すごいすごいすごいすごい
2008年8月17日 読書 コメント (2)何が凄いってカポーティの『叶えられた祈り』が凄い!面白い!!
半分までしか読んでないけどページをめくるめくるめく度に、旅の速度が全快になって読んでいる。
関係ないけど、カレーライスが食いたくなって100円均一でレトルトのパック(激辛)買って家帰ってきたら、ご飯が炊けてないことに気付いたけど、カップヌードル(シーフード味)があってこれ幸いとぶっかけて食ってる。
半分までしか読んでないけどページをめくるめくるめく度に、旅の速度が全快になって読んでいる。
関係ないけど、カレーライスが食いたくなって100円均一でレトルトのパック(激辛)買って家帰ってきたら、ご飯が炊けてないことに気付いたけど、カップヌードル(シーフード味)があってこれ幸いとぶっかけて食ってる。
終戦記念日に乗じて言っておくけど、
自国以外の国の戦争も止める仕組みが無いなら戦争は無くならない。
遺憾に思うだけならまた戦争は間違いなく続く。
虐殺は続く。
自国以外の国の戦争も止める仕組みが無いなら戦争は無くならない。
遺憾に思うだけならまた戦争は間違いなく続く。
虐殺は続く。
朝の7時から夜の21時まで眠っていて
起きて閉塞感を感じた
自分がもうどこにも行けない感覚
でもここで止まっていたら本当にどこにも行けないまま生は過ぎてしまう
なんとなくcapsule聴いて
「浮上、浮上。」と気持ちを甦らした
起きて閉塞感を感じた
自分がもうどこにも行けない感覚
でもここで止まっていたら本当にどこにも行けないまま生は過ぎてしまう
なんとなくcapsule聴いて
「浮上、浮上。」と気持ちを甦らした
就職する気が起きない
2008年8月12日 日常具体的に言うと会社に行って労働するのはいい
面接に行くのもかろうじてok(不採用になるとしょげる)
履歴書を書くのが面倒
その面倒さをさらに分解していくと職歴を覚えていない
思い出せない
高校卒業後あたりからかなりあやふや
(これは前書いた写しがあるから平気だけど)
あと誤字で最初から書き直しとか意味分からん
つかコピー機で印刷してなんでダメなんだ
非合理的だ
(つかサラリーマン社会そのものが不合理の塊みたいなもんだし、合理性を求めるはずの社会ほど不合理っていうのは皮肉だ。)
でもその程度の意欲が無いなら雇えませんってことなんだろうと思う
世知辛い
カフェ行って甘いもんでも食ってこよ
追記
書いてて思ったけど、前書いたときのコピーしたやつ手元にあるなら割と余裕じゃん。
文章にしないと状況を把握できないのです。
面接に行くのもかろうじてok(不採用になるとしょげる)
履歴書を書くのが面倒
その面倒さをさらに分解していくと職歴を覚えていない
思い出せない
高校卒業後あたりからかなりあやふや
(これは前書いた写しがあるから平気だけど)
あと誤字で最初から書き直しとか意味分からん
つかコピー機で印刷してなんでダメなんだ
非合理的だ
(つかサラリーマン社会そのものが不合理の塊みたいなもんだし、合理性を求めるはずの社会ほど不合理っていうのは皮肉だ。)
でもその程度の意欲が無いなら雇えませんってことなんだろうと思う
世知辛い
カフェ行って甘いもんでも食ってこよ
追記
書いてて思ったけど、前書いたときのコピーしたやつ手元にあるなら割と余裕じゃん。
文章にしないと状況を把握できないのです。
2008-08-11
2008年8月11日 日常友達からクラブ行こうよって誘われたけど、
大きいクラブのイベントだとたいがいグダグダになる(経験上)し、
(疲れても座席少ないから座れない。
知らない人多いうえに、大きいイベント来る人はクラブ遊び慣れしてないから、そういう人達に初対面で急に話しかけたりするとびっくりされる。(もしくは無作法だと見なされる))
チケット4000円とか高いし、
金無いし、
混んでそうだからどうしようかと考えてる。
(総じて、"つまらなさそう"だから。)
会いたい人がいないわけじゃないけど、
誰かに固執して(なおかつその人からの素直な反応や行動を期待して)、失望して、
傷付いたりするのはもうやめにしようとしているから。
追記 23:09
行くことにした。
電車に乗ってる。
ちょっとだけでも話せたら幸せな気分になるだろうと思う。
大きいクラブのイベントだとたいがいグダグダになる(経験上)し、
(疲れても座席少ないから座れない。
知らない人多いうえに、大きいイベント来る人はクラブ遊び慣れしてないから、そういう人達に初対面で急に話しかけたりするとびっくりされる。(もしくは無作法だと見なされる))
チケット4000円とか高いし、
金無いし、
混んでそうだからどうしようかと考えてる。
(総じて、"つまらなさそう"だから。)
会いたい人がいないわけじゃないけど、
誰かに固執して(なおかつその人からの素直な反応や行動を期待して)、失望して、
傷付いたりするのはもうやめにしようとしているから。
追記 23:09
行くことにした。
電車に乗ってる。
ちょっとだけでも話せたら幸せな気分になるだろうと思う。
大きな強い才能を持ちながら、それを有効に紡ぎだすシステムを持たない人生は、おそらくゼルダにとっても拷問にも等しいことだったのだろう。
村上春樹『やがて悲しき外国語』より
書くことについて(仮) 37/100
2008年8月9日 コミューンと記録メモと書くこと仕事を終えて家に帰る途中、ムラハシから電話がかかってきて今家で酒を飲んでいるからうちに来いと呼ばれたで、電車を折り返してムラハシの家に行った。
駅に迎えに着てくれたムラハシの顔はどこか老け込んでいてその疲れの原因を考えていた。僕が知る限り、この男は家で眠っているか、マンガを読んでいるかのどちらかだったし、気が向いたときにレコード屋を何軒もハシゴして山のようにレコードを買い込んで、それを一通り聞いたらまた眠るかマンガを読むかのどちらかをひたすら繰り返すだけだった。留年しない程度に大学の授業に出て、時間の続く限りそれを上手に浪費しているだけだった。疲れる理由なんてどこにもない。
ムラハシの家に行く途中、適当につまみと酒を買って、「最近何か面白いことあった?」からはじまるいつも通りの会話をした。ムラハシはいつも「面白いこと?ないかな。」と言って、それから僕はとっておきの珍事を彼に物語る。時間がゆっくりと流れる部屋で酒を飲みながらぼんやりしていると、ムラハシが今日会ってから1億回目くらいの溜め息をついて、僕はとうとうその訳を訊いた。「大学の友達に連れて行かれたクラブイベントで知り合った女の子がいて、で、その女の子のことが忘れられないんだ。」
この男と恋愛の話をしたのは、僕が覚えている限り一度だけで、10年前好きになった(初恋だった)女の子がいて、その女の子に振られたとき文字通り飯が喉を通らなくなって、ただでさえ痩せている身体が10kg痩せて、がりがりになって、それ以来恋をすることができなくなったし、女の子と会話をすることができなくなった、という話だった。「それで連絡先とか、また会う約束とかしてるの?」と訊くと、首を横に振って酔って赤らめた顔で「メールアドレスは訊いた。まだメールしてない。」と深刻な表情で答えた。僕はもちろん、そういったことが面白くなってきて、その女の子のことを山ほど訊いたが、彼女についてムラハシが知っていたのは、名前とメールアドレスと目が垂れていて(初恋の相手が目が垂れていたとか)、彼ら二人が出会ってから話せた会話が異常に沈黙が多かったというそれだけだった。メールをさせようと躍起になって、色々と説得をしたが、結局彼がそうすることにしたのは説得を初めてから3時間後のことだった。僕は彼のことがとても好きだったし、もし、この何を考えているか分からないが、誰の中にも見出すことのできなかったほどの情熱を持ち合わせた人間がこのまま誰かを愛したりしないのは、僕にはとても間違ったことのように思えたからだ。
二人してビール8杯目の気の毒なくらいに泥酔した意識で1時間かけて考えた文章のメールが、夜中の1時に、それを作成する10分の1の時間もかけずに返信されたことを僕はとても信じられなかった。それを成そうとしていた割に、それが実際に起こるとひどく驚いてしまったわけだ。僕たち二人はやたらとむさ苦しいけれど、大半の人が長い長い時間をかけて失ってしまう純粋さによってやたらと有頂天になっていたし、驚くほど、その夜は物事が階段を二つ飛ばしで駆け上がるかのように、スムーズに淡い夢が掴むことのできるものとして眼前に立ち現れるのに立ち会っていた。ひどく酔っているときだけの偶発的な瞬発力でムラハシとムラハシの好きな女の子(そして僕の)の次に会う約束を結んだ。
朝起きて、二日酔いの僕を無理矢理起こして、「おい、見ろよこれ。おい!」と彼は僕を超人的な健全さで揺り起こして携帯電話の画面を僕の顔に押し付けた。そのせいで僕は便所で吐いたが、ムラハシは気にも留めていなかった。3時過ぎ、家に帰って僕はPCを開いて、ムラハシのことを書いた。
駅に迎えに着てくれたムラハシの顔はどこか老け込んでいてその疲れの原因を考えていた。僕が知る限り、この男は家で眠っているか、マンガを読んでいるかのどちらかだったし、気が向いたときにレコード屋を何軒もハシゴして山のようにレコードを買い込んで、それを一通り聞いたらまた眠るかマンガを読むかのどちらかをひたすら繰り返すだけだった。留年しない程度に大学の授業に出て、時間の続く限りそれを上手に浪費しているだけだった。疲れる理由なんてどこにもない。
ムラハシの家に行く途中、適当につまみと酒を買って、「最近何か面白いことあった?」からはじまるいつも通りの会話をした。ムラハシはいつも「面白いこと?ないかな。」と言って、それから僕はとっておきの珍事を彼に物語る。時間がゆっくりと流れる部屋で酒を飲みながらぼんやりしていると、ムラハシが今日会ってから1億回目くらいの溜め息をついて、僕はとうとうその訳を訊いた。「大学の友達に連れて行かれたクラブイベントで知り合った女の子がいて、で、その女の子のことが忘れられないんだ。」
この男と恋愛の話をしたのは、僕が覚えている限り一度だけで、10年前好きになった(初恋だった)女の子がいて、その女の子に振られたとき文字通り飯が喉を通らなくなって、ただでさえ痩せている身体が10kg痩せて、がりがりになって、それ以来恋をすることができなくなったし、女の子と会話をすることができなくなった、という話だった。「それで連絡先とか、また会う約束とかしてるの?」と訊くと、首を横に振って酔って赤らめた顔で「メールアドレスは訊いた。まだメールしてない。」と深刻な表情で答えた。僕はもちろん、そういったことが面白くなってきて、その女の子のことを山ほど訊いたが、彼女についてムラハシが知っていたのは、名前とメールアドレスと目が垂れていて(初恋の相手が目が垂れていたとか)、彼ら二人が出会ってから話せた会話が異常に沈黙が多かったというそれだけだった。メールをさせようと躍起になって、色々と説得をしたが、結局彼がそうすることにしたのは説得を初めてから3時間後のことだった。僕は彼のことがとても好きだったし、もし、この何を考えているか分からないが、誰の中にも見出すことのできなかったほどの情熱を持ち合わせた人間がこのまま誰かを愛したりしないのは、僕にはとても間違ったことのように思えたからだ。
二人してビール8杯目の気の毒なくらいに泥酔した意識で1時間かけて考えた文章のメールが、夜中の1時に、それを作成する10分の1の時間もかけずに返信されたことを僕はとても信じられなかった。それを成そうとしていた割に、それが実際に起こるとひどく驚いてしまったわけだ。僕たち二人はやたらとむさ苦しいけれど、大半の人が長い長い時間をかけて失ってしまう純粋さによってやたらと有頂天になっていたし、驚くほど、その夜は物事が階段を二つ飛ばしで駆け上がるかのように、スムーズに淡い夢が掴むことのできるものとして眼前に立ち現れるのに立ち会っていた。ひどく酔っているときだけの偶発的な瞬発力でムラハシとムラハシの好きな女の子(そして僕の)の次に会う約束を結んだ。
朝起きて、二日酔いの僕を無理矢理起こして、「おい、見ろよこれ。おい!」と彼は僕を超人的な健全さで揺り起こして携帯電話の画面を僕の顔に押し付けた。そのせいで僕は便所で吐いたが、ムラハシは気にも留めていなかった。3時過ぎ、家に帰って僕はPCを開いて、ムラハシのことを書いた。
書くことについて(仮) 36/100
2008年8月8日 コミューンと記録メモと書くこと彼女がセックスをしたがっていることがを全身で感じ取れた。彼女が身体を僕に寄せ付けて、首の少し下、鎖骨の少し上を唇でなぞった。
性欲。欲しければ求めるな。禅問答みたいだ。彼らは条件反射する動物なのだ。彼女は条件をそろえさえすれば男を求めるし、条件がそろわない時は拒否する。動物みたいだ。その場その場で何も考えずに気分と情緒だけで成り立ってる。なんとなく欲しかったり、なんとなく要らなかったり、全部気持ちの問題だってことかもしれない。男は女に意地悪く当たりたかった。彼女の求めを完璧に拒絶したくなった。けれど、男は男で、セックスに対する主義や主張を折り曲げて彼女の腰に手を回して抱き寄せた。部屋の外から大きな足音がしてドアを開けて(鍵が閉まっていなかったし、彼らはそれを知っていた)、二人の人間が入ってきた。ムラハシとフルカワだった。ムラハシは煙草を人差し指と親指でつまんで口に持ってきて、煙草を吸ってから言った「ここか?ここじゃないのか?聞こえるだろ。」とフルカワにたずねた「声がしないな。ここは声が聞こえない。誰もいないぞ。違う、ここじゃない。分かるか?ここじゃない。」とフルカワは不機嫌そうに言いながら髭を撫でた。二人は壁を擦り抜けて、声のするほうの部屋にすり抜けて行った。彼らが壁抜けをするのが僕には当然のことのように思えた。違和感の塊のような映像を打ち合わせ通りにこなすように消えていった。
男と赤は彼ら二人が部屋に入ってきたことには気付かなかったようだった。男は赤の首筋に口づけをすると、隣の部屋が固い何かをソファに強く落としたような不快な音が響いて、隣の部屋のセックスの声が聞こえなくなった。赤と男は少しの間動きを止めて、隣の様子を伺った素振りをしたが、大半がそうであるようにまたもとのように動きを続けた。ホテルの外の声の飲み屋から出てきた若者達の声が通りに響いて、静寂の完璧さが段々と失われて行った。音楽が鳴っている、大きな音で空にスピーカーが浮かんでいるみたいだ。目覚めて、目覚ましに設定していた部屋のオーディオが奏でる『キャラバンの到着』を切って、起きて、僕は自分の部屋を見回した。寒気がした。壁に耳を当てて声が聞こえないか確かめたけれど、そこからは何も聞こえなかった。が、その家のチャイムが鳴って背筋がぞっとした。恐怖というより、それは避けることのできない惨劇(たとえば処刑の朝の囚人のような)を前にした気分だった。チャイムが2回、3回、ブーーブーーブーーと鳴って自分が目覚めていることに意識を集中して、扉の穴から外を覗いた。そこには誰もいなかった。
性欲。欲しければ求めるな。禅問答みたいだ。彼らは条件反射する動物なのだ。彼女は条件をそろえさえすれば男を求めるし、条件がそろわない時は拒否する。動物みたいだ。その場その場で何も考えずに気分と情緒だけで成り立ってる。なんとなく欲しかったり、なんとなく要らなかったり、全部気持ちの問題だってことかもしれない。男は女に意地悪く当たりたかった。彼女の求めを完璧に拒絶したくなった。けれど、男は男で、セックスに対する主義や主張を折り曲げて彼女の腰に手を回して抱き寄せた。部屋の外から大きな足音がしてドアを開けて(鍵が閉まっていなかったし、彼らはそれを知っていた)、二人の人間が入ってきた。ムラハシとフルカワだった。ムラハシは煙草を人差し指と親指でつまんで口に持ってきて、煙草を吸ってから言った「ここか?ここじゃないのか?聞こえるだろ。」とフルカワにたずねた「声がしないな。ここは声が聞こえない。誰もいないぞ。違う、ここじゃない。分かるか?ここじゃない。」とフルカワは不機嫌そうに言いながら髭を撫でた。二人は壁を擦り抜けて、声のするほうの部屋にすり抜けて行った。彼らが壁抜けをするのが僕には当然のことのように思えた。違和感の塊のような映像を打ち合わせ通りにこなすように消えていった。
男と赤は彼ら二人が部屋に入ってきたことには気付かなかったようだった。男は赤の首筋に口づけをすると、隣の部屋が固い何かをソファに強く落としたような不快な音が響いて、隣の部屋のセックスの声が聞こえなくなった。赤と男は少しの間動きを止めて、隣の様子を伺った素振りをしたが、大半がそうであるようにまたもとのように動きを続けた。ホテルの外の声の飲み屋から出てきた若者達の声が通りに響いて、静寂の完璧さが段々と失われて行った。音楽が鳴っている、大きな音で空にスピーカーが浮かんでいるみたいだ。目覚めて、目覚ましに設定していた部屋のオーディオが奏でる『キャラバンの到着』を切って、起きて、僕は自分の部屋を見回した。寒気がした。壁に耳を当てて声が聞こえないか確かめたけれど、そこからは何も聞こえなかった。が、その家のチャイムが鳴って背筋がぞっとした。恐怖というより、それは避けることのできない惨劇(たとえば処刑の朝の囚人のような)を前にした気分だった。チャイムが2回、3回、ブーーブーーブーーと鳴って自分が目覚めていることに意識を集中して、扉の穴から外を覗いた。そこには誰もいなかった。
本当の本当の本当の本当の
2008年8月7日 日常いまひどく酔っているせいで物事がクリアになっている
君が一生知ることのできないくらい明晰に人の成り立ちを理解できる
たとえば君が人の気持ちや考えや成り立ちを理解できるとして
今から僕が言うことを誰かが信じなくても僕は構わないと思う。
誰かが真剣に受け止めなくても構わないと思う。
僕はそういう瞬間に幾度となく立ち会ってきたし、いまさら誰かをとがめようとは思わない。
気が狂ってると思うなら、それはそれで構わない。
僕は僕自身と僕自身が信じる神にしたがって誓う。
誰かが人を愛するとき、それはその誰かを心底軽蔑するときにしかなしえない。
僕は君を軽蔑する。
そして愛する。
本当に本当に本当にこれを信じてほしいと思う。
僕が信じていたものは全て消え去った。
僕は生きていけるだろうか。
無理かもしれない。
いつか僕が死んでしまうとき、君は僕のことを誤解すると思う。
そして誤解した瞬間に僕は本当の意味で死んでしまう。
僕は今涙を流しながらこの文章を書いている。
ビールを5杯飲みながら他人の弱さや卑劣さや、醜さを理解した人間にどれだけのことが真実として写るだろうか。
信じてもらうえるだろうか。
僕は涙を流している。
これは訴求だ。真実に打ちひしがれたたったひとりのちっぽけな男の心のそこからの願いだ。
僕は涙を流している。
いや、涙を流していない。
本当は泣きたい気持ちでいっぱいだけれど、僕は涙を流さない。
いつか僕が死んでしまったら、君はそれを気にも留めないし、
いつか君が死んでしまったら、僕はそれを気にも留めないと思う。
あなたはの弱さを認めたいと思う。
そしてその寛容さは諦めの大きさと同じだ。
僕が軽蔑したが僕から逃げていって、いつか僕は一人になってしまうだろう。
僕が認めることのできなかった弱さは、いつか僕を一人にしてしまうだろう。
OK
君がひとりのとき、僕は一人だ。
君が絶望したとき、僕は君と同じように絶望してる。
他人の弱さを理解していても僕はそれを軽蔑することがないような人間になりたい。
僕をつまみ出したクラブの店員が客に手を出していた欺瞞を許したいと思う。(そしてその店員の彼女が実際は彼を”愛して”はいないということも)
僕が世界に何かすばらしい、これ以上はないくらいの希望やささやきや情熱や、そう、愛情や、同情は、まぎれもないほどのそれら全てを求めたときに応えが聞こえないとしても、僕はあなたをうまく(そう、あなたの弱ささえ護ることができるように)愛することができれば、嘲笑や失望や軽蔑のない場所で君を愛することができたらと思う。
僕は今涙を流していない。
文章を書くときに涙を流すとそれを書くことができない。
この文章を書き終わったあと、僕は涙を流すことがわかっている。
僕は一人で生きていこうと思う。
さようなら
君が一生知ることのできないくらい明晰に人の成り立ちを理解できる
たとえば君が人の気持ちや考えや成り立ちを理解できるとして
今から僕が言うことを誰かが信じなくても僕は構わないと思う。
誰かが真剣に受け止めなくても構わないと思う。
僕はそういう瞬間に幾度となく立ち会ってきたし、いまさら誰かをとがめようとは思わない。
気が狂ってると思うなら、それはそれで構わない。
僕は僕自身と僕自身が信じる神にしたがって誓う。
誰かが人を愛するとき、それはその誰かを心底軽蔑するときにしかなしえない。
僕は君を軽蔑する。
そして愛する。
本当に本当に本当にこれを信じてほしいと思う。
僕が信じていたものは全て消え去った。
僕は生きていけるだろうか。
無理かもしれない。
いつか僕が死んでしまうとき、君は僕のことを誤解すると思う。
そして誤解した瞬間に僕は本当の意味で死んでしまう。
僕は今涙を流しながらこの文章を書いている。
ビールを5杯飲みながら他人の弱さや卑劣さや、醜さを理解した人間にどれだけのことが真実として写るだろうか。
信じてもらうえるだろうか。
僕は涙を流している。
これは訴求だ。真実に打ちひしがれたたったひとりのちっぽけな男の心のそこからの願いだ。
僕は涙を流している。
いや、涙を流していない。
本当は泣きたい気持ちでいっぱいだけれど、僕は涙を流さない。
いつか僕が死んでしまったら、君はそれを気にも留めないし、
いつか君が死んでしまったら、僕はそれを気にも留めないと思う。
あなたはの弱さを認めたいと思う。
そしてその寛容さは諦めの大きさと同じだ。
僕が軽蔑したが僕から逃げていって、いつか僕は一人になってしまうだろう。
僕が認めることのできなかった弱さは、いつか僕を一人にしてしまうだろう。
OK
君がひとりのとき、僕は一人だ。
君が絶望したとき、僕は君と同じように絶望してる。
他人の弱さを理解していても僕はそれを軽蔑することがないような人間になりたい。
僕をつまみ出したクラブの店員が客に手を出していた欺瞞を許したいと思う。(そしてその店員の彼女が実際は彼を”愛して”はいないということも)
僕が世界に何かすばらしい、これ以上はないくらいの希望やささやきや情熱や、そう、愛情や、同情は、まぎれもないほどのそれら全てを求めたときに応えが聞こえないとしても、僕はあなたをうまく(そう、あなたの弱ささえ護ることができるように)愛することができれば、嘲笑や失望や軽蔑のない場所で君を愛することができたらと思う。
僕は今涙を流していない。
文章を書くときに涙を流すとそれを書くことができない。
この文章を書き終わったあと、僕は涙を流すことがわかっている。
僕は一人で生きていこうと思う。
さようなら
書くことについて(仮) 35/100
2008年8月6日 コミューンと記録メモと書くこと彼女の姿には人に発見させる才能があった。電車の中吊り広告で、新人賞と雑誌の表紙の横に、超然と写る姿は、その写真を見る人も、写真を撮るひとも、誰も寄せ付けないような超然としている様子があった。彼女は小説家で美しく、そしてたぶん小説の才能があったんだと思う。僕は年に一度本を読むくらいで、彼女の名前を知ったのはそれが最初だった。会社につくと、僕はパソコンでその文芸誌のタイトルを検索して、それから彼女の名前をもういちど確認して、検索欄に打ち込んだ『のどか』。古風だけれど、新鮮な名前だ。彼女のwebサイトは斬新なデザインで模型のような立方体にそれぞれ、抽象的な絵柄が描いてあって、どうみてもそれは文芸的なんてものではなくて、どちらかといえば、前衛的な建築家が大金をはたいて作った建築事務所のサイトといった風だった。載っていた。プロフィールをひとつひとつ読んでいく。朝のミーティングの時間まではまだ少しある。年齢:27才、血液型:AB型、出身地:金沢、などなど。プロフィールの横に写った写真は、髪を綺麗に頭の上でまとめた写真で黒い綺麗なゴルファーの着る服にも似たドレスを着ていた。とてもよく似合っていた。17才のときから小説を描き始めて、20才、大学生のときにヨーロッパに留学して、ドイツ語とフランス語を学び、24才のとき、大学を卒業。両親は共に貿易業と不動産の自営業、ふむふむ。前の席の友人が出社してきた。うんざりするような1日の始まりだ。午前中営業先で仕事を終えて、午後はいつもいるカフェに座って、PCで飲料水について調べ始めた。ともかく、僕に必要なのは文学ではなく、うんざりするような将来を防ぐ手立てだった。四角い囲いに覆われた場所で人生を終えるなんて耐えられない。僕は店に入る前に買った彼女の小説をめくった。「彼女は17才で恋をしていた。」17才、恋、そしてそして?小説を読み終えた頃に、電話がかかってきた。仕事そして、仕事。僕は17才でもないし、恋もしてはいない。会社に一度戻って、それから家に帰った。電車の中で小説の続きを読み終えた。僕は家でPCを開いて、それから三ヶ月ぶりにきまぐれで開いたブログにログインした。***************************最後に恋したときのことを思い出している。ずいぶん、昔の話のように思える。むかしむかしあるところ、何の変哲もないサラリーマンの若者がおりました。彼はお下がりの靴から買い替えるために靴屋に行き、そして、その靴屋の店員の女の子に恋をしてしまいました。そんな風に誰かに恋をしたのがあまりにも久しぶりだったので、彼は自分の予算を遥かに超える革靴を購入してしまいました。靴を試着したときに、その綺麗な女の子の左手の薬指に指輪があることも見えてしまいました。***************************ここまで書いて、物書きの才能がないことに気付いてうんざりして、やけになって文章をそのまま投稿した。冷蔵庫の中で冷えているビールの缶を開けて、それを飲みながらテレビを見て、気付いた時には眠っていた。夢を毎晩見るようになったのは、その日からだ。朝起きて、目覚ましを止めて、顔を洗って、髭をそって、パンを焼いて、食べて、歯を磨いて、スーツに着替えて、家の戸締まりとガスの栓を確認して、家を出た。嫌気の指すような毎日だったけれど、それでもいつかそこから抜け出すことができるかもしれない、という微かな期待に縋り付いて、正気になったらその途端に狂ってしまいそうな毎日をやりすごしていた。いつもの駅、時刻、車両に乗ると、向かいに座った女性と目があった。彼女はその場所や、時間帯に明らかに相応しくない身なりや雰囲気を汁が出るんじゃないかと思うほど全身から発揮していた。すぐに電車は込み始めて、僕は’のどか’について考えて、美しい女だけが住む世界について思いや考えを巡らした。彼女達は何の苦労もなく生活をし、そこには満員電車も退屈なルーチンワークもない、自分を疑ったり、ちっぽけな自尊心のために嘘みたな態度で自意識を守らなくてもいい、そういう世界に過ごしている牧歌的な、そう、のどかな生き物達のような国。幸か不幸か電車は決定的なアクシデントに恵まれず、時間通りに目的地に着いた。くそ。うんざりだ。ともかく、1日が始まった。彼女は先週そろえたばかりの椅子に座って、真っ白なノートパソコンを膝の上に載せて、自分の秘密やどうしても社会的に問題が出そうな言葉の吐き出し口を探していた。名前を検索欄に入力して、それから、彼女は自分自身の分身を読み込んだ人達の文章を読み始めた。どうしようもない、どうにもならないような、言葉言葉言葉言葉。彼女の書いた小説のタイトルを入力して、そして種々のブログサービスに埋め込まれた彼女の言葉の種を見回し始めた。とにかく、退屈だった。もうどうしようもないところだと彼女は考えていた。「どいつもこいつも、うんざりする。」と自分の小説を読んだ人達の反応を眺めながら彼女は思った。自分を見つけてほしいと思いながら、絶対に誰にも自分の存在を知られたくなかった。こういうのをなんていうのか、思い出そうとした。横文字で、「あーあーあーあー、」と声を出しているところを、後ろから恐ろしく大きい男がやってきて、「あー?」と尋ねてきた。男の腕のなかには繊細な目をした幼い女の子が抱かれていた。「あー、アンビバレント。アンビバレントよ!」「あー、うん。」と言って、彼女の横に腰を降ろして効いた「ブログ、面白いのあるよ。」と言って、ぱちぱちとその名前を打ち込んで見つかった。
仕事が始まる前に、自分の席に座って、物語の続きを考えていた。やっぱり、大衆に同情的な小説かな、なんて、思いながら、休日出勤で、うんざりしていると、電話の受付のランプが光ってなり出した。土曜なのに。落ち着き払おうとしてる緊急の声色で、会社のややこしいやり取りをして、それから、女性を客間に呼ぶと、それが毎朝出会う女性だと気付いた。彼女は毎朝の電車で僕の乗ったときにはいつも眠っていたので、彼女は僕のことを知らなかった。とにかく、色々なやりとりをしているうちに、僕は彼女のことをもっと知りたいと思った、が、小説のようにスムーズに進むわけでもなく、そして彼女は帰っていった。僕は自分の席に座って、のどかのサイトに乗っていたインタビューの文章を流し読みしはじめた。その中で彼女は「小説とは起こりえたかもしれない小説的な物事を書くことです。」と語っていた。そして、僕は考えた。起こりえたはずのこと。さっきの女性のこと。
仕事が始まる前に、自分の席に座って、物語の続きを考えていた。やっぱり、大衆に同情的な小説かな、なんて、思いながら、休日出勤で、うんざりしていると、電話の受付のランプが光ってなり出した。土曜なのに。落ち着き払おうとしてる緊急の声色で、会社のややこしいやり取りをして、それから、女性を客間に呼ぶと、それが毎朝出会う女性だと気付いた。彼女は毎朝の電車で僕の乗ったときにはいつも眠っていたので、彼女は僕のことを知らなかった。とにかく、色々なやりとりをしているうちに、僕は彼女のことをもっと知りたいと思った、が、小説のようにスムーズに進むわけでもなく、そして彼女は帰っていった。僕は自分の席に座って、のどかのサイトに乗っていたインタビューの文章を流し読みしはじめた。その中で彼女は「小説とは起こりえたかもしれない小説的な物事を書くことです。」と語っていた。そして、僕は考えた。起こりえたはずのこと。さっきの女性のこと。
原宿に12時集合なのに、俺だけ優雅に40分遅れて集合。なじられる。
カフェる前にユニクロのTシャツ売ってるとこで鉄コン筋クリートのイタチとクロが描かれた黒いTシャツを買った。1500円、俺にはうってつけだ。
http://ut.uniqlo.com/
cafe liberteに入ってランチプレートみたいな何かを食す。
彼女達が異常に水飲んでた。
http://winter-cherie.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/liberte_1.jpg
食後、15時過ぎ、いしださんの学校、文学服飾なんとかに行く。
原宿で古着屋に立ち寄ったり、読者モデルしか雇わないカフェを覗いたり、途中でショートカットの女の子をうらやましがるめめちゃん。曰く「ショートカットが似合うのは美人だけだ」。
http://farm4.static.flickr.com/3093/2319424397_f581d5e6cd_m.jpg
文化服飾なんとかの20階で、絵を書いたり、雑誌を読んだり、写真を撮ったり、途中で眠くなった僕は椅子を二つに繋いで寝た。たぶん1時間くらい寝た。寝るのが定型化か。
http://www.bunka-fc.ac.jp/index.html
山本寛斎みたいな格好した人達ばかりかと思ったが、わりと普通の服装、挙動をする連中だった、かの学校の生徒は。
http://www.kansai-inc.co.jp/ky/profile/index.html
帰りスープストックで3人でご飯食べた。
http://www.soup-stock-tokyo.com/
映画を3本借りて帰った。
17才のカルテ、ゴーストワールド、アメリカンビューティー。
http://www.sonypictures.jp/archive/movie/karte17/
http://gw.asmik-ace.co.jp/
http://www.imdb.com/title/tt0169547/
カフェる前にユニクロのTシャツ売ってるとこで鉄コン筋クリートのイタチとクロが描かれた黒いTシャツを買った。1500円、俺にはうってつけだ。
http://ut.uniqlo.com/
cafe liberteに入ってランチプレートみたいな何かを食す。
彼女達が異常に水飲んでた。
http://winter-cherie.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/liberte_1.jpg
食後、15時過ぎ、いしださんの学校、文学服飾なんとかに行く。
原宿で古着屋に立ち寄ったり、読者モデルしか雇わないカフェを覗いたり、途中でショートカットの女の子をうらやましがるめめちゃん。曰く「ショートカットが似合うのは美人だけだ」。
http://farm4.static.flickr.com/3093/2319424397_f581d5e6cd_m.jpg
文化服飾なんとかの20階で、絵を書いたり、雑誌を読んだり、写真を撮ったり、途中で眠くなった僕は椅子を二つに繋いで寝た。たぶん1時間くらい寝た。寝るのが定型化か。
http://www.bunka-fc.ac.jp/index.html
山本寛斎みたいな格好した人達ばかりかと思ったが、わりと普通の服装、挙動をする連中だった、かの学校の生徒は。
http://www.kansai-inc.co.jp/ky/profile/index.html
帰りスープストックで3人でご飯食べた。
http://www.soup-stock-tokyo.com/
映画を3本借りて帰った。
17才のカルテ、ゴーストワールド、アメリカンビューティー。
http://www.sonypictures.jp/archive/movie/karte17/
http://gw.asmik-ace.co.jp/
http://www.imdb.com/title/tt0169547/
書くことについて(仮) 34/100
2008年8月4日 コミューンと記録メモと書くこと夜の1時半、六本木に僕はいる。自分の存在が錨から離れて浮き上がってしまいそうな気持ちになることがある。あなたがいなくなったらどうしようとおもうことがある。あなたがいなくなったらどうしようとおもうことがある。あなたがいなくなったら、あなたがいなくなったら、あなたが、この文章は死んでしまう。私はこの文章だ。もうここにはいない。が、あなたがこれを読むとき私は存在する。そこで命を得ることができる。さぁさぁ、私を読んでください.わたしはあなたのものです。1.人は死んでしまうとどうなるんだろう。2.文章は読まれなくなるとどうなるんだろう。3.こんなことは考えていたくはない。私はここから離れる。文章を書くことは、自分の型を取ってそれを読むことで、型の中身を注入することみたいだ。あなたはいまこの文章を読んでいる。"これは存在している"夜は死に似ている。眠りは死に似ている。夜は興奮を与えてくれる。夜は不安を与えてくれる。暗い話はやめよう。夜の話なんてやめにしよう。僕はそれでもやめることができない。これをやめることができない。もっともっと明るい場所の話をしたいのに。僕は電話をかける。この番号にはきっと繋がらないだろう。発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音発信音。電話は繋がらない。これは死に似ている。僕は誰かを呼ぶけれど、応答はない。僕は家を出て一人で暮らしていたときのことを思い出している。そこは狭苦しいビルの最上階にあって、隣は空き室で、空き室のさらに隣にはカナダ人のアメリカンコミックライターが住んでいた。彼は太っていて禿げていてアルコール中毒だった。東京には知り合いはいなくて、僕は坊主刈りで、何もかもを怖れていて、そしてただただ、毎日孤独に晒されていた。誰か僕のそばにいてほしかった。ただ、ひどく孤独だった。毎日身体を丸めて、ただひっそりと心の中に冷たい水が流れていくのを感じていた。誰もいない小さな部屋でさらされていた。もし、これを読んでいるあなたがそういう場所にいるとしたら、何の気休めにならないだろうけれど、僕はあなたにそばにいたいと思う。あなたの孤独に同情したい。とてもとても大きな同情を。夜2時過ぎ。今、僕は過去の自分がいる部屋のことや、そのときの自分のことを思い出している。
どれだけ孤独だったのか、もうそれは離れていて想像できないことになってしまった。僕はもうあの時ほど孤独ではない。でもいつか僕はまた孤独になるかもしれない。怖れている。あれは確かに死に似ていた。夜遅くなると、僕は理由もなく涙を流した。何かが突き刺さって、僕は自分がちっぽけなんだと理解した。一人で、たった一人で僕は夜に涙を流し、小さくなって眠った。けれど、もう僕はあのころの僕ではない。孤独が理由で実家に戻った話をしたことがある。その女の子は「私が今まで会ったなかで一番寂しがりだし、これから会う中でもたぶんずっと一番だと思う。....だって寂しくて帰っちゃうなんて聞いたことないよ。」でも、僕はそんなの信じられなかった。それは嘘だと思った。でも、もしかしたら、そうなのかもしれない。致命的な孤独を抱えてるのは僕だけなのかもしれない。誰かがそばに居てくれないとどうにかなってしまいそうになるのは。これを読んでいるあなたのことを考えている。君のことを。
どれだけ孤独だったのか、もうそれは離れていて想像できないことになってしまった。僕はもうあの時ほど孤独ではない。でもいつか僕はまた孤独になるかもしれない。怖れている。あれは確かに死に似ていた。夜遅くなると、僕は理由もなく涙を流した。何かが突き刺さって、僕は自分がちっぽけなんだと理解した。一人で、たった一人で僕は夜に涙を流し、小さくなって眠った。けれど、もう僕はあのころの僕ではない。孤独が理由で実家に戻った話をしたことがある。その女の子は「私が今まで会ったなかで一番寂しがりだし、これから会う中でもたぶんずっと一番だと思う。....だって寂しくて帰っちゃうなんて聞いたことないよ。」でも、僕はそんなの信じられなかった。それは嘘だと思った。でも、もしかしたら、そうなのかもしれない。致命的な孤独を抱えてるのは僕だけなのかもしれない。誰かがそばに居てくれないとどうにかなってしまいそうになるのは。これを読んでいるあなたのことを考えている。君のことを。