三谷幸喜の私生活のことを多少人づてに聞いて以来色眼鏡でこのひとの映画観てきたし、例によって例のごとく、中身についてとやかく書くのはやめておくけど、同性愛者っぽい俳優が異常な数出てきたのなんでって思った。同性愛者のカーニバル状態になったのはマイケル・マンの『キングダム』以来か。いや、わからんけど。他にもそんな映画は腐るほどあるし、『くたばれハリウッド』でも読んどけやって感じだし、とはいえそんなことを書くのは全くの不公平でショウビズの世界なんて寝技がモノを言う世界だし云々。
閑話休題。
宇宙人ポール観た後じゃなかったらホエアーーって思ってたと思う。そういう意味で宇宙人ポールが特効薬になったっぽい。つか、あれだ、ともかく深津絵里が異常に可愛い。この映画の深津絵里の髪型にみんなしてほしい。
それはともかく映画自体は面白かった。的確に面白いポイントを細かく&大きく抑えてた。普通に声出して笑ったシーンもあった。ミキプルーンが犬とエアじゃれあいをしてるシーンとか良かった。西田敏行が深津絵里の腕の骨を折ったりしたらもっと面白かったと思う。誰もいないところでいきなり腕が折れる!!!
イグジット・スルー・ザ・ギフトショップが蔦屋になくて代わりに、タマフルで面白いって宇多丸(以前行ったサマソニでステージ上でテリー伊藤の真似をしていた)師匠が言ってたから借りて観たけど、そんなかなーって感じだった。つか、元ネタ知らないと面白くないのが多数あって、どうかなーって思ってた。鳥のシーンは面白かった。ポールがナメクジの形状だったらもっと面白かったと思うんだけどどうかな
観た

ATOM [DVD]

2012年5月5日 映画
観た
観た
観た
観た
面白い
これけっこう面白い。少なくともエイリアンより面白く感じた。
円卓の騎士とか神話とかの親殺しとか密通とか裏切りとか、そういうのって最近作られた話だと全然ない。
仮に月曜の夜9時にやってるTVドラマで政策秘書(木村拓哉)が大地主の娘(ローラ)と姦通して契約して、悪徳代議士(織田無道)を謀殺して、結果自らが代議士になりその代議士の未亡人の元妻(綾瀬はるか)を娶り、ついに総理大臣になったが最終的にその姦通してできた子ども(エイリアン)に奥さんと愛人(長澤まさみ)を狙われて彼らを守るために命を投げ打つ話とかは作れないだろう。そういうエグさが昔の騎士物語にはある。
そういうエグい話ってたぶんハリウッド的なシンプルな勧善懲悪的な作りと相容れないんだけど、それをCGで作ってしかもグダグダになってないっていうのはけっこう凄いことだと思う。パッケージとかからつまらなさが伝わってくるし(「鳥肌、総立ち」」自分ですらあんまり気が進まなかったけどけっこう面白かった。10段階でいったら7くらいおすすめ。

エイリアン [DVD]

2012年3月1日 映画
最近観た映画の感想を書くだけのブログになりつつあるんだけど、それはともかく観ましたエイリアン。
つまらなくはなかったしそれなりに集中して観れたんだけど特に言うこともないって感じ。
上映当時、3Dで観とけばよかったなーって思ったけど、やっぱり3Dで観ておけばよかった。面白い
完璧にハリウッド版もののけ姫だなーって気づいたのは、監督が日本アニメ大好きで来日したときレインボーブリッジを観て、『パトレイバー2』で爆破された橋だ!ってテンション上がったってエピソード思い出した(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A9%9F%E5%8B%95%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E3%83%91%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC_2_the_Movie#.E3.81.93.E3.81.BC.E3.82.8C.E8.A9.B1
他にもいろいろ連想させられる、これ日本アニメから影響受けてね?っていうのは、もちろん攻殻機動隊とかエヴァンゲリオンとかいろいろある
ともかく、もののけ姫と比しても全然問題ないくらい面白かった。
あと、『シューター』観てても思ったけど、アメリカ人の知識層みたいな人たちの中では自分たちが他国を資源目当てに戦争起こしてるっていう認識があるみたいで、当然といえば当然だけどアメリカ人たちの思想も一枚岩じゃないなーって思った 

で、ハリウッドの大作観て思うのは、監督やプロデューサーの戦略として予算を多く使って映画を取ればアホみたいに宣伝せざるを得なくなって、中身がなくてもデカい興行収入は得られて、結果的に作った人たちの儲けが大きくなるから、とにかく大風呂敷広げて話を持ち上げるっていうのが大きく儲ける秘訣っぽい。たぶん『タイタニック』は制作費用の10分の1でも制作できただろうけど、それだと予算かかってない分売れないとヤバいみたいにならないから宣伝にも力入れてくれないとかそういうのあったと思う。あのセットでやる必要全く感じない
ともかく、ジェームズ・キャメロン、ハリウッド長者番付1位なのはそういう理由があるように思う。たとえば、宮崎駿も今の100倍くらいの予算(そんな予算が必要なくても)をハリウッドの大御所の投資グループか何かから引っ張ってきて映画作って権利関係を上手いこと手にすれば大した資産作れるんじゃないかと思った
とはいえ、ジェームズ・キャメロン、映画自体は大味といえば大味だけどきちんとエンターテインメントで抑える部分を抑えてるから凄い監督なんだと思う

追記
このひと、『ターミネーター』と『ターミネーター2』と『エイリアン』の監督、脚本、制作だったのか。知らなかった。っていうことは、基本的にはハイテクの人っぽいけど、親父は技師で母親は画家で海洋学と物理学専攻って、十分な入力で出力も完璧って最初から出力に必要なものが全部入ってたのか
あと、調べたらやっぱりハヤオヘッズだった
http://news.livedoor.com/article/detail/4526299/
面白い!!!
大味のB級アクション映画かと思ったら中身のある映画だったし、なにより戦い方がかっこよかった!!
ものすごく綿密に調査してて本物感が完璧だった。
特に最後がよかった。そう落とすのかぁって感じ。
10段階で8か9くらい!おすすめ!!

バード [DVD]

2012年2月18日 映画
面白いか面白くないかでいったら確実に面白くないんだけど、実在の天才の実在の人生を描いたらまぁだいたいこんな感じになるだろうなって思った。痛み、悲しみ、音楽、そして痛み、悲しみ
あと、人物の掛け合いが凄く洒脱だったし、登場人物が全員洗練されてた
それから、役者の演技が凄かった。観れば分かるけど全員演技が異常に上手かったし、パーカーを演じるフォレスト・ウィテカーはヤバイ級の役者だった。監督の手腕ってのもあるんだろうけど、それ以上に演技力が
「エディ・マーフィが第28回ゴールデンラズベリー賞最低主演男優賞、最低助演男優賞、最低助演女優賞を受賞。リック・ベイカーと辻一弘が第80回アカデミー賞メイクアップ賞にノミネートされた。」ってスゲーな。内容的には普通のコメディーって感じだった。10段階でいったら3か4くらい。
カプセルの曲でジャンパーって曲があって、それが入ったアルバムがリリースされる前に、知り合いが酔っ払って記憶なくして気づいたら家にいる現象をジャンプって言ってたの思い出した。それはともかく観た。面白さを10段階で言ったら5か6くらい。観るほどでもないけど、つまらなくもないって感じ。とはいえ、けっこう夢中になって観てたから中身は薄いけどけっこう面白かったのかもしれん。仲間のジャンパーがかっこよかった。2階建てバスと一緒にワープして攻撃するのかっこよかった。
ベルセルク(読み直し)とスラムダンク(読み直し)をしながら観た
主人公サイドがかなり卑怯なうえに慈悲深さとか全くなかったし観ててえぇ?!ってなること多かった
ハリウッド的な火薬にデカ乳的な映画でそういう頭を全く使わない映画みたいときにおすすめ
とりあえず何も考えずどかーんって映像がなるのを十二分に楽しめる
3Dで観たらすげー楽しかったかもしれん
つまんなかった
例によって例のごとく原作マンガがいちばん面白い

うおー
すげー
超クール

美しいひと [DVD]

2012年2月6日 映画
いま観てる
女の子が泣くはずのシーンで涙が出ずに両鼻から鼻水だけ流れ出してた

見終わった
つか、geoの返却したばかりの棚に入ってて、なんとなく手にとって借りたら1週間くらい前にリブログしたすごいお気に入りの画像の映画だった。その場面になって初めて気づいた。
http://yanaka.tumblr.com/post/16817188347/ooshoosh-la-belle-personne-2008
なんたる偶然。否、必然

どんなストーリーかざっくり説明すると女にモテる教師に好かれた美少女の生徒が「あなたと寝たら捨てられるのがまじつらいから」って勝手に帰郷しちゃうエンディングなんだけど、なぜかすごくすごくすごく教師に同情した!あーーーその感じすげーわかるわ。そのいみわかんない理不尽さ。例えるなら、糞と糞、それから糞って感じのあれ。その美少女のことが大好きでほかの女とも手を切ったしかなり真剣に好きだったのにその仕打ち!ちなみに話の序盤で美少女は先生じゃないあんま冴えない感じの同級生と付き合って速攻チューして、そのあとなんやかんやあって同級生とセックスまでするのに、先生はソフトペッティングすらさせてもらえない、かわいそう!客観的にみたら完璧にメンタルがあれな女だな!!さすがフランス映画!後味が悪い!!
途中まで観てるんだけど、最終的に妻夫木聡が池脇千鶴を捨てるってのを知ってるから観ててうーん、ってなってるのと、あと、日本映画特有の間がうざい
何度でも書くけど、無駄な描写は映画に入れないでほしい
ひとが何かに集中するときっていうのは人が喋ったり動いたりするときであって、生理的に人間は物より人間に興味を示す傾向があって、話が動かないと興味の持ちようがないものを見せられてる気持ちになる。試してみればいい。そのへんの電柱を1時間眺めるか、どこかの誰かの会話を1時間盗み聞きするか
会話はともかく、ひとが動くときであっても、それが話と繋がりが強い動きであると、興味の度合いっていうのは上がって、その逆もしかり
例えば、個人的に映画で『ダークナイト』がすごく好きで、そのなかで景色を映す描写はほとんどない。あっても、一瞬で終わる
伝統的なつまらない映画を撮るやつらは何かの因縁で世界にあるフィルムを使い尽くそうとしてるんじゃないかってくらい無駄に撮る。全然いみが分からない
観直したんだけどやっぱり面白い
話として2回もヒロインがさらわれてそれを救うためにーってのが単純すぎるって思った
あと配色が超綺麗だって気づいた。絵の綺麗さもそうだけど、色使いとかが素晴らしいと思った
あと、最近、宮崎駿の画集観てて、元航空技師ってだけあって、兵器描かすとやたらと上手い上に独創的ってのがすごい
庵野秀明もそうだけど、やたらと機械に執着を持って絵を書いたりするひとって、人間を描かすと(絵としても、人間性の描き方としても)上手いって思った。そのうえ、宮崎駿は自然や景色も素晴らしいし、話よしキャラクタよし絵よしって、死角がまったくない。すごい

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索