作文。練習。ウォーミングアップ。
文章を書く。書く。
小説のなかで沢山の情報を書く。
SFを読んでいる。『アッチェレランド』
近未来。情報のインターフェースの進化。神経領域への介入。
文章を読んでいると知らない固有名詞が沢山出てくる。
難しい文章を解読しようとする感覚は、5年くらいまえに『マネーマスターズ列伝』という投資の専門書籍を読んだときと同じだ。
理解できないにも関わらず、断片から理解できる情報が、理解を求めるモチベーションに僕をつなげる。

SF小説はは他の小説を読む時とは頭を使う部分が違う。それは、例えば、ストーリーで人を引き込んでいくときの、映像が簡単に頭に浮かんで、ぐいぐい夢中になるのとは違う。
まず、言葉への理解があって、それから、キャラクタや世界をすこしずつ理解させることができる。
それこそが、僕の書くSF(ほかのSFとは違うだろう)との違いだ。単語をわざわざ説明せず、既存の専門用語をちりばめる。
これは、オタク的だ。
理解できるひとには理解できる。そして理解できるひとにとっては、理解は容易で、映像は澄み渡る。反対に、その用語を理解できないひとにとっては、SFは不鮮明で雑音(のように聞こえる)だらけの文章になる。
それがSFだ。

文章を理解できるのは単語が理解できるからだ。もしくは、推測が可能だからだ。
ひとつひとつの言葉を辞書を引くことによって、どうにかすれば(とても手間をかけて)未知の言葉を理解できる。


記憶を思い出せた。
僕は小説の材料を書かずにしていたせいで、失っていたけれど、やっと思い出すことができた。

思い出した場所は、青山ファイで、僕と女の子は踊っていた。
最初から、彼女が僕を目当てにしていたのは分かった。彼女は僕に笑いかけた。なんども手が当たって、ぴりぴりと感電したみたいだった。
彼女が僕に笑いかける。そして僕は彼女に微笑み返す。何度も何度も彼女と目線と、手のふれあいだけで気持ちを通わせようとした。
そのときに、僕はふと小説のアイディアを思い付いた。

それについて、このあと書く。アイディアを思い付くのはできたのは久しぶりだった。なぜなら、僕は小説を書くことに少し飽きていたからだ。
『Fine Romance Complex』とでも言えばいいだろうか。意識している時も、無意識の時も、僕は小説のことばかりを考えている、という時期ではなくなっていた。
ほかのことに没頭すれば、小説を書く意欲は戻ってくるのは分かっていたけれど、誰かからの要求(もしくは自分が勝手に作り出した要求)のせいで、あと10回分に対して焦っていた。
なにしろ、2年間もこの小説に取り組んでいるのだ。そろそろ、20代の2年間を費やした小説が、完成されるまでに、それが完成すれば、もっと前へ進めるのに、失われていくチャンスが僕を焦らせるのだ。
ともあれ、この小説はまだ完成していない。

complex
精神分析用語。情緒的に強く色づけされた表象の複合と定義され、抑圧されながら無意識のうちに存在し、現実の行動に影響力をもつ。

メモ62

2009年10月3日 メモ
いとおしい

眠い

2009年10月1日
人と遊んでると小説書く時間がなくなって困る

しかも誰かと遊んでてもあんまり楽しいわけでもないし

(退屈しやすいのか楽しんでるフリが下手なのか)

一人で音楽聴いたり本読んでたりするほうが楽しい


優先順位

2009年9月29日コメント (4)
女のひとに自分の恋愛の話をする理由を考えていた。

そんなことしても何の得にもならないのになんでそんなことをするのか考えていたんだけど、そういう話をする相手としない相手の違いは、相手に他の男がいるかどうかの違いだ。
たぶんどこかで傷ついてるのかもしれないし、無邪気に他の女の子との恋愛の話をして、おあいこにしてるんだと思う。たぶん話を聞いてるほうはなんでそんな話を聞かされるのか分からないだろうし、その分かってないところがさらに僕を苛立たせる。

みんな狡いし酷いのに、自分は良い人で悪いことなんてしたことありませんみたいな顔して被害者ぶる。他人なんて適当に扱って構わないと思ってる。俺だって他人にとっては他人だから、傷つけられてもしょうがない。

みんな嫌い。

黒っぽい

2009年9月28日
恋愛が下手だからセックスだけして、相手が不満になったら捨てて、っていうのが嫌になって、誰かを好きになろうとしてうまくいかなくて孤独。
それで、またセックスを目的に行動することにしたら、また自己嫌悪するだろうし、だからってどうすればいいんだろう。


間違った場所に間違った人や物が配置されたまま、それでも世の中は動く。

だったら俺が孤独でも、他人を傷つけても別に構わないと思ってる。

ファックしてファックしてファックしてファックして、そのあいだずっと寂しさを誤魔化し続けることができるなら、偽りの愛情が時間の経過でほころびて自分に嘘をつきとおせなくなるよりかずっとましだと思う。

どこかに正しい世界があって、正しい人々や正しい国があるって誰かが言っていた。
  テ の ア ア イ 
机机机机机机机机机机机机机
  ト 僕 フ ミ ビ

のどかはテンゴくんが書いている小説に異常に興味を示していたが、彼は一切答えようととしなかった。
「金城のどかの小説のどのへんが好きなの?」と、のどかは訊いた。
「小説を貫く声みたいなものがあるんだよ。テーマとは少し違う。」とテンゴくんは答えた。
「そんなこと本人は全然考えてないかもよ。フィーリングで適当に書いてるかも。」と、彼女が言った。
「じゃあ、なおさら、その声が作品に反映されてるんじゃない?自動筆記みたいに。」
僕はトリイさんと、安部公房の小説の話をしていた。濁りのないのに、透明ではない生まれたばかりのような目。才能が溢れ出して止まらない彼女の話を聞いているうちに、自分の発想の乏しさを思い知った。
アミとアヤがミネタくんの方を向いて、「私たちどっちが可愛い?」と訊いた。
「イケダさん、はっきりしないの。」とアミ。
「比べようがないって。」とアヤ。」
ミネタくんは酒が飲めないから、酔ってないはずになって。顔を赤くした。女の子に慣れてないのかもしれない。
ふざけてビギーは「私も入れて!3人のなかで誰がいちばん可愛い?」と言うと、ミネタくんの顔はもっと赤くなっていた。きっとミネタくんを足した彼ら4人のなかでいちばん可愛いのは彼だろう。
ファニーのグラスが空になってるのを見て、僕がビールを注ぐと、彼女は「ありがとう」と落ち着いた声で言って、「あなたの彼女素敵ね。」と付けた足した。
「彼女だったら嬉しいんだけどね。」と僕は枝豆を食べながら言った。
「付き合ってるんじゃないの?」とトリイが訊いた。
のどかは「読ましてよ、小説。」と言いながら手をテンゴくんの膝に置いて頼んだ。
「僕のための物語じゃないんだ。」と彼は答えた。
「付き合ってないよ。僕のための女の子じゃないんだ。」と、前の二人に聞かせるみたいに言った。
表情や態度には殆ど出ないけれど、トリイが苛立ったのに僕は気付いたし、ファニーはビールに一口飲んだ。僕は心の中で、自分をハンサムに生んでくれた両親(特に美人の母親のほうに)に感謝した。
ファニーに「ねぇ、金城のどかの小説のなかで、どのキャラが好き?」と質問して話の流れを変えた。
「女の子で?男の子で?」
「じゃあ男の子で。」
「やっぱりクラハシくんかな。」とファニーは答えた。クラハシくんっていうのは『Fine Romance』に出て来た主人公で、モデルはもちろんムラハシだ。
「ふーん。じゃあトリイさんは?」と僕は反対を向いて訊いた。
「マツヤマくんかなー。」
マツヤマくんっていうのは、のどかの初期の小説の主人公で、捨て子で貧乏な育ちをした、才能があり冷たく、自分が出世するために周りの人間を利用する男の子だ。
「じゃあ、逆に、女の子で好きなキャラクタは?」とトリイが僕に聞いた。
「『Modern Romance』(後で『Fine Romance』の原形になった短編小説)の、コグマ・サユメ。」
「うそー。」
「いや、あの完璧にビッチだけど、内面が乙女っていうアンバランスさが。」
「カワゴエさんは誰が好きなの?」と僕はのどかに訊いた。もちろん、カワゴエというのは彼女が自己紹介した時の偽名だ。
(「カワゴエ・ユキです。仕事はピアノの調律で、カネシロ・ノドカに出てくるお洒落な女性が出てくるところが好きです。」などなど。)
saeri
09/09/20 1:28
うん
09/09/20 1:29

あなたって怖がり?
plus
09/09/20 1:29
怖がりだよ
saeri
09/09/20 1:29
夜電気消して眠れる?
plus
09/09/20 1:29
はは
saeri
09/09/20 1:29
眠れるのね・・・
plus
09/09/20 1:30
でも、分かる気がするよ。
saeri
09/09/20 1:30
怖いよねえ・・・
plus
09/09/20 1:31
暗闇より怖いものは沢山あるよ
saeri
09/09/20 1:31
そういう考えもある・・・が・・・くらいところは怖い・・・
09/09/20 1:32

でも 明るいところもきらい・・・
plus
09/09/20 1:32
なにそれ
saeri
09/09/20 1:32
むーん・・・
plus
09/09/20 1:33
敏感なんだね
saeri
09/09/20 1:33
ひとりでくらいところにいるのはいやだけど
09/09/20 1:33

だれかがいれば 暗いところは面白い
plus
09/09/20 1:33
うん
09/09/20 1:33

秘密基地みたいに?
saeri
09/09/20 1:33
暗いところの色ってあるじゃない?
plus
09/09/20 1:34
例えば?
saeri
09/09/20 1:34
真っ暗もあるし、真っ暗じゃないけど暗いところっていうのもあるし・・・
plus
09/09/20 1:34
うん
saeri
09/09/20 1:34
沖縄に辺戸岬っていうところがあって
09/09/20 1:34

そこによるにいったら、本当に真っ暗だったの
09/09/20 1:35

人と一緒だったから平気だったけど
plus
09/09/20 1:35
うん
saeri
09/09/20 1:35
上もしたも全然わからないぐらい暗いの
09/09/20 1:35

でも 風もふいているし
09/09/20 1:35

波の音もきこえるし
plus
09/09/20 1:35
うん
saeri
09/09/20 1:36
ひとりなら 絶対怖いけど 人と一緒なら 面白いじゃない?そういうところ歩くのって。
plus
09/09/20 1:36
そうだね
saeri
09/09/20 1:36
目隠しされているみたいだけど 目はちゃんと開いてるの
plus
09/09/20 1:36
宇宙空間みたいな
saeri
09/09/20 1:36
そうそう!
09/09/20 1:37

なんの話だっけ?
plus
09/09/20 1:37
社会そのものみたいな人間って
saeri
09/09/20 1:37
はい
plus
09/09/20 1:37
割り切れてないよ
09/09/20 1:37

むしろ反社会的だよ
saeri
09/09/20 1:38
うん
plus
09/09/20 1:38
だから怖いんじゃない?
saeri
09/09/20 1:38
あなたって退廃的な雰囲気があるし・・・
plus
09/09/20 1:38
退廃的・・・
saeri
09/09/20 1:38
きっと悪い人だと思う・・・
plus
09/09/20 1:38
デカダーンス
saeri
09/09/20 1:39
そうそうw
plus
09/09/20 1:39
仮にだけどさ
saeri
09/09/20 1:39
うん
plus
09/09/20 1:39
言ってることと、いま自分で喋ってたことをまとめると。
09/09/20 1:40

表面的には社会そのものの適応した人間で、
09/09/20 1:40

内面は反社会的な悪い人、ってことか。
saeri
09/09/20 1:41
私にとって社会というもののイメージが、統合されていないものなの
plus
09/09/20 1:41
うん
09/09/20 1:41

じゃあ統合されてない人間?
saeri
09/09/20 1:41
統合されていない世界には、統合されていない人のほうが 馴染むとおもうの
plus
09/09/20 1:42
多重人格みたいなものか
saeri
09/09/20 1:42
まだわかんない・・・
09/09/20 1:42

あなたを遠くから観察中
plus
09/09/20 1:44
僕にとっての社会のイメージは
saeri
09/09/20 1:44
はい
plus
09/09/20 1:44
んー
09/09/20 1:44

人間そのもの
09/09/20 1:45

本能があって理性があって寿命がある
saeri
09/09/20 1:45
うんうん
plus
09/09/20 1:46
だから怖くないよー
saeri
09/09/20 1:46
え! 笑
plus
09/09/20 1:47
じゃあ俺以外の人達はみんな統合されてるの?
09/09/20 1:47

統合されてるっていうか、理解できるの?
saeri
09/09/20 1:47
ううん 理解できない
09/09/20 1:48

私 あなたも怖いけど
09/09/20 1:48

怖い人いっぱいいるもの
plus
09/09/20 1:48
ふーん
saeri
09/09/20 1:48
でも 少しあなたにはなれてきたわ
plus
09/09/20 1:48
そう
saeri
09/09/20 1:48
はい
plus
09/09/20 1:49
持論なんだけど
09/09/20 1:49

嘘つきは人を信じれない っていうのがあって
saeri
09/09/20 1:49
はい 笑
plus
09/09/20 1:50
それは人は無意識に自分を物差にして考えるから
saeri
09/09/20 1:50
うん
plus
09/09/20 1:50
周りも嘘つきだって前提がさ
saeri
09/09/20 1:50
てことは えーと・・・
plus
09/09/20 1:50
だから、本当に怖いのはきみ自身なんじゃない?
saeri
09/09/20 1:50
私も怖い人?
plus
09/09/20 1:51

09/09/20 1:51

なんか保留中ってなる
09/09/20 1:51

plus
保留中
それは人は無意識に自分を物差にして考えるから
plus
保留中
周りも嘘つきだって前提がさ
plus
保留中
だから、本当に怖いのはきみ自身なんじゃない?
09/09/20 1:52

見えてる?
saeri
09/09/20 1:52
あら?
09/09/20 1:52

寝ちゃったのかしら・・・
09/09/20 1:55

ねぇ!
09/09/20 1:56

あ、つながった?
plus
09/09/20 1:56
繋がった
09/09/20 1:56

そう
saeri
09/09/20 1:56
あ、なんか むずかしいことがいっぱいかいてある!
plus
09/09/20 1:56
私も、じゃなくて、私が
09/09/20 1:56

ってことかな
saeri
09/09/20 1:57
じゃあ、怖い人じゃないです
plus
09/09/20 1:57
はは
saeri
09/09/20 1:57
あなたも怖くないです
09/09/20 1:57

ふふふ
plus
09/09/20 1:58
たぶん
09/09/20 1:59

僕が知ってるなかで誰よりも興味深い人間ですよきみは
saeri
09/09/20 1:59
へえ・・・(ぽかーん
plus
09/09/20 1:59
誰よりもって言ったら言い過ぎかな
saeri
09/09/20 1:59
ははは!
plus
09/09/20 2:00
前にきみが来なかったお茶の時に
saeri
09/09/20 2:00
ええ
plus
09/09/20 2:01
TさんとKさんに
09/09/20 2:01

「あのひと、凄い心暗いじゃないですか。」
09/09/20 2:01

って話してた。
saeri
09/09/20 2:01
うん
09/09/20 2:01

暗いよ・・・ 涙
plus
09/09/20 2:01
なんでそんな話してたんだっけな
saeri
09/09/20 2:01
ひどいよ・・・そんな核心つくなんて 涙
plus
09/09/20 2:02
ははは
saeri
09/09/20 2:02
だから あなたこわいの! 
plus
09/09/20 2:02
みんな思ってるけど口に出さないだけですよ
saeri
09/09/20 2:02
ええー・・・
09/09/20 2:02

しょんぼり・・・
plus
09/09/20 2:02
はは
09/09/20 2:02

それで、続きがあって
saeri
09/09/20 2:02
はい・・・
plus
09/09/20 2:03
「」
09/09/20 2:03

間違えた
09/09/20 2:03

「でも、あのひとは、普通の心の暗さじゃないんですよ。」って
saeri
09/09/20 2:03
うん・・・
plus
09/09/20 2:04
例えば正常な心の暗さは、過食とか、性風俗とか、そういうありきたりな方向に行くんですけど、
saeri
09/09/20 2:05
うん・・・
plus
09/09/20 2:05
きみの心の暗さは異常だから、
09/09/20 2:05

全部、系統的になってるっていうか、道理の通った暗さっていうか、
09/09/20 2:06

たぶん、整理された暗さっていうか、理論的になってる。みたいな。
09/09/20 2:06

難しいけど。
saeri
09/09/20 2:06
はい・・・
plus
09/09/20 2:07
バランスを取れないはずのものが、なぜかバランスを取れてる。
saeri
09/09/20 2:07
はい・・・
plus
09/09/20 2:07
っていうのが、あなたです。
09/09/20 2:07

僕から見た話ですけど。
saeri
09/09/20 2:07
そんな部分を 見逃してくれるのが 洗練かなあと・・・ 
plus
09/09/20 2:07
ははは
saeri
09/09/20 2:07
そう思って お手紙と香水を渡したのです・・・
plus
09/09/20 2:08
別にいいじゃないですか。好きですよ。あなたのこと。
saeri
09/09/20 2:08
ありがとう・・・涙
09/09/20 2:09

どんより・・・
plus
09/09/20 2:09
そんな暗い部分ばかりじゃないですよ
saeri
09/09/20 2:09
うん
plus
09/09/20 2:10
綺麗なものが好きとか、素敵じゃないですか。
saeri
09/09/20 2:10
そうね・・・
09/09/20 2:10

綺麗なものへの執着が尋常じゃないのは・・・
09/09/20 2:11

あなたの指摘と 関係あるでしょうね・・・
plus
09/09/20 2:11
そうかな
saeri
09/09/20 2:11
たぶん・・・
plus
09/09/20 2:11
考え過ぎですよ
saeri
09/09/20 2:12
自分のことは よくわからないけどね・・・
plus
09/09/20 2:14
んー
09/09/20 2:15

だいたい、ネガティブとかポジティブとか区別できないものだってあるし、
09/09/20 2:15

それにまで無理矢理ネガティブってレッテルを張ってるんじゃないかな
saeri
09/09/20 2:16
いや・・
09/09/20 2:16

私の中では結構平和なんだけど
plus
09/09/20 2:16
うん
saeri
09/09/20 2:16
人とあんまりうまくいかないことが多いので
plus
09/09/20 2:16
うむ
saeri
09/09/20 2:17
もう いまさら 人とうまくやろうともおもっていないので
09/09/20 2:17

里には下りないようにしてるんですけど・・・
09/09/20 2:17

人が作ったものは好きなんですけど
plus
09/09/20 2:17
うん
saeri
09/09/20 2:18
人はあんまり好きじゃないんですよね・・・
plus
09/09/20 2:18
人だって物ですよ
09/09/20 2:18

なんて言ったらまた「あなた怖い」とか言われそうだな
saeri
09/09/20 2:19
ううん
09/09/20 2:19

でも あんまりすきじゃないんだもん
09/09/20 2:19

楽しくないっていうか・・・
plus
09/09/20 2:19
その気持ちは分かりますよ
saeri
09/09/20 2:20
疎ましいと思うことも多いし・・・
plus
09/09/20 2:21
うむ
09/09/20 2:22

たいがいの人達はそうですよ
saeri
09/09/20 2:22
うん
plus
09/09/20 2:22
何が楽しいのか良く分からないことで楽しんでるふりをしたりする
09/09/20 2:22

けど
09/09/20 2:23

でも時々、作ったものじゃ絶対に得られない楽しさとか幸福感を得られるんですよ。
09/09/20 2:23

なんだろう
saeri
09/09/20 2:23
まあね 
plus
09/09/20 2:24
恋愛しかりセックスしかり本当に面白い一握りの友達との面白いときしかり
09/09/20 2:26

疎ましさと引き換えだろうけど
saeri
09/09/20 2:26
うん
plus
09/09/20 2:28
引き換えにでも、ソーシャルな刺激が欲しくなったりしない?
saeri
09/09/20 2:28
いまはあんまりしない・・・
plus
09/09/20 2:28
昔はあった?
saeri
09/09/20 2:28
自分がこんなにそれが苦手だという自覚がなかったときは 気にしていなかった
plus
09/09/20 2:29
うーん
saeri
09/09/20 2:29
ちがうな・・・
09/09/20 2:29

段々 自分が楽な場所を探していったら
09/09/20 2:29

ソーシャルな刺激から離れたところだったというかんじ
plus
09/09/20 2:30
なるほど
saeri
09/09/20 2:30
だから、あなたではなく、
09/09/20 2:30

他の人ですけど、
plus
09/09/20 2:30
うん
saeri
09/09/20 2:31
人間とのコミュニケーションが、何よりも重要!って思っている人ってけっこういるでしょう?
plus
09/09/20 2:31

saeri
09/09/20 2:31
そういう人が、私に、いろいろ言ってくるときが 一番 つらい
plus
09/09/20 2:32
そっか
09/09/20 2:32

コミュニケーション
saeri
09/09/20 2:33
人里はなれたところで 安心して暮らしているんだから そっとしておいて って すごく思う
plus
09/09/20 2:33
はは
saeri
09/09/20 2:33
男の人とか特にね 苦笑
09/09/20 2:33

いってくるんですよね そういうこと
plus
09/09/20 2:33
意外だね
saeri
09/09/20 2:33
そう?
plus
09/09/20 2:33
女の子が言いそうだけど
saeri
09/09/20 2:34
私が女だからでしょ? 笑
plus
09/09/20 2:34
その割にはちゃんと友達がいるように見えるけど
saeri
09/09/20 2:34
女友達?
plus
09/09/20 2:34
よくわかんないけど
09/09/20 2:34

女友達
saeri
09/09/20 2:35
このごろ 友達できたの 少し! (じまん
plus
09/09/20 2:35
偉い!笑
saeri
09/09/20 2:35
この1年~2年ぐらいで少しできた
plus
09/09/20 2:36
金曜の夜に、会社の人達にボーリングに誘われて、
saeri
09/09/20 2:36
うん
plus
09/09/20 2:36
で、ボーリングはつまらないから、飲み会とかだったら誘って、って言ったんだけど。
saeri
09/09/20 2:37
うん
plus
09/09/20 2:37
帰り道考えてたら、たぶん、人といること自体には全く魅力を感じてなくて、
09/09/20 2:38

その娯楽そのものにだけ、興味とかモチベーションがあるって、
09/09/20 2:38

そう気付いて、
saeri
09/09/20 2:38
うん
plus
09/09/20 2:39
たぶん、なんか、冷たいように思えた。自分が。
09/09/20 2:39

なんていうか、
saeri
09/09/20 2:39
うん
plus
09/09/20 2:40
その人が発生させる楽しみだけを求めていて、その人自身には全然興味がない。
09/09/20 2:40

エゴイスティックっていうか。
saeri
09/09/20 2:40
ああ・・・
09/09/20 2:41

なるほどね・・・
plus
09/09/20 2:41
たぶんねー、
saeri
09/09/20 2:41
うん
plus
09/09/20 2:41
自分のことしか考えてない人間なんだと思う。
09/09/20 2:41

若いから、っていうわけでもなくて。
saeri
09/09/20 2:42
そうおもうよ
plus
09/09/20 2:42
こういう人間って他にいる?
09/09/20 2:42

今まで会ってきたなかで。
saeri
09/09/20 2:42
いるのかもしれないけれど、私があなたをみたときに、
09/09/20 2:42

この人、ものすごいエゴイストのような気がするって 直感でおもったので
09/09/20 2:43

エゴイストセンサー いままでで一番振り切ったかも 笑
plus
09/09/20 2:43
ははははは
09/09/20 2:43

面白い
saeri
09/09/20 2:43
もちろんあなたのこと良く知らなかったから 
09/09/20 2:44

なんの根拠もないんだけど
09/09/20 2:44

エゴイストとか 冷たいとか
09/09/20 2:44

怖いとか
09/09/20 2:44

そうね 怖いとか そういうイメージは エゴイストの中に含まれていたかもしれません
plus
09/09/20 2:44
なるほど
09/09/20 2:45

自己弁護しますけど
saeri
09/09/20 2:45
はい
plus
09/09/20 2:45
矛盾するようだけど他人の気持ちには敏感ですよ
saeri
09/09/20 2:45
よく観察してますよね
plus
09/09/20 2:46
敏感っていうか、共感しすぎるっていうか、
09/09/20 2:46

相手に無意識に合わせちゃう。
saeri
09/09/20 2:46
うん
plus
09/09/20 2:47
んー
09/09/20 2:47

きみと話すときに緊張するのは、だから僕も緊張して、それでさらにきみが緊張する
09/09/20 2:47

と、循環する。
saeri
09/09/20 2:48
あ、わかる
09/09/20 2:48

私もそうなのかもしれない
plus
09/09/20 2:48
そう思う
saeri
09/09/20 2:48
私 自分がないみたいなところが自分だって思うことよくある
plus
09/09/20 2:49
その割には頑固にも思えるけど
saeri
09/09/20 2:49
そこは 分離しているの
plus
09/09/20 2:49
なるほど
saeri
09/09/20 2:49
あなたの体と心が分離しているみたいに
plus
09/09/20 2:49
うん
saeri
09/09/20 2:49
相手といると 相手の望むことをしたくなる
09/09/20 2:49

でも 相手が目の前からいなくなったとたんに 自分にもどるの
plus
09/09/20 2:49
なんか寂しいね
saeri
09/09/20 2:50
えーーーー
09/09/20 2:50

いわなきゃよかったー
plus
09/09/20 2:50
いや、別にいいよ。
09/09/20 2:50

言ってくれて。
09/09/20 2:50

いや、別に俺が寂しいってわけじゃなくて。
09/09/20 2:50

きみにとって寂しいだろうなって
09/09/20 2:51

ワガママが言えない子供みたい
saeri
09/09/20 2:51
そうね・・・
09/09/20 2:51

でも この1年ぐらいで
09/09/20 2:51

少し 変化したかも
plus
09/09/20 2:51
そう
saeri
09/09/20 2:52
それは やっぱり他人とつきあうの 苦手ですって 公言するようになったので
09/09/20 2:52

それからは、まわりも ちょっと変わったし・・・
plus
09/09/20 2:52
そういえば
09/09/20 2:53

さっきの心と身体の分離の話だけど
saeri
09/09/20 2:53
はい
plus
09/09/20 2:53
いや、やっぱり、セックスの話になるからいいや。この話は。
saeri
09/09/20 2:53
あれ?また 保留になってる?
plus
09/09/20 2:54
test
09/09/20 2:55


09/09/20 2:55

ok
saeri
09/09/20 2:56
うわーん!
09/09/20 2:57

どうしてーーー
plus
09/09/20 2:57
すみません
09/09/20 2:57

ネットが落ちてた
saeri
09/09/20 2:59
どうしてだめなのかしらー
plus
09/09/20 3:01

09/09/20 3:01

戻った

Fine Romance 86.5/100

2009年9月24日 日常
それと時間を同じくして、ユキはチャットをしていた。サエリという名前がユキだ。
plus
09/09/20 0:43
test
09/09/20 0:43

a
09/09/20 0:43

オーケー
09/09/20 0:44

こんばんは
saeri
09/09/20 0:44
表示オフにしてるけど 気にしないで
plus
09/09/20 0:44
はい
saeri
09/09/20 0:44
仕事の人への居留守対策です
plus
09/09/20 0:44
行き詰まってるんだ?
saeri
09/09/20 0:44
居留守対策・・・日本語へん
09/09/20 0:44

いや・・・なんとなく・・・居留守・・・
plus
09/09/20 0:44
居留守
09/09/20 0:45

ビール飲みがながらですけどいいですか?
saeri
09/09/20 0:45
いいですよ
09/09/20 0:45

エッチなこといわなければ
plus
09/09/20 0:45
言わないですよ
saeri
09/09/20 0:45
お手柔らかに
plus
09/09/20 0:52
ところで
saeri
09/09/20 0:52
はい
09/09/20 0:52

ドキドキ・・・(こわい
plus
09/09/20 0:53
普通のことですよ
saeri
09/09/20 0:53
はい・・・
plus
09/09/20 0:53
昔あなたが書いてたのはどうすれば読めるんですか?
saeri
09/09/20 0:53
うーん・・・
09/09/20 0:53

コピーあげましょうか?
plus
09/09/20 0:53
それ嬉しい
saeri
09/09/20 0:54
じゃあ、今度会うときまでに用意します
plus
09/09/20 0:54
怖がりすぎ
saeri
09/09/20 0:54
うん・・・
09/09/20 0:55

怖い・・・
plus
09/09/20 0:55
うそー!?
saeri
09/09/20 0:55
怖い・・・
plus
09/09/20 0:55
超優しいですよ
saeri
09/09/20 0:55
そうかなあ・・・
plus
09/09/20 0:55
えー
09/09/20 0:56

それは怖がりだからだと思うけど
saeri
09/09/20 0:56
クラブであったときとか 完全に私 体がそってる・・・
plus
09/09/20 0:56
えー
09/09/20 0:56

ははは
saeri
09/09/20 0:56
猫が 怖がると まるくなって
09/09/20 0:56

ときどき ぶるぶるってやるじゃない?
plus
09/09/20 0:56
うん
saeri
09/09/20 0:57
ああいうかんじ
09/09/20 0:57

なぜかしら あなたは 怖い
plus
09/09/20 0:57
目つきが悪いからですよ
saeri
09/09/20 0:57
目つき悪い?
plus
09/09/20 0:57
つり目だし
saeri
09/09/20 0:58
きつねみたいだよね
plus
09/09/20 0:58
新幹線みたいって言われたことありますよ
saeri
09/09/20 0:58
そうかなあ・・・
plus
09/09/20 0:58
きつねか
saeri
09/09/20 0:58
きつねと魚を足して割ったかんじ
plus
09/09/20 0:59
はは
saeri
09/09/20 0:59
雰囲気も
plus
09/09/20 0:59
雰囲気も狐と魚の中間?
saeri
09/09/20 0:59
そう
plus
09/09/20 0:59
それ全然分からないです
saeri
09/09/20 0:59
すみません・・・
plus
09/09/20 1:00
狐と魚の中間みたいな雰囲気だったらちょっと怖いかも
saeri
09/09/20 1:00
そのイメージで香水をえらびました
plus
09/09/20 1:00
うーむ
09/09/20 1:01

魚って・・・
saeri
09/09/20 1:01
ぬるっとした・・・
plus
09/09/20 1:01
ぬるっとしてないですよ
saeri
09/09/20 1:01
うーん・・・
plus
09/09/20 1:02
ぬるぬるかー
saeri
09/09/20 1:02
ぬるぬるはしてないんだけど、湿ったかんじ・・・
plus
09/09/20 1:02
ははははは
saeri
09/09/20 1:02
笑ってる :)
plus
09/09/20 1:02
それってなんか凄いですね
09/09/20 1:03

湿った雰囲気って
saeri
09/09/20 1:03
そう?
plus
09/09/20 1:03
そんな湿ってないですよ。たぶん
saeri
09/09/20 1:03
そうなの?
plus
09/09/20 1:03
どっちかっていうと乾いてる
saeri
09/09/20 1:04
ああ・・・
09/09/20 1:04

いってる意味もわかる
09/09/20 1:05

この間のあなたのメールおもしろかった
09/09/20 1:05

いままでもらったあなたのメールの中でいちばん面白かった
plus
09/09/20 1:05
退屈だからっていうの?
saeri
09/09/20 1:05
うん
plus
09/09/20 1:05
滅茶苦茶書いてた気がするけど
09/09/20 1:06

どのへんが面白かった?
saeri
09/09/20 1:06
人を疎ましく感じるときがあるっていうところまでの展開のさせ方が
09/09/20 1:06

おもしろかった
plus
09/09/20 1:07
ちょっと今読み返してみる
saeri
09/09/20 1:07
ソーシャルな遊びをしたいっていうのと、疎ましいって、相反することのようだけど
plus
09/09/20 1:07
あー
09/09/20 1:07


saeri
09/09/20 1:07
私も似たようなことを 考えるから
09/09/20 1:07

面白かった
plus
09/09/20 1:08
なるほど
saeri
09/09/20 1:08
うん
plus
09/09/20 1:08
骨子は
saeri
09/09/20 1:08
はい
plus
09/09/20 1:09
身体と心を分離してる
09/09/20 1:09

っていうところかな
saeri
09/09/20 1:09
そうね
plus
09/09/20 1:09
経験的に
saeri
09/09/20 1:09
うん
plus
09/09/20 1:10
そういうのって湿ってるっていうの?乾いてるっていうの?
saeri
09/09/20 1:10
えーとね 水の中にいるかんじ (なぞな表現でごめん
plus
09/09/20 1:10
わかるきがする
saeri
09/09/20 1:11
あ、わたし 高校のときに
plus
09/09/20 1:11
うん
saeri
09/09/20 1:11
生物の授業で 魚についての なにかレポートださなきゃいけなくて
plus
09/09/20 1:11
うんうん
saeri
09/09/20 1:12
魚の皮の内側と外側について イメージすることみたいなのをかいて
plus
09/09/20 1:12
はい
saeri
09/09/20 1:12
大きなクエスチョンマークつけられた 先生に・・・
09/09/20 1:12

水の中にいきている魚って
plus
09/09/20 1:12
うん
saeri
09/09/20 1:13
体温ないんだよねー?みたいなこと考えていて
plus
09/09/20 1:13
そうなの?
saeri
09/09/20 1:13
体温は水温と同じ?・
plus
09/09/20 1:13
言われてみればそうだね
09/09/20 1:13

魚あったかくない
saeri
09/09/20 1:13
あなたの魚のイメージってそれなのかも!
plus
09/09/20 1:14
体温が肌の内側と外側が同じ
saeri
09/09/20 1:14
あなたのそとにある社会の温度と あなたがあんまり変わらない
09/09/20 1:14

そうそう1
09/09/20 1:14


plus
09/09/20 1:14
興味深いね
09/09/20 1:14

社会の温度か
saeri
09/09/20 1:14
私は社会より低い気がします、自分のこと 実際体温低いし
plus
09/09/20 1:15
ふむ
saeri
09/09/20 1:15
魚はそれだったのね! はー すっきりした!
plus
09/09/20 1:15
それって社会に同化してるってこと?
saeri
09/09/20 1:16
同化じゃなくて・・・
plus
09/09/20 1:16
温度が同じ
saeri
09/09/20 1:16
抵抗がない・・・みたいな
plus
09/09/20 1:16
社交できるってこと?
saeri
09/09/20 1:17
うーん・・・
plus
09/09/20 1:17
情熱とかそういうのとも違うのかな
saeri
09/09/20 1:17
私は 社会より低いから うまくやれないっていう気持ちがいつもある
09/09/20 1:17

きっと高い人は うまくやれている!っていう意識がある
plus
09/09/20 1:18
ふむ
saeri
09/09/20 1:18
同じだと きっと もっと さめているっていうか
09/09/20 1:18

うまくやれるとかやれないとかすら考えていないのかなーと 想像してみたりします
plus
09/09/20 1:18
うむ
saeri
09/09/20 1:19
心と体を分離しているっていうのも
09/09/20 1:19

うまくいえないけど・・・
plus
09/09/20 1:19
あー
saeri
09/09/20 1:19
そのほうが 本当は 社会になんだか
09/09/20 1:19

なんだろう 
09/09/20 1:19

本質的には 
plus
09/09/20 1:20
うん
saeri
09/09/20 1:20
社会と同じものを感じる・・・
09/09/20 1:20

まだまとまらない・・・
plus
09/09/20 1:21
社会みたいな人間ってことかな
saeri
09/09/20 1:21
うん
plus
09/09/20 1:21
社会そのものみたいな人間
saeri
09/09/20 1:21
うん
09/09/20 1:21

そう
09/09/20 1:21

だから 私が怖がるのかも
plus
09/09/20 1:21
そんな割り切れた人間じゃないよ
saeri
09/09/20 1:21
そう?笑
plus
09/09/20 1:22
そうだよ笑
09/09/20 1:23

割り切れた人間だったらあなたみたいに難しい人には近づかないよ
saeri
09/09/20 1:23
わたし難しくないわよ 笑
plus
09/09/20 1:23
難しいよ
saeri
09/09/20 1:23
どうして?
plus
09/09/20 1:24
どのへんが難しいかって?
saeri
09/09/20 1:24
うん どうして難しいって感じるのかしらって思って。
plus
09/09/20 1:24
んー
09/09/20 1:25

例えば、簡単な人間は文章を書かない。
09/09/20 1:26

吐き出さなきゃいられないわだかまりがあるように感じる
saeri
09/09/20 1:26
確かにそうですね。笑
plus
09/09/20 1:27
大抵の人間にはそういうものがない
saeri
09/09/20 1:27
そうね
plus
09/09/20 1:27
ない、っていうより、あっても気付かない。
saeri
09/09/20 1:27
うん そう思う
plus
09/09/20 1:28
難しい、っていうより、他の人より多く感じて、多く考える。
09/09/20 1:28

って感じかな。
09/09/20 1:28

臆病な人間は必要以上に考え過ぎるし、感じすぎる。

過剰反応

2009年9月22日 日常
頭の中で沢山の情報が渦巻いてて、逆に文章が書けない。
インプット過剰っていうか。

Fine Romance 86/100

2009年9月18日 日常
のどかはバイクに乗って来て、僕が住んでるマンションの前に革ジャンパーを来て、タバコを吹かして立て掛けたバイクに寄りかかって、「久しぶり。」と言った。
「でかいバイクだね。」
「ヤマハの『V-Max』。1200CCで欧米の逆輸入車。国内だと付いてないV-boostっていう装置が付いてて、国産だと規制で発揮できないトルクがあるの。1200CCって言ったら、軽自動車並みよね。」
「倒れても持ち上げられないんじゃないかな。」
「コツがいるんだけどね。なんとか。」
「バイクなんて乗れたんだ。」
「このバイクに乗りたくて、先月免許取ったの。」
どちらかといえば小柄の彼女が、雄牛みたいに巨大で荒々しい黒のバイクに乗っているギャップが格好いいと思った。
ヘルメットを渡された僕は、彼女の言うがままに後ろに乗って彼女の肩を両手で掴んだ。風を切りながら、景色を飲み込みながら、バイクの振動を感じていた。
「バイクって原始的よね。」
「原始的?」
「凶暴で、沢山の力を血が求めるような。この解放される感覚って原始的だと思わない?大昔に馬を乗っていた、遺伝子に刻まれた記憶が、この鼓動なエンジン音で呼び起こされるのかな。」
「文明の発展が、本能的な物を引き出すために使われてるなら、僕たちは退化してるのかな?」
「誰だって持ってる本能は同じよ。」
「本能のどの部分が発揮されるかの違いか。」
「音楽、乗り物、スポーツ、ファッション、料理。我ら万物の霊長は原始的な欲望をさらに満足させるために文明を発展させたんじゃないかしら。」
「何かで見たことがあるよ。世界最古の性玩具。石で出来てた。」
秋葉原でバイクを降りて、のどかと二人で秋葉原に向かっていく途中で、石器(結局僕は絵に描いて説明することになった)の話から、こんなテレビゲームがあればいい、という話になった。僕に彼女は’超高性能恋愛ゲーム’を勧めた。彼女が僕の書いた小説の走り書きの『True Religion』を読んだからだと思う。
「やっぱり現実世界でメリットがあるとして。」
「難しそうなゲームだね。」
「女の子を凄くリアルに反映してるから、そのゲームをしているうちに、オタクで内気な男の子は、気付いたら現実の女性の理想になってるの。」
「でもさ、現実の女の子とうまく折り合いがつかないからゲームしてるんじゃないの。」
「うーん。最初はイージーモードから始まるの。たとえば、主人公はルックスがよくてお金を持ってて、っていう設定なの。で、それをクリアするとノーマルモード。ルックスは普通でそこそこの稼ぎで。」
「稼ぎ、って、主人公サラリーマンなの?」
「じゃあ学生ね。で、オタクであれな人達だからやっぱりやり込んで一番難しいハードモードで全員の女の子と付き合って、ベリーハードモードに挑戦できるようになるの。」
「それでベリーハードモードをクリアした頃には、プレーヤーは現実で恋愛の達人になってるんだ。」
「そう。ゲームのタイトルは『Real Love』とかね。」
「興味深いね。」
「私、ベリーハードモードをクリアした男の子と会ってみたい。」
「例えばさ、そのゲームが現実に近づき過ぎた時に、ゲームから出て来れなくなるんじゃない。」
「じゃあペッティングぐらいはオーケー。」
僕は笑った。彼女は割と真剣そうだった。
「うーん。その対策としてはやっぱり、セックスができないようになってるとか。エッチする以外のことは、他のゲームとほぼ一緒なの。それでー、ベリーハードの裏キャラクタが私なの。」
「カネシロ『あなたってどこにでもいる’いい男’ね』 とか言うわけ?ルックスのパラメータとか、能力を鍛えまくった主人公に向かって。」
「私そんなこと言わない。逆に割と簡単にペッティングまで出来ちゃうんだけど、絶対心を許さないとか。 カネシロ『私には誰も入れないの。』 って。名ゼリフじゃない?『あなたは死なないわ、私が守るもの』みたいな。」
「オタクには厳し過ぎるんじゃないかな。」
「ねぇ、やっぱりオフ会来る男の子ってやっぱり引きこもってエッチなゲームとかやってばっかりいる人ばっかりなのかな。」
「俺だって行ったことないけど、割と普通の人達が来るんじゃないかな。」
今日は彼女の小説のファンのオフ会に出るのだ。ソーシャルネットワーキングサイトにあるコミュニティーで見つけた。彼女は最初変装すると言っていたけど、右目の端にあるホクロが自分にはないから、よく似ている人で通すことになった。
「わくわくしてきた。」と彼女は言った。
「君のファンって想像つかないな。」
「あなただってそうじゃない。」
「ファンじゃないよ。」
「じゃあ何?」
「ゲームプレーヤー。」
そんなことを話してるうちに、待ち合わせ場所についた。
僕たち二人を含めた10人で女の子は6人と男は4人だった。
女の子1:背が高い。というか胸も腰も大きくて、肩幅も広い。鼻も高い、目も大きい。シロみたいだ。僕は彼女を密かにビギーと呼ぶことにした。
女の子2:豹のような雰囲気。スタイリッシュで、黒い複雑な形状の服を着ていた。賢そうな目をしていて、身を守るように腕を組んでいて、笑うと人なつこそうな表情になった。自分の中でだけファニーと呼ぶ。
女の子3:双子のサトウ姉妹の姉。落ち着いた性格で官能的な媚びるような顔つきをしている。美人。本名のままアミと呼ぶ。
女の子4:双子のサトウ姉妹の妹。表情が多彩で、リアクションや感情表現が豊か。美人というより、可愛い。こちらも本名のままアヤと呼ぶ。
女の子5:のどかのサイン会で隣に座って喋っていた女。ここで再会すると思わなかった。終始挙動がおかしかった。トリイさん。
男1:色黒で風采の良い男。仕事帰りなのかスーツで来ていた。見るから仕事ができそう。元ギャル男。イケダさん。
男2:髪の長い楽天的な雰囲気の男。東北の訛りがあって、パンクバンドをしているらしい。ミネタくん。
男3:背の高い物静かな男。内省的な態度をしていて、ゴツい体つきをしている塾講師。テンゴくん。

店に入って、座敷の席に座る。
僕の右隣にはファニー、左隣にはトリイさんが座った。
のどかは僕の向かいに座って彼女から見て右にテンゴくん、左にアヤが座った。
頑張んなきゃ頑張んなきゃって思い過ぎた。

言われたことを重く受け止め過ぎて、重くてストレスを感じ過ぎて肌が荒れてボロボロになって皮膚科通うとか、もういい加減にしたいから、とりあえず、人の言うこととか、責められたときに、聞き流して、別にいいんじゃね?くらいの心持ちで生きることにする。

(今まで頑張り過ぎて潰れたことが何度もあったから)

もし潰れても、誰かが面倒みてくれたり、保証してくれるわけじゃないんだし、真面目にしすぎて壊れるくらいなら、評判悪くなっても長く続くほうがいいと思った。

モゴモゴ

2009年9月15日
複雑なことは苦手だなー。

とりあえずモゴモゴしたいわ。

本当に嫌な気分

2009年9月10日
女の子と会って、最近凄い弱ってて抱いてほしかったんだけど、前会ったときにセックス断られて半端なく落ち込んでトラウマになってたから、向こうからチューしてきたんだけど、無理やり帰ろうとしたら、その女の子はあからさまにほかの男と会う段取りはじめて、本当に本当に本当に本当に嫌になった。嫌な気持ちになった。

さっき少し泣いて、もうこの女の子は怖いし、傷つきたくないから会いたくないと思った。
それか、セックスフレンドとして感情の距離を取ろうと思う。
冷たくしよう。痛みは十分だし、同じことを繰り返すわけにはいかない。

たった今

2009年9月9日
押すべきか引くべきか迷ってる

私信のようなもの

2009年9月7日
仮に、地球のどこかに、僕から自分が金づるとして期待されてるんじゃないかって思ってるオッサンがどこかにいるとして、自分が物扱いされること恐怖を感じている人がいるとして。

でも、僕は金銭的な見返りも援助も求めていない。
そんなものが無くても大切に思ってるし、金なら勝手に自分で稼ぎ出す。

誤解されてたり、不安に感じてたら嫌だから、あらかじめ書いておく。

テイセイ

2009年9月7日
読み直してて焦ったんだけど、
前者の男に腕を絡ませたのは一緒にいたのは日本人の女の子で、モデルのなんとか(名前思い出せないけど前にブログに書いた流行りそうなやつ)に似てる女の子。

そんだけ
作り話を信じ込ませるコツは、当人しか知り得ないような専門知識を、話に混ぜること。
サンマルクカフェで中年女性に売春する話。

私生活 部屋 レイアウト
オフ会に参加する話
クラブで話しかける コンパに繋げる コンパの貸し借り チームワークの話 狩猟の話

朝の四時。
なんとなく寝れないまま浅い眠りと覚醒を繰り返しながら、近くの家の女の喘ぎ声で目が覚めた。
女の声は長くは続かなかった。
疲れ過ぎていて眠れないのは始めてだった。
パソコンは会社のロッカーに置き忘れた。携帯は料金を払い忘れて使えない。
とにかく何かをしたくなった僕は、池袋の街を散歩することにした。何か興味深いものが見つかるかもしれない。
池袋西口のマクドナルドの地下一階にいまいる。一階のマクドナルドの入り口には、胸が上半分見えているキャバクラ嬢(だと思う。何かしらの風俗業の女の子達。染めた髪を派手に飾り立てた。)が4人いた。
この前この店で00:30に声をかけた女の子はデリヘル嬢だった。好奇心から「いくら?」って訊くと「90分3万円」って答えた。たけーよ。

20:55
池袋駅の埼京線大宮方面で鳥居みゆき(もしくは彼女に類似した別人)とすれ違った。僕が電車を降りると彼女とすれ違って電車に乗った。
顔はよく似ていたけど、髪が金髪だったから別人かもしれない。
そのうち彼女を小説の材料にしようと思っている。

7/11 18:28
渋谷センター街のマクドナルドにて。隣の中学生か小学生が判断がつかない女の子達の話を聞きながら。
いま「バカ高に行かなきゃ、」という言葉から中学生みたいだ。中学生はいかんだろ、という内なる声と、好奇心を満たすんだ、という内なる声が聞こえる。葛藤。
カオスだなーと思いながら、僕はコーヒーをすする。
可愛いからどうしてもというわけでもなく、ただ禁止されてることをしたいからだ。
前歯の矯正器具を付けたほうの子が学校のテストの点のことや、席替えのこと、『食物連鎖』と書くべきところを『弱肉強食』と書いたという話など。
弱肉強食。
昨日の夜、ここで僕は同じようにコーヒーを飲んでいると、20才くらいの女の子二人がいて、片方の女の子のワンピースが大きくて、そのせいで彼女が身体をよじらせたりすると、彼女が強調した胸元(そこに垂れ下がった羽のついた金色の魚のブローチ)、そして彼女の乳輪が見えるのだ!!

ともかく弱肉強食の世界で思ったように振る舞うことができないのだ。

課題として、女の子が二人いるときにも対応できるようになること。例えば、片方がトイレに行った隙に声をかけてみるとか。
もうひとつは速攻性が必要な女の子。最初のタイミングを逃すと、あとは確度が下がっていく、そういう女の子。

私って可愛いでしょ?みたいな女の子が年をとっていく話。
夢を忘れた男が家族を持って、夢を持っていたこと自体を忘れてしまった話。

渋谷の立ち飲み屋 00:03
女の子をひっかけようとして、どういうわけかここに辿り着いていた。音楽はJET『Are You Gonna Be My Girl』。ビールを飲みながら、外国人達の喧噪に紛れながら。さっき元彼女に「ご飯食べようよ。」って誘った。夜の11時に。店員の男が高校の時の同級生に似ている。本人かもしれない。僕に構わないことだけど。さっき、スクランブル交差点で声をかけた女の子。一人で11時半に500ミリリットルのビール缶を空けて、信号待ち。彼女と目があって、なんとなく声をかけてもいい気がしたけど、普通に声をかけたらうまくいかないだろうって分かってたから、なんとなく彼女を眺めてると、背負ってるバッグのチャクが開いてから、少し考えてから、彼女に「バッグの後ろが開いてるよ。」と喋りかけて、彼女は「あ、ごめんなさい。」と正面を向いたまま片手でカバンに手をやった。そこで少し手間取っていたのを見ていたのに、僕は手伝わなかった。そこから、会話につなげることだってできたはずだ。
ともかく、いま、僕は宇田川町の立ち飲み屋で、沢山の外国人に囲まれてビールを一人で飲んでいる。僕に声をかけようとするやつはいない。
さっき、喧嘩が起こりかけて、隣で喧嘩をけしかけられたほうは外国人で、もうひとりはネイティブと変わらないレベルの日本語を喋る外国人で、喧嘩が収めるのに乗じて、前者の男(彼氏ではないように見える)に腕を回して仲良くなっていた。
これを書いてる今、店に戻って来て、さっきの男がもう一度喧嘩をふっかけた。「チキン野郎」とかなんとか言って挑発してる。しかも、僕の真後ろで。たった今。


デートの感想。
彼女がデートの前に会社に寄るといって待ち合わせは17:00から17:30になった。渋谷ツタヤのスタバの前に待ち合わせて、彼女は到着した。とりあえず、まず飯を、と、宇田川カフェに直行したけど、満席。こんなときに焦らないために、二時間前に先に渋谷に到着していて、そのおかげで、プランBのattic roomに移動、と、そこで、タイミング悪く「本日パーティのため」と張り紙。プランCのFRAMESに移動。そこでも予約が二組というアクシデント!で、さてどうしようというところで、彼女が待っててもいいよ、と言ってくれて、そこで待つことに。彼女の「待つのは嫌い?」という言葉が印象的だった。僕は「嫌いじゃないよ。」と答えたけれど、本当は待つことは大嫌いだった。待つことは構わない。ただ、死ぬほど待たされて、手間をかけさせられて、最後に期待していたものが手に入らなかった、というトラウマのせいだ。
そのあと二人で映画『レスラー』を観た。その映画については多くは書かない。ただ、生きるのは難しく、その人生の中に逃避できる何かがあれば、人生と引き換えに生きることに立ち向かわずに逃げ続けることはできて、そして、その没頭を失ったときか、現実を認識せざるを得なくなったとき、夢から醒めなくてはいけない。そういうことだ。
いま僕は仕事を終えて、池袋西口駅前のマクドナルドにいる。浮浪者一歩手前の男達。露出した服装を着た風俗嬢っぽい女の子達。夢をみれない。醒めてしまった。
彼女と口をきかないまま、シネマライズから渋谷駅の方向に向かっていく途中、明らかに映画の選択を間違えたことに今さら気付いた。
彼女に来週の予定を訊くと、来週は土日を使って温泉へ行くとのこと。彼女に嘘をつかせたくなかったから、僕は誰と行くの?とは訊かなかった。自分が嘘をつくかわりに他人の嘘に立ち入らないようにする方針に変えた。嘘が他人に対して必要なら、誰よりもそれを上手く使いこなせなければいけないと、僕は他人の沢山の嘘に触れて理解した。
「まだ時間あるけど。」と彼女の言うと「お茶でもする?」と彼女は僕に言った。きっとデートは成功だったんだろう。彼女が待ち合わせにやってきたときに、ゼラニウムのアロマキャンドルをプレゼントしたのが効いたのかもしれない。何より僕は自分に自信がない(彼女には「自信があったほうが男のひとはいいよ」と言われた。僕もそう思う。)から、どうしてすぐに僕のことを好きになってほしかった。それで、どうにか考えた末にプレゼントをするというアイディアに到達した。アロマキャンドルの良いところは、それが緩やかに燃えていくあいだ、彼女が僕のことを思い出してくれるからだ。

メモ61

2009年9月5日 メモ
群れるための趣味

上乗せ

2009年9月5日
後発が最新の投資技術を学べるなら、最新の小説の技法を後発が学べるんじゃないかと思ったけど、どちらも体系化されてるわけじゃないから、そう簡単にはいかないんだろうな。

『ノルウェイの森』読んでるんだけど、日常的な生活な中に変わった人物(こんな人間いないよって思うけど行動自体は自然だから普通に見える)を描いてるから不自然にならないんだと思った。現実感。

いま聴いてるトランスの曲で「野生の光」って言葉が出てきて、沢山の種類の光について考えてる。

村上春樹読み直して、『ローマ人の物語』を読み直して、オースターとアーヴィングとクープランドのお気に入りを読み直そうと思う。

自分がコピーが下手だとは思う。
っていうか、同じものから何を取り出して真似るかは人それぞれだから下手とかじゃないのかな。
「前に、知り合いの知り合いの女の子の話聞いたんだけど、その知り合いの友達にこういう女の子がいて、とても綺麗で清純な感じ。スカートに黒い髪の美しい女性。どっかのミスキャンパスになったらしい。でも彼女の彼氏は凄く冴えない。銀行に勤める、面白みも、何もない感じ。で、昔、その美人の女の子には男前な彼氏がいて仲良くやってたんだって。それで、なんでわざわざその彼氏と別れて今の冴えない彼氏と付き合ってるのかっていうと、その元彼氏に酷い振られ方をして、そのせいで、もうカッコイイ男の子とは付き合えなくなったんだって。で、その二人が別れたのは、ある日、彼女が彼氏に別れ話をされたときに、まず彼氏が浮気の告白をした。まぁ、それでもダメージはでかい。しかも、二股を続けて2年間。まぁ、俺としては彼女が二股かけられて二年間も気付かないなんて、鈍い女だなぁって思うけど。あー、でも、女の子って自分が信じたくないものとか認識したくないものって、限りなく黒に近いグレーでも白って思い込んじゃうっていうのあるからね。とにかく、二股をされてて、なんでいきなり彼氏が浮気を告白したかっていうと、その浮気相手、いや、浮気相手のほうももう一人女がいるなんて知らなかったし、最後までそっちはバレなかったらしい。浮気相手のパチンコ屋の店員の女の子のほうに子供ができたんだって。生でやんなよって思ったけど、出来たものはしょうがないし、男のほうは、それで決心をしたか、させられたのか知らないけど、観念してその彼女と別れた。で、そのせいで、その美人ちゃんは、それが原因で絶対にモテる男とは付き合わないって決めたんだって。で、今に至る。そろそろ結婚するらしい。でも、その銀行員の冴えない彼氏は良い拾いもんだよな。それで、俺は知り合いの女の子に言ったんだ。『そういうのってなんかダメな感じする。』って。で、知り合いの女の子も『私もそう思う。でも、そこまでするって相当ショックだったんだろうね。』って。それで、彼らの結婚生活とか、その子供のことを想像すると、俺はいつも萎えちゃうんだよね。分かるでしょ?まぁ、大抵の人間は、そもそも美人でもモテるわけでもないから、自分が妥協してるなんて感覚ないんだろうけど、そうやって現実の二人の男女が作られる過程とか考えるとさ。なんていうか、幻滅って感じ。なんにしろ、そうやって、モテる男がみんな自分を捨てて別の女の子と孕ませるって短絡的に考えるより、違う誠実な男を探すほうがいいと思うんだよね。」
話を区切ってジントニックを飲みきって、そこで僕はふと自分が何の話をしようとしてたのか忘れて、彼女に意見を訊いた。
「ねぇ、どう思う?」
「うーん。なんとも言えないけど、取り違えてるし、タイミング悪い感じ。タイミング悪いっていうか、気まずいっていうか。」
「でも、身が引きちぎれそうなくらいの後悔をするほど好きだったんだよ。」
普及版の彼女は首を振ってマッコリを飲んだ。
「君の考えてることは分かるよ。自分のことばっかり考えるやつだって思ってるんでしょ?」
「そんなことないよ。ただ、馬鹿だって思う。」
「そうやって誰かを傷つけたりしないと、この先も同じように何かのチャンスを失うって思ったんだよ。」
「その一緒に連れて行った女の子とはどうなったの?」
「結局うまくいかなかったよ。ずっとお互いに好きだって思ってたのに、向こうには僕の気持ちが伝わってなくて、横から別の男に割って入られて終わった。彼女は遊ばれてたって思ってたみたい。」
「ちゃんと言葉にしなきゃダメだよ。」
「言葉なんて信じられないよ。みんな嘘つきばっかりだ。」
そう言い切って、ジントニックを飲みきった。
「ねぇ、自分を変えたいって思ったことはある?」
「ないかな。今のままで十分。変わりたいの?」
こういう話をしようと思ったけど、僕はそれを聞いても彼女は喜ばないし、何の特にもならないからやめた。
その女の子の彼氏は明らかに、彼女意外に女の子がいるんだけど、彼女の喜ぶようなこと(プレゼント(ペアリングとか)とかちゃんとしたした言葉(「好きだ」)とか)ができて、でも、その男のちゃらちゃらした下らない恋愛もどきなんかとは比べられないくらい、僕は彼女のこと愛おしいと思っていたし、今でもそう思ってるのに、彼女は結局その彼氏を選んだ。好きだって言葉がなきゃそれに気付けないような女の子だから、彼氏が浮気してても、そんなことにも気付かない。げーげー吐きたくなるような、インチキ彼氏・インチキ恋愛を眺めてて、僕は自分を変えようと思った。復讐したいと思った。何に対してなのかは分からない。だから、ひたすら自分の恋愛を変えて、それをゲームのように、簡単に嘘をついて、相手が望む態度や行為を与えて、ただ僕が得るのがただの身体とセックス、それだけにしたいと思った。以前の僕よりも、今の僕のほうを女の子は好むと思うけど、僕は今の自分の恋愛に対する態度に心底からウンザリしている。それでも、そうせずにはいられない。それに、僕には欲しいものがあった。心を誰かに捕われずに、思うように過ごすことのできる自由だ。
「ずっと前に、僕のことを傷つけた女の子がいたんだ。本当に彼女のことを好きだったのに。」
「傷つけられたって?」
「例えば、君が好きになった男の子がいて、その男の子には彼女がいる。それでも君はその男の子に誘惑されて、その男の子を好きになる。」
「うん。」
「それで、その男の子に電話すると、向こうでセックスしてたりする。」
「そんな男のこと好きになんないよ。」
「若かったんだよ。自分を大切にしようとするより、感情を優先しちゃう。そういうもんでしょ?」
「まぁいいや。それで?」
「死ぬほど傷つくのに、その男の子は自分を傷つけてることに気付かないんだ。」
眠くなったのかもしれない。涙が出てきた。
「そんなことってあるかよ。よくセリフであるだろ。胸が痛くなるって。あれって本当なんだ。胸がぎゅうってなって息ができなくなるんだ。」
僕は深呼吸をして彼女の目を見た。同情を引き出そうとして、その話を始めたんだって、そう思えてきた。
「変わったんだ。僕はもっと優しい人間だったはずなんだ。」



ムラハシの彼女は、あの男に自分の身を任せるのかと思うと、ぞっとした。
ぞっとしたはずなのに、なぜか自分が興奮していることに気付いた。
女が自分を汚すことで得る快楽を、男は理解できるだろうか。彼女はそんなことを考えていた。
3人でした時のことを思い出すと、流れに任せてそうしたわけでもないことに気付く。そう、誰だって、こういう真っ暗な衝動を抱えている。
地下鉄は進んでいく。腕時計を眺めて、目をつむる。
マリコは言った。
「本当は心の底で誰だってこういう風なことを望んでるのよ。私の父親が、私のベッドに潜り込んだ時からそうだったの。もう戻れないんだって。その穴を覗き込んで、もしそこに入ったりしたらね。」
言葉は意識を通さず、ただの音として頭を抜けた。何も考えられなかった。いや、その場所のことしか考えられなかった。
「ねぇ、もっと舐めて。」
マリコは言った。つるつるに剃った彼女を舐めながら、意識が漠然としていて、時間の感覚が無くなっている。いつから自分がそうしていたのか分からない。
「興奮するでしょ。あなたみたいに真面目な女の子ならなおさらね。」
うつぶせで膝を立てて、両手を背中で縛られている自分を、真上から眺めているもう一人の自分が冷静に眺めている。後ろから男の声がする。誰だろう。ざらついていて、溶けている、声。
「自分が物みたいになっていると興奮するだろ。」
何も見えないのだ。目隠しをされている。舌を出して、懸命になっている。
「ねぇ、想像して。自分のその格好をムラハシ君が見てるって。」
何も見えない。何も分からない。何も考えられない。匂いがする。言葉では表現することのできない、濃密な匂い。
「これ当てながら入れてあげて。」
音が聞こる。ずっと遠くで聞こえる。
「何度もイくんじゃないかな。」
身体が跳ねるように動く。滅茶苦茶だ。もうやめてほしい。やめてほしくない。もう無理。もっと欲しい。暴力みたいだ。
アナウンスが聞こえて、目を開ける。濡れてる。

< 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 >

 

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