観た

だいぶ前にライブドアって会社が上場されてた。まだ諸々が明るみに出てなくて、会社がもてはやされてたころ、ライブドアの純利益と営業キャッシュフローが2期か3期乖離しまくってて、テレビに映るその会社の社長を観ながら家族に「この会社の株価は高すぎる。俺だったら買わない」って言ったことを思い出した

とはいえ、そんな会社はいくらでもある
いくらでもあるし、これからも無くなることはないんじゃないかと思ってる

96時間 [DVD]

2013年7月12日 映画
トランスポーターもアルティメットもつまんなくてフランスアクション映画駄作ばっかだなってひとはこれ観ればいい。つかアメリカアクション映画の50倍くらい面白い
ご都合主義の話っていう見当はずれの批評は無視して、単純に最近観たアクション映画のなかでベスト
ここで撃つのマジかよってところが本気感が凄くてよかった。なんかファッションっぽくない親父の本気度を見せつけられた。良い。itune storeのSDで確か200円で観れるから暇なら今すぐ観て良い時間の潰し方ができる
ライムスター宇多丸の映画評(ポッドキャスト廃止されて聴く機会が無くなった。残念)ですげー話に登ってて、観て、あーなるほどって思った
がしかし、ざっくり話をぶった切ると、結婚する前から離婚することは決まってた二人って感じ。人間のタイプが違うし、それをお互いが分かったうえ結婚したならまだしも勢いで結婚って感じだからどうしようもなかった
客観的な見方を抜きにすると、男には共感できたけど、女には共感できなかった。父親がクズ野郎でそういう男を無意識に引き寄せて求める女が何よりも優しくて牧歌的な男(しかもロマンチストの)とは合わない。見合いかなんかで父親から吹きこまれた学歴高くて社会的に立派(立派(笑)って感じの)な男と結ばれてDVとかされつつよろしくやってくのがこのヒロインの限界だったと思う。感情的な感想とすればそんな感じ

で、映画そのものは現実の人間関係の複雑さをそのまま映画化してて、うおーすげーこれを作ったのは同じ人間か?!って感じ
絵も綺麗に撮れてるし、何より音楽が最高だった
路上で踊るあのシーン!!!!

がしかし、娯楽として、あー観てよかった楽しかった、とはならないのでそういうのを映画に期待するひとは観ないほうがいいと思う。真剣に付き合ってる結婚前のカップルがお互いに真剣に会話する会話の機会を持つために観るとか


もうちょい補足しておくと物凄く絵として完成してる映画だと思った
そう、完成度って感じ
完成された映画だった
もっと感動感動したお涙頂戴の話かと思って見始めたけど、映像かっこよく撮れてる(そして音楽!音楽がヤバイ!ダンス!!)&明るくて突き抜けた話だった
障害者うんぬんは全然関係なくて単純にこいつ最高だな!って二人が知り合って仲良くて楽しいみたいな映画。話にそれらしい起伏がなくて引っ張っていくような要素がなくてもここまで注意を持続できるのはテンポの良さとユーモアを敷き詰めてるからだと思った

面白い。観てみてって感じ。おすすめ

観た映画

2013年6月29日 映画
アンストッパブル
スーパー
スニーカー
トレーニングデイ
ジャッカスザムービー
フロムダスクティルドーン
パッチアダムス
エリンブロコビッチ
オーシャンズイレブン
ネイビーシールズ

クラッシュ
ザ•セル
ブロークバックマウンテン
96時間
インタビューウィズヴァンパイア

トランスポーター
最強のふたり

レ・ミゼラブル
アルティメット
サガン
アルティメット2
ブルーバレンタイン
エンドオブザワールド

ザ・セル [DVD]

2013年6月17日 映画
例のように内容には触れず

500日のサマーの監督がミュージックビデオ出身の監督みたいに、言葉を使わずに表現で生まれた監督の映画で、黒澤明が画家上がりの映画で(ただ画家として大成せず、それを終世コンプレックスに抱えてたっぽいけど)、同じカットの色の違いで何度も何度も撮り直した監督とかってことを思い出した
これは完璧に憶測だけど黒澤明がこの監督の映画を観たら、監督に嫉妬するんじゃないかと思う(好みではないけど凄まじいことはわかる、というようなことにもなると思うけど)。ダリ(ダリほどシュールレアリズム寄りじゃないか。馬の分割は目が醒めるような(目が醒めないような?)絵だったけど、ほかはわりかし普通のイメージ)をもっとゴージャスにして、それに物語を与えられることのできる破格の作家

ザ・フォール落下の王国もオススメ。ヤバい

クラッシュ [DVD]

2013年5月17日 映画
『マグノリア』をさらに押し進めたような映画だった

よかった
感動的なシーンを音楽とスローモーションで盛り上げる以外はかなり良かった
観た

ラストが良かった
チーターが単独じゃない狩りの仕方を覚え始めたっていうのが面白かった
何世代も動物としての習性を続けてて、それを捨てて新しい習性を身につけるのが野生の動物でも起こり得るってことがあるらしい
チーターでもそれが起きるなら人間ならなおさら違う習性を身につけることだって、って
仮に全く苦労せずに賞賛される人間になったとして
成果の良し悪しが基準になるのか、苦労したかどうかが基準になるのか

オリジナルやオリジナリティに価値があるとして、その価値に報酬はあるのかないのか
映画館でタランティーノのジャンゴ観た
最高!!!!!!!!!

タランティーノってパルプフィクション観て、センスは良いけどまぁ普通じゃね?って感じだったけど評価かわった

最初から最後までかっこよかった
つかディカプリオ演技超うまいのな。迫力が凄かった

アクション映画好きで、結構観てるけどこれは最後まで退屈せずに観れた

とはいえ普通のアクション映画。ターミネーター2とかのほうが面白い
さっき観おわった
タランティーノのジャンゴの印象が強過ぎて特にって感じ

導入のマンガで最近観直したコラテラルのマイケル・マンのキングダムの導入を思い出す。マイケル・ムーアが一度何かで使ったアニメで説明したのを思い出す

面白い映画だったけど、めちゃくちゃ面白いかっていうと微妙
とはいえ受賞するような映画ってそんな感じのが多い気がする。映画に限らず

ノンフィクションを下敷きにした映画だからしょうがないけど、もっとさくさく話が進んでも良かった気もする。原作も読みたい。割と原作は面白そうだった
少し前に観た
タランティーノのジャンゴの印象が強過ぎて特にって感じ
理想の母親像を描くだけで現実感なかったけど、それがアニメとかマンガだって言われればハイそうですかとしか言えない。現実的な世界なら現実でお腹いっぱいだろうし
マンガとかでガチで育児について考えるんだったら『赤ちゃんと僕』とかのほうが読むひとのためになる気がする

とはいえ、映画としてはあぁなるほどよく出来てるなって思った
的外れなのは十分承知で、一言どうしても野暮だと分かってても言いたくなることは「ゴムつけろ」ってこと。せめて大学出て職に付くまでは避妊しとけよって思った。あと、家庭が欲しいっていう気持ちは分かるけど経済的にじゅうぶん(もしくはじゅうにぶんに)になるまでは二人目は我慢しとけよって思った。第一お前ら頼れる親族いないのに二人目とかどうなんだって思った
とにかく、ガキを量産しまくるのってほんとうに本能に従いすぎだろって反射的に個人的に思う

0歳児~の託児所&小中高大を国が無料提供してて子どもひとりに月3万くらい手当がつく政府なら国の将来も(国の経済的な意味でも)明るいだろうけど、優れた福祉国家じゃないなら(せめて経済が驚異的に上向きな国じゃない)明るい家族計画してくれって思った

フード・インク

2013年3月12日 映画
itunesストアで購入&観た

効率化したら人間が犠牲になるってどの大企業でもあり得るし、それを避けながら効率化を追求する方法について考えてた
例えばAmazonのカスタマーサティスファクションで犠牲になってるのはAmazonの売上(財務諸表をみればはっきりしてる)
ちなみにAmazon従業員の満足は知らない(ネットで評判探してたけど職種によってばらつきあるみたい)

何を犠牲にして何を得るかのトレードオフといえば簡単だけど、それは能が無い感じがする
知恵を限界まで絞って出てきたアイディアで全て取りこぼさずに、ってのが知能を持った人間の理想だと常々思う(現実にはかなり難しいことだし、実際ほぼ無理だけど)
今年の上映作ではなく観た映画なのであしからず

三位
『バトルシップ』

頭使わない系でスカッとしたいならこれ
トランスフォーマーとかマーベル映画の並のやつに比べると頭使わない系だったら圧倒的にこれのほうが面白い

二位
『ガタカ』 『Time』

アンドリューニコルすげーよって話
メッセージ性がある映画が嫌いなひとは苦手っぽいけど、俺は大好き
がしかしアンドリューニコル作品ベストはロード・オブ・ウォー

一位
『イーグル・アイ』

超映画批評で高得点とったやつを上から順に見てたけどこれがベスト(Geoに在庫無かっただけでもっと面白いやつもあっただろうけど)
昨日観直してたけど映像良し話良しテーマ良し役者良しで1秒も退屈せずに観れた映画
つか、ほかの映画色々観てるとビジネスとしてなのか趣味としてなのかその両方なのかスピルバーグが制作指揮でやってるの多いな。タランティーノとかもこの手法最近多いっぽい。ちょう賢い感じする


総評
今年30本くらいしか映画観てないから参考にするならもっとほかのサイトも覗いたほうがいいかも
とはいえ詳しい人が勧める映画が一般受けしないってのはよくあるからどうかは分からない
もっとたくさん観てたらもっと凄い映画もあったかもしれん。『カノン』とか絶対に面白いって思う人少ないだろうけど大好きだし、二度と観たくないけど『ホステル』とか凄かった
つか、鉄板っぽい作品(『ダークナイトライジズ』とか『アベンジャーズ』とか)が軒並みつまんなかった割に、あんまり期待しないで観た『SOMEWHERE』とか『桐島、部活やめるってよ』とかが当たりだった
芸術なんて娯楽なんだから別にそこまで求めなくていいだろって気もするけど、どうせ観るなら最高に面白いものを観たい
映画館で観た『桐島、部活やめるってよ』が面白くて帰りに蔦屋で吉田大八作品全部をツタヤで借りて観た。特にこれが面白かった

作中で主人公の菅野美穂が「なんでこんな寂しいの」って電話ボックスで泣き崩れるシーンがある
物語で登場人物と自分がダブって感じることは無いんだけど、あぁこれは俺だ、って思った。その感じは痛いほど分かった

で、原作が西原理恵子。このひとってすげー画が下手で画力対決とかやってるギャグマンガのひとじゃなかっけって思って、実はこういうのも作れるのな。ラストとかうぉーーってなった

映画自体は面白かった。基本的に笑える映画。つかギャルメイクの小池栄子が超かわいかった、これとか http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/9f/362ead008911dcac01ea8f3c83fd7a3e.jpg これとか http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/cf/036fe9ede12a049f7f5fac329a71658a.jpg
面白い!!
トランスフォーマーとかX-menとかアベンジャーズとかより面白かったと思う
観た
鳥肌立った

Wikipediaで『NASAにより現実的なSF映画1位に選ばれた[2]。』っていうのは滅茶苦茶味わい深い

監督のアンドリュー・ニコルはトゥルーマン・ショーとロード・オブ・ウォーっていう、ひとりの監督で2つの作品が面白いって思える映画挙げられるのは彼だけだったんだけど、それが今年の自分の25才の誕生日にタイムを観て、それでさらに今回ガタカも加わって4本の最高だって思える映画撮ってて、脚本までやってるっていうのは完璧だと思う。ターミナルとザ・ホストは観てないから今度観たいけど、それ以外で微妙だったのはシモーヌだけ。80%っていう驚異的な打率。自分にとって最高の映画監督はスピルバーグでもクリストファー・ノーランでもフィンチャーでも黒澤でもリドリー・スコットでもゴダールでも宮崎駿でも押井守でもジェームズ・キャメロンでもキューブリックでもなくアンドリュー・ニコルだ。知る限りこれ以上の映画監督はいない
(常々、優れた芸術家っていうのは死ぬまでにひとつでも異常に優れたものを一つ残せればそれだけで賞賛に値すると思っている。優れていないものは評価の網にかかって消えるから、大切なのは平均じゃなくて最高値だ。いや、そういう意味ではクリストファー・ノーランの『ダークナイト』か…。自分で書いていて支離滅裂になってきた)

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