鮮。
TVアニメ「らき☆すた」OP主題歌 もってけ!セーラーふく
2009年2月8日 音楽http://www.youtube.com/watch?v=bd6U515OylE
B面が「かえして!ニーソックス」なんだけど、これを読んでいる人は、いま密かに女子高校生のあいだで、ニーソックスが流行っていると言ったら信じてくれるだろうか。私服でニーソックスではない。制服で(!)ニーソックスなのだ!
ちなみにこんな曲(http://www.youtube.com/watch?v=_z2TbXhmydw)
B面が「かえして!ニーソックス」なんだけど、これを読んでいる人は、いま密かに女子高校生のあいだで、ニーソックスが流行っていると言ったら信じてくれるだろうか。私服でニーソックスではない。制服で(!)ニーソックスなのだ!
ちなみにこんな曲(http://www.youtube.com/watch?v=_z2TbXhmydw)