これ借りた。

厚いんで、読みたいところだけ読む。


追記
特に面白みもないから、10分くらい流し読みして返した。
依存や効能についても、詳しくは分かってないってことらしい。

カフェインは合法ドラッグ、と。

文学フリーマン

2009年5月5日 日常
http://bunfree.net/?%C3%CF%BF%DE

文学フリマは、
小説書き上がってないので出店しないっす。

つか、いつ書き上がるんだ。

&

本借りまくってるけど、ハードカバーは悪だと思う。
大きい意味が分からない。デメリットしか無いと思うんだけど、なんでだろう。
借りて読了して返した

半ば、僕にとって取材的な意味合いだけど、それなりに面白かった。

ジャーナリストが書いただけあって、ちゃんと数字をあげていたところに好感がもてたし、文章もしっかりしていた。
インタビューしたときの人物評とか、リアルタイムに何が起こって、とか、生い立ちとか、そういうのをもっと詳しく書いて、人物(セレブの連中)の性格を浮き上がらせるんでもよかったと思う。

本の薄さとは反対に内容が濃かった。
つか池袋の図書館ヤバすぎる。
蔵書が充実してる。
本屋いらず。
これも借りる。
できる限りのことをして作りたい。
これも借りる。
読書万歳。
これも借りた。
読む。
出だしの面白さで借りるの決めた。
なかなか。


追記
1/4読んで、あんまり面白くなくて、読むのやめて返却した。
図書館で借りた。
全部読む。

読了
図書館で借りたせいで歯抜けになっていて、9巻分くらいしか読んでない。
その本ごと独立して読めるから、それでも問題がないといえば無いんだけど。

内容は、暗い話が多くて、読んだあとにすこし疲れた気持ちになるのが難点かな。
面白いんだけど、後味が悪い。バッドエンドも多いんだけど、そこに哀愁を感じさせるのが、やっぱり名作なのかなー。ハッピーエンドの名作って少ないし。なんかシリアス(?)にしておけばOK的なのはやっぱり逆に安易な気もする。

あと、手塚治虫はインテリだなーって思った。それと、割と古い作家の人って、歴史物に影響をうけて、物語を重厚にしている。(ほかに娯楽も無いっていうのもあったと思うんだけど、やっぱり教科書&文献をネタにするのかな。宮崎駿もそうだし。)人を殺し合いさせるのは、それはそれで構わないんだけど、とりあえず人を死なせておく、みたいな感じにならなくもない。愛着のあるキャラクタが死んじゃうと、また新しいキャラクタかよ、みたいな。
金のない人間が「金がなくても幸せです」みたいな自己肯定をむりやりしてるのとか、金持ちがご機嫌取り(それが見え見えだってのは沢山のひとが分かるものだと思うんだけど、分からないひともいるかもしれない。)のために「本当の幸せはお金じゃ買えません」って言うのも、どっちも下劣だし、現実じゃない。

金があれば楽しく暮らせるし、不安も少ない。

あと、もう一つ付け加えるなら、金があって生活に不自由してない人間が、不幸な気持ちでいるなら、金を寄付してさっさと死んでくれって思う。そういう連中には生きてる価値なんてない。
自分のしていることが自己満足の域を出ないときに感じる焦りと苛立ち

毎日が手からこぼれている
「久しぶり。」と腕を組んでマリコは答えた。
腕を組んで答えたマリコの拒絶感にびくっと怖がったムラハシをみて一瞬で組んだ腕を解いてマレット(エアホッケーの手にもってぶつけるやつ(僕はいつかファッション用語を駆使して、お洒落で魅力的な女子をもっとうまく表現できるようになるだろう。))を、エアホッケーの筐体にがつんと置いて、それにたいしてまたムラハシはびっくりしてびくっとした。そうやっていちいちびっくりしたり怖がったりするムラハシを見ているマリコはその様子がたまらなく可愛いと思ったんだと思う、子供を見る母親みたいに優しい目をして、いまにも彼の手をとりそうだった。僕はムラハシの彼女の顔を見た。僕は、のどかが以前に僕に言った言葉を思い出した。『欲しいものを欲しがらないまま生きていくのは人生への敗北だ』
「エアホッケーやろうとしてたんだ。」僕は3人に言った。
エアホッケーで、あらゆるものがぴったりとうまくいくんじゃないかと思った。複雑な世界でパック(マレットで打つ円形の平べったい玉)がパコンとゴールに収まるみたいに。
残り30秒あたりからは、マリコに対抗してなのか、ムラハシの彼女が点数を取る度に僕に抱きつくようになっていた。そのときになってやっとムラハシがやっと彼女の機嫌を損ねていることに気付いたんだけど、でも背の高いムラハシからマリコの胸が見えるような服でしかも、あの柔らかくて白い肌も、捨てがたいし、どうしよう、みたいな。
残り時間が無くなって20:16で、僕たちのチームは負けた。時間を見ると、0:34。電車はもうないはずだし、これからどうしようというタイミングで
「負けた二人には罰ゲームです。」とマリコが言った。「ジュース買ってきて。」
わざわざゲームセンターの裏側にある方を指さして言った。何か言おうとしたムラハシの彼女を無視して僕は「いいよ。」と言った。

誰だって本当は、心のそこでは沢山の異性を求めているし、それを実際にしようとするか、表面的な誠実さを装うのは、僕には不誠実だと思えた。そんなことを考えながら、隣にいるムラハシの彼女と一緒に自動販売機のほうに歩いていた。
何かを言うべきだけれど、彼女とまともに会話をしたことのない僕は、何も言えずに、スプライトのボタンを押して、自分の身体を抱くように腕を組んで泣きそうな顔をして口を尖らせている彼女に、缶を渡した。僕はムラハシ達の二人でいる時間を引き延ばすために、時間を稼ぐ必要があると思った。「負けちゃったね。」と彼女に言うと、彼女は頷いた。
彼女は困ったみたいに、腕を解いて訴えかけるみたいに「ムラハシくんが」と言った。そのあとにどう言えばいいのか分からないようで、涙をこらえていて、僕は彼女を抱きしめたくなった。けれど、そうするにはまだ早い。僕は冷たい人間だ。そうするには、ムラハシと彼女が壊滅的な状態になってからじゃないとうまくいかない。エアホッケーのあった場所に戻ると、ムラハシが身体中から喜びを発散させて立っていた。マリコは、あの軽蔑と優越のあの表情(昼間に僕が待ち合わせに来なかった話をしたときのあの)をしていた。何が起きたのかは察するしかない。
「スプライトとコーラどっちがいい?」と僕は間抜けみたいに言った。
「いや、やっぱり要らない。お酒飲みにいかない?」と彼女は言った。度し難い女だ。
「ねぇ、帰ろう。」と小さな声でムラハシの彼女は言った。
「電車がないだろうね。」と僕が代わりに答えた。
「ムラハシくん、お酒飲みたいでしょ?」とマリコは訊いた。断ることがないと分かりきっている。
「行く。」はっきりしない口調で答えた。
ダーツがある階とは違う階にはボーリング場とゲームセンターがあった。11:45。この時間だと彼女に終電がなくなったっていう、ありきたりな言い訳が通用しない。ずいぶん彼女も酔っぱらっていた(そう見えた。もしかしたらそう見えるだけで彼女はザルで、全然酔ってないかもしれないけれど、それは重要な問題じゃない。酔って見えることが大事なのだ。)し、ダーツにも飽きて、ゲームセンターに行ってエアホッケーをすることにした。筐体に100円いれて、もう100円入れて、ゲームを開始しようとすると、プリクラのコーナーから出てきたムラハシと、その彼女を見つけた。
二人のほうに行って「何してんの?」と訊いた。「動物園行った帰り。」とムラハシは行った。ムラハシの彼女が手を後ろにまわして小さな鞄をゆらして、何も言わずに僕に微笑んだ。溜め息が出そうだ。「何してるの?」とムラハシ。僕は指さして、エアホッケーとその近くでこっちを呆然と見ているマリコを示した。硬直したマリコの表情と態度で僕は既に致命的な間違いをしていることに僕は気付いて、急いで彼女の元に行って(放っておいたのがマズかったんだろうか)、「紹介するよ。」と彼女の手を引こうとすると、「なんで。」と戸惑いと苛立ちにまみれた声で言った。なんでだろう。そして、振り返ってムラハシを見ると、まるで車に轢かれる直前の四足の動物みたいだった。不吉な兆候を感じ取ってムラハシの彼女は不安そうな顔をしている。ムラハシのほうに「エアホッケーしようとしてたんだ。紹介するよ。」と二人を読んでこっちに来させた。フルカワのぎこちなさは僕が今までみた彼のぎこちなさのなかで最高の規模に達していた。マリコの表情は恐怖と不安。

私はもう彼に話すことなんて何もなかったし、もう会いたくないと思っていたのに、でも会うと昔みたいに触れたり抱きしめたりしたいのに、でも、いまは沢山のことに汚されていて素直にそうすることができなくて寂しい気持ちになった。いつも彼がやさしく私のことを見つめたりすることもないなら、いっそ彼のことも彼の気持ちもずっと目につかないようにずっと遠くに押しのけてしまいたい。あんなふうにほかの女の子と仲良くしているところなんて見たくなかった。っていうか、あの女だれ?

「知り合いなの?」と、僕は誰にでもなく訊いた。
「昔付き合ってたんだ。」ムラハシはあっさりと白状した。嘘が下手だっていうのは本人も分かっていたから、きっと隠し事をして彼女に疑いをかけられるくらいならって、安全な選択をしたんだと思う。
そして、ムラハシが女の子と付き合っていた経験が一人しかいないと言っていたことを思い出して、じゃあ例のひどい恋愛っていうのがこのことだったんだと思った。

「久しぶり。」とムラハシはマリコに言ったけれど、その声は震えている。どうすればいいのか見当がつかなかった。

もしムラハシが一人だったら「あ、ムラハシくん、久しぶり。元気?いま彼と付き合ってるの。え?友達?そうなんだー。へー。今から彼の家に行くの。」とか笑いながら言ってさっさと腕を組んで僕と一緒にいなくなったとんだろうけど、ムラハシが二人でいるところ、しかも好きな女の子といるところをみると、ムラハシのことを異常に欲しい気持ちになる。具体的に言えば、また寝取りたくなった。(そして、読者にも予想がつくように、気持ちが自分の元に戻ったら、できるだけ残酷にムラハシを傷つけて捨てる。いや、もしかしたら今度は捨てないで、離れることができないようにしながら傷つけ続けるかもしれない。マリコにはそうしたいと思う腐った心と、それを果たす特別な才能があった。)内心、マリコのことはなんとも思ってなかった(軽蔑しながらも僕がマリコを欲しいと思ったのは、マリコを欲しいと思う沢山の男達に対する優越感が得られるということ。そして何よりも、さっき書いたように誰かの目を通して映された彼女は美しかった。

それにはそれを

2009年4月22日 日常
目には目を、嘘には嘘を、偽善には偽善を。
【R-18】ttp://www.yourlifehost.jp/video-44086179ff6794d03b4329b61adad0a0.html

こういう血の濃い女の子の、濃いセックスが大好きなんですけど、男優もセックスうまい(ように見えるし、たぶんそう。)し、これもお気に入りの一本ですね。あと、何度もイくうちに締まりが良くなるとか興奮する。

yourfilehost鑑賞

2009年4月20日 日常
【R-18】ttp://www.yourlifehost.jp/video-08aeea8d966d67cff0de276eeb118eb5.html

女優は文句なし。最高。
ヴィデオの出来としては、男優が笑わせてくるので、それが邪魔っぽいのが難点かなー。笑えるAVなら笑えるAVとしてちゃんと作ってほしいし、ヌいてる最中にAV男優独特のギャグを発揮されるとむかつく。
女の子、よく見ると可愛くないんだけど、化粧とか服とか髪型とか、特に声とか(でも元々良い尻してるけど)、そういう女の子力の高さを顔以外の部分でギリギリまで性能の限界を引き出していて、立派だと思った。

ところで、峰なゆか、彼女は超面白いのでオススメ。リスペクト。やっぱり病んでるひとのほうが病んでないひとより面白いのかな。
http://ameblo.jp/nayuka-mine/
マンガ喫茶を出ると、17時半で、暗い店内から暗い街に出ると違和感がなくて、暗い場所しかどこにもないみたいだと思った。雑然とした人ごみに紛れて僕たち3人は渋谷駅のほうに歩いて行った。それぞれ違う服を着て違う考えや違う生き方をしているはずなのに、みんな同じように見えるのはなんでだろう。駅に着くと僕たちは解散した。ユキは東横線に、マリコは井の頭線のほうに、僕は「買い物をしてから帰る。」と言って、また街のほうに歩いて行った。マリコからメールが届いた。メールアドレスを彼女が知っているのはユキが帰りにトイレに行くときに彼女が僕に聞いたからだ。そして、ユキがトイレから戻ってくるまでの数分で連絡先を交換すると、彼女は「パソコン探したいんだけど一緒に探してくれない?元プログラマでしょ。ユキちゃんは門限があるから、別れたあとに、連絡するね。」と言って、僕は断ることができなかった。求められると与えずにはいられなくなったのはいつからだろう。「分かった。いいよ。」とだけ答えて、そして実際に彼女からメールが届いた。「19時にアップルストア前ね。」と彼女は絵にリンゴの絵文字とハートの絵文字をつけてよこした。時計を見ると18時で、彼女が時間を少し遅くしたことに何か意味を見つけようとして、僕はやめた。空いている時間にタワレコの七階の本が置いてあるフロアに行って、僕は小説の参考のために女性のファッション誌を立ち読みを始めた。一ページあたり0.3秒くらいのペースで流し読みをしながら、気に入った洋服か、気に入った女の子か、その両方が備わった写真か、そのどれかが見つかったときだけ、ページをめくるのをやめて目に焼き付ける。海外国内合わせて30種類くらい棚に置いてあったファッション誌のなかで気に入ったのはフィガロジャポン、エルジャポン、ギンザ、ファッションニュース、ギャッププレス、ストリート。それにしても海外のファッション誌はなんでこんなに沢山広告が入るんだろうと考えていた。広告7割、雑誌の内容3割くらい。フィガロジャポンとフィガロはそういう理由もあって全く別物の雑誌みたいに思えた。流し読みをしながら、そのファッションを眺めても、その洋服のブランド名はともかく、スカートとかジャケットとか、そういう名詞をほとんど知らない自分に気付いて文章にすることが難しいことに気付いて、写真集のコーナーを睨んでいると、隣に座っている(立って読むのが辛くなって、長椅子を見つけて座った。)のが、あるファッションデザイナーだってことに気付いた。彼女はアートの写真集を眺めていて、イヤフォンで音楽を聞きながら話しかけないでほしいし、構ってくれるな、という雰囲気を全身から発していたし、その度合いが一種の無礼に当たるんじゃないかとすら、僕は思った。ふと、時計を見ると七時。イヤフォンをつけて知り合いのミュージシャンの曲を聞きながら、もし、しかるべきルートを辿ればどんな有名人や権力者と知り合うことができるんじゃないかと気付いた。例えば、さっきの女の子や、アイドルとか、奇形と言えるくらいの美人とか。そういった卑屈さ、つまり、著名な人間と仲良くなることで優越感を感じることを僕はいつからか認めるようになっていた。誠実という言葉が、欲望に素直であるっていうことだと気付いたからだ。その対象を妬むくらいなら、その対象のようになるか、それが今すぐできないなら、その次に来るのはその対象に近づくことだ。そして僕はそういうったことについて考えるたびに、その社会的な力に基づいた本能とはまったく違う種類の、とても個人的な社会から切り離されたとしても、表現すること自体の純粋な楽しみがあることも知っていた。自分がジャッジを下す善し悪し、それだけを頼りに美しいものや、とにかく素晴らしいものを作り上げるときの、あの自分を忘れて行く感覚。無意識に近いあの感覚があらゆるものを自分から遠ざけていく、あの短い時間が最高の報酬になる。
アップルストアのまえで人だかりが出来ていて、そのなかに彼女を見つけた。「人多いね。」と見たままの情景を彼女に伝えて、いちど店の外に彼女と出た。「知り合い。」と言って指さした先に髪の黄色い男がいて、あぁあれはカロリーメイツの曲作ってるやつじゃなかったけと思い出した。それからふと、数珠つなぎのように別のことも思い出した。フルカワが開いているパーティーで、あの男にほかの女が寄り付かないように、抱くように身体に触れていたのは、この目の前にいるマリコだった。わざわざ僕を連れてくるっていうことは、当てつけのためなのか。向こうが僕たちを見たのかどうかはよく分からなかったけれど、彼女はそれで満足したみたいで、「ご飯たべにいこ。」と言って坂を登ってカフェ・アプレミディに入った。向こうが僕と寝る気があるのかをできるだけ遠回しに「お酒頼む?」と聞いて、彼女は「どっちでもいいよ。」と言った。女の子らしい答えだ。二人で適当にカクテルを頼んで、目についたメニューを二つ頼む。ソファで隣に座る彼女を見て、またおかしなことになったと思った。知り合った女の子がジャンキーだったり女子高校生だったり、今日(しかも誕生日に)はアイドルだ。酒を飲んで女の子と話したことなんて、たいがいいつも忘れるものだから、その日も、とりとめのないことを話して、気付いたらビール5杯目。僕の足と彼女の足が当たる。こうなることは最初から分かっていた気がする。時計をみると10時をまわっていた。中途半端な時間になったし、これより多く酒を飲んでそのままラブホテルに行くのも芸が無いと思って、ダーツに誘った。トイレで前にこの店に来たときのことを思い出していたけれど、僕が思い出せるのは、デートの最初から最後までその女の子が自分に合わないって感じていたことだ。もっと正直に汚い話をするなら、彼女の容姿が自分と釣り合わないと思っていたことだった。そういう違和感を無視できなかった。だからといってその頃は、女の子を口説くのは下手だったから彼女を乗り換えるのも上手くできなかった。彼女といるときに感じていたのは、生温い安心と、そこはかとない敗北感だった。そう、これを読むあんただってちゃんと分かるはずだ。水を流して、彼女と店を出た。振らついている彼女を眺めているときに、そのだいぶ前に付き合っていた彼女のことを思い出した。背が小さくて鼻が低くて口が大きい。彼女はアトピー性皮膚炎で、彼女のザラザラした肌が僕を悲しい気持ちにさせたことを思い出した。初めて投げる彼女が6点の的に当てた。喜ぶ彼女の頭を撫でて、ジントニックを一口飲んで、投げる。このゲームのコツは前に一度(その時初めてだったけど経験者の友人に勝った。)やった時に自分で発見していた。左下の16、7、19、の場所がいちばん点数の配分がいい。だから、意識的に左下を狙って投げていれば、それだけで相手が真ん中を狙って投げて適当な的にダーツが刺さるよりずっと効率よく点数を取れる。どんな世界にもこの左下のような効率よく点数を稼げる部分がある。仕事も、芸術も、女の子だって同じだ。店ではOasisの『Live Forever』がかかっていて、彼らの音楽をきくたびに、彼らは音楽にとってのダーツボードの左下を見つけてそこにダーツを投げ続けたんじゃないかと思った。途中から、自分が勝ったらやっぱり彼女が面白くないだろうと思って適当に放っていた(彼女は僕がその効率の良い投げ方をしていたことには最後まで気付かなかったし、種ばらしもしなかった。)ら、なんとか点数が同じくらいになって、僕は彼女に勝たせた。
当たり前だけど書いてる小説を誰が読んでいるかは僕は知ることができないのだ。
好きだった女の子の写真を3分くらい眺めていたら、顔が全然可愛くないことに気付いて、間違いなく顔で好きになったわけじゃないって確信した。
なんで好きだったのかよくわからない。もしかしたら、これが女性が全然冴えない容姿の男と付き合う例の現象なのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
たぶんあと2、3年したら何かの間違いだったって決めつけるか、美化するか、もしくは、忘れてもう思い出さないようになる。

なんであれ、自分の守備範囲が広がったことは確か。顔が可愛くなくても好きになったり愛おしいと思ったりすることがあるから(顔が可愛くなくても可愛い女の子はいる。ただ、中身が可愛くて、顔まで可愛かったら、やっぱりそれはむずい。)、何か心にひっかかるものがあれば拾いあげて愛でたりするようにしよう。それで、そのときは間違いなくその女の子に言葉でもって「好きだ」って言わないと気持ちに気付かないはずだからそうしよう。
僕は本当は言葉というものを信じていない。厳密にいうと、他人を信じてないからそれを使いたくないんだけど、感じ取れない(理解できない)ならそうするしかない。


ウェブで発見した。
面白いらしい。

楽しさの方向性は沢山あるし、本はその沢山の楽しみの一部だし、小説の楽しみは読書の面白さの大きな一角ではあっても、一部でしかない、と忘れずに、小説含めて沢山ヤバい本を読んだりヤバい連中と遊びたいな。


貪欲
新潮文庫のを立ち読みをちょっとしたけど、軽く面白そうだから読んでみたいけど、最後までグタグダな話だったら嫌だ!と昔の小説を読むたびに思う。

最初の一ページ読んだ感じ、昔の小説でも軽い文章の小説があったんだなと思った。
ロシアの文豪は2ページで読むのがかったるくなってくるし、レーモン・クノーとかそのへんはそもそも面白くないし、マーク・トウェインとかはどう読んでもつまらない。


羽のように軽い文章で書きたい。快楽として、快楽として、消費されながら燃えて消えるような、でも、なおかつ、T・ウィリアムズみたいに極限的に、そして豊かに、何度読んでも飽きない。気付いたら読み終えている。そういう文章。

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